2025.07.21. つれづれ
ライカこそ散光源で引伸ばさねばならぬ。⑨
ローライも散光源で引伸ばさねばならぬ。②
― 6×7サイズまでをカバーするLEDの散光源のひとまずの完成 ―
当初は3連休のつもりだったのだが、土曜日は仕事になってしまって 結局 続きのまとめ作業を始めたのは 日曜日になってからだった。
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2SC1815も製造元などによって 仕様が異なっているかもしれませんが、一応 1個当たり150mA位までは流せそうだったので、Arduinoからの信号を受け取ってドライブする為の回路として組込んでいきます。本来はフルカラーLEDは3色構成なので 3個つければ十分に思われるかもしれませんが、上記の様に 1個当たりの負担を150mA未満とする為に 1色当たり わざわざ2系統としているのです。 |
今回はLEDの数も前回と比べて3倍程になっているので(35個→108個)、その為のドライブ回路は 前回と同じ…という訳にはいくまいと思っていたのだが(Arduinoで点灯制御するのだから ArduinoのPINとは接続されていなけばならない)、自分の性分からして 兎に角 早く試してみたくて 何か方法は無いかとチョッと考えていたのだけれど、たまたま 前回の奴の点灯試験を 眩しく無い様に 3.3Vに抑えて点灯していた事を思い出して、今回 一時的にテストする為に使用するのであれば 3.3Vに落とせば 取敢えず前回と同じ2SC1815で何とか負担出来そうな事が判ったので 今回はマズはその線で試してみる事に…。
こちらは 上の写真の裏側。作りっ放しになっていた一列ごとの終端を 色ごとに纏めていきます。もう 電子回路というより すずメッキ線で あやとりか刺繍でもやっている気分…。
でも、こうやって周囲を繋げて固めると思ったよりしっかりして 手でチョッと押した位では歪まなくなります。この作業をするまでは 正直ぐにゃぐにゃしていますが…。
これ位のサイズだと やっていて途中で嫌気がさしてくる時もあるのですが、この作業で廻りが閉じられてくると 自分の気持ちも何故か落ち着いた感じになってきます。ひとまずの完成はもうすぐです。
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トランジスタが6つ付いているのが 判りますか? もう片方の島はそのままにしてあるので やがてMOSFETでの正式なドライブ回路はこちらに組込もうと思います。 |
計算上は 定格をオーバーしていない事は判っているのですが、それでも 不安なので 1ラインづつ接続させて確認しながら 次に進みます。もちろん これは3.3Vで点灯させていますが、5Vも3.3Vもどちらも眩しくてジッと直視するのは危険なので あまり明るさの差を感じる程 見比べた事はありません。
一応、一つのトランジスタでこれだけを負担しているという訳です。
緑の点灯がすんで 青を片方点灯させたところ…大丈夫みたいです。
その後 全て点灯させましたが、 計算上では 全部で合計300mA程(LEDのみ)でしたので、ArduinoをUSBケーブルでパソコンに繋いで バスパワーで点灯させても 問題ありませんでした。
これが、5V点灯ですと1.4A程になりますので ArduinoはPWMによるスイッチングの信号を送るだけで LEDをドライブする電力の供給も 別な回路を用意しなければなりません。
まだまだ かなり先の話になりそうですが、本当は デジタルタイマー的な機能は 頑張ってArduinoの中に盛り込みたいのですが(勿論 値を入力したり 表示する装置が必用ですが… 本当は 今ではこういう事に長けた人は この部分に関してはスマートフォンでアプリを作って そこから Wi-FiでArduinoに指令を送るようです。自分には夢のまた夢の様な話です。)
自分なぞは 製作している時に 無計画で行き当たりばったりで部品を付けているので、たとえば 上の写真の様に Arduinoの接続ピンの配列と 自分の散光源ユニットの接続ポートの配列には全然規則性が有りません。ポートの部品の表記も無視して作っているので 本当にてんでばらばらです。
後で接続し直す時に 判らなくなってしまわない様に こうやって接続状況を メモ代わりに写真に撮っておきます。そういう意味ではスマートフォンが出来て 自分の様なオッサンにも便利な世の中になったものです。
組込む筐体は基本的には以前と同じ考え方で 前回とはサイズ違いの やはり排水管の継手を利用した代物。
LEDの製作の方が 実質一月弱掛かったので その間にコチラは準備出来ていたのです。
乳白のアクリル板の上に スライスした排水管を載せて そのチリ(塩ビの厚み)にLEDの基板が載るようになっています。
スライスした排水管は(よく見ないと判りませんが 12時の位置に)切れ目を入れて有って それが緩みとなり 中に嵌め込んだり 外したりが容易に出来る様になっています。ぶっちゃけ 中間リングやエクステンションチューブのつもりで 様々な排水管をカットした物を用意すれば 幾重にもして様々な径を作り出す事が出来ます。
ケースに収めて(今のところ 下しかないが…)点灯させた様子。
継手部品を 中央チリの片側の処まで切詰めて 細かいサンドペーパーで均して仕上げてあります。其処に 残したチリに掛かるサイズの 乳白のアクリル板を落とし込んであります。
上の排水管の継手部品の片割れが有ったので focomatⅡcのコンデンサーの収まったバケツの縁に 恐る恐る載せてみると 何と!ギリギリではあるが コンデンサーレンズを傷めずに 収まるではありませんか! focomatにするかベセラーにするか 悩んでいましたが コレなら取敢えずfocomatⅡcの方から試してみる事に…。
取敢えず今回はこんな感じで行こうと思います。
ここまで 読んで下さった方には 突然悲しいお知らせなのですが、この段階までは月曜(祝日)の日暮前には出来ていたのですが、結局 その日は夕食を摂ったあとは気乗りせず 何もやらずじまい…。明けて(一旦寝て)翌朝も 何もせずじまい…
その試用結果についてのレポートは もう少しだけ時間を下され…。
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