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2024年7月22日月曜日

2024.07.22. つれづれ

 2024.07.22. つれづれ

 RCペーパーを切らしているので ここの処 撮りためていたフィルムの現像も行っている。

 何でか解らないが 人物を撮り それと並行して 建物を撮る時 どうしてもフィルムの現像は 人物撮りの物から優先してしまう。

 その後 続けて人物を撮っていると 結果的に建物を撮ったフィルムの現像は どんどん後へ後へと 先延ばしにされていく。

 気付けば もう梅雨明け… 

 人って感情があるぢゃないですか、だから早く現像して その人の一瞬の表情にでた感情を 読み取りたい願望が湧くのだけれど 建築撮ってもそういう事って無いからなぁ…

 逆に 現像はされて無いけど もうフィルムの中に結果出てんじゃん…それはもう変えらん無いじゃん…と思っちゃう。

 音楽やドラマやドキュメンタリーを観て泣く事はあっても、建築に感動して泣く事はないからね…泣く一歩手前まで行く事はあっても それは その企みといい執念といい業といい 結局は作った人の想いに感動している(ちょっとあきれている)から…

 そんなこんなで 今朝現像したフィルムは 今年の3月に撮ったものです。



フィルムはILFORDのFP4+、現像液は SUPR HRXです。
水温がだいぶ上がっていますが、水洗はあまり拘らず そのままの温度で
処理しました。本当は 水温の高い時期に あまりやらない方が
良いのかもしれませんが、これ以上 放ったらかしても 仕方が有りません。



















 前から そうなのだけれど、建物を写真に撮って 撮影済みのフィルムが溜まって来ると うんざりしてしまう事が有る。12,3年前は まだフィルムが安かったので 1日に10本とか普通に撮っていた。こんな小型のタンク現像では 日々精進しても とても追いつかない。

 自分が 10年程前を最後に一度写真から離れてしまった事の一因に こういった無理が皺寄せになってストレスとして重くのし掛かっていた事が挙げられると思う。

 もし 今後こういった状況に陥りそうになったら ステンレスの小型タンク以外での現像も 視野に入れなければならないと思う。

 それでも この期に及んで 今年の夏の自由研究はどうしようかと思っている。

 幾つか観ておきたい建物があるのだけれど 、近頃の夏の暑さは異常だし 自分も若くはないので 無理はしない様に心掛けようと思う。



ILFOSTOPとADOSTOP ECO
同じ(1+19)の希釈 クエン酸を用いた停止液
昔の自分の感覚でいくと 暗室作業は 酢酸臭いイメージなのだが
停止液をクエン酸タイプにするだけで だいぶ酢酸臭を低減できる。
自分は酸性迅速定着液で定着しているので 全く酢酸臭が無くなるわけでは
無いのだが…



















 ILFORDのILFOSTOPを停止液として常用しているが 丁度使い切ってしまったので フィルムと一緒に買ってあった ADOXのADOSTOP ECOを 使い始める事に…

 カメラは兎も角(別枠)として フィルムや薬品の類は その都度 小遣いの中から ネット通販で購入しているので そんなに あれもこれもと思いついた様に何度も注文するわけにもいかないので フィルムの必要な時は ついでに無くなりそうな薬品も… 薬品を買う時は どうせ使うのだから ついでにフィルムも…という感じになっている。

 自分は ここ最近は ヨドとSilversaltさんを利用しているが 昨今の日本のフィルム事情においても いろいろ揃えていただけているのは 本当に有難い事だと思う。

 本当は KODAKのTMAXにTMAX Developerの組合せも かつて愛好していた自分としては 選択肢の一つとして残っていて欲しかったけど 個人輸入というのも気が引けるし 価格的にも 自分にとっては遠い存在になってしまった…。

 ブローニーの400TXの リールに巻くときに 恐ろしくぺらぺらなので 細心の注意を払ったのも 今振りかえると懐かしいな…

 ともあれ 選択肢の有るのは良い事だ。



これは903SWCだけれど フィルムのセット時にスタートマークの位置合わせが
マズかったのだろうか? 最終コマが フィルムのこんなに端に来てしまった。


























 段階露光したコマが幾つか有った。今更何のチェック?と云われそうだが 比較の為に撮った様だ…(もう すっかり本人は忘れているが…)。

 カメラの撮り味(ホールド感、シャッターなどの操作感)が そうさせるのか 903SWCでは其処まででは無いが、Mamiya7で手持ちで撮っているとチャカチャカ撮れてしまうので 10コマなど すぐに終わってしまう。そんなこんなで 撮影済のロールフィルムが増えていく…。

 どのみち プリントは来月以降になりそうだ…。




2024年4月19日金曜日

2024.04.14. つれづれ

 記事のタイトルからは中身が何も読み取れないですが 取敢えず先日の続きを…


 今から2年チョッと前 ひょんな事から 写真を再開しました。それ迄の5年位の間は

全くやっていなかったのですが…

(デジタルで竣工写真を依頼してくれた奇特な方は数名いらっしゃいましたが…)

 取敢えず何処かに出掛けて 三脚構えて建物を…という感じでもなかったので

 取敢えず人物、取敢えずオンボロローライ、取敢えず使わず放ったらかしになっている

フィルムが結構有ったなぁ…という感じで 年末年始に掛けて撮影 現像をしてみました。

 オンボロローライの操作方法 すっかり忘れていましたが 使用方法が記載されている

本を観て少しずつ思い出しました。

 流石に現像薬品は新たに購入しました。当時は 辛うじてまだKODAKの製品が扱われて

いましたので フィルム現像はXTOLで行いました。



以前 写真をプリントしていた頃は ほとんどFB紙
RC紙は たまたま興味本位で ILFOSPEEDの2号紙を買っていて
まだ結構余っていたので使っていたが すぐに底をついたのでした




 10年前バカみたいに消費していた頃とは違い感材の値段もかなり上がっていたので 

印画紙は過去に購入して残っていたモノを使用。

上の写真の ILFORDの2号のRC紙 結構気に入っていたのですが すぐに底をついて

しまいました。

 自分は元々 過現像気味の濃いネガで どちらかと言うと古いカメラが多いのですが 

大抵のモノは この2号紙で焼けていました。

  病み上がり…ではないけれど ならし運転よろしく 過去に自分が撮ったもので 

かつてはサービス判でしか観た事が無かったものも焼いたりしていました。

 かつてそこら辺にあった普通のDPに モノクロ現像を出すと 大抵は自家処理ではなく

外注に廻されて仕上がって来て 確かに値段も安いですが 肉乗りのない うっすいネガに

仕上がって来ました。

 そういうのは 2号では寝むい感じのプリントになってしまう事があります。



この写真は二十歳になった頃に撮ったもの。
勿論この頃は 現像もプリントも DPに出していましたが
まさかこうやって自分でプリントする事になるとは…































 
 大学生の頃 二十歳前 アルバイトもろくにせず 夜な夜な高瀬さんの撮った GAの安藤さんの作品集をしげしげと眺めては まとまった休日になると都内の安藤建築をカメラに収めに廻りました。

 正直 自分のモノクロ写真やレンズの描写を見る目は 最初はそこで養われていったのだと思います。取敢えず一眼レフ用のシフトレンズを購入し、シャープカットフィルターも内蔵されていたので 自分も見よう見まねで モノクロ写真を撮るようになりました。

 普段はTMAX-400で撮っていましたが 上の写真 何故かネオパンSかFで撮ってるんだよね。取敢えず少しでも精細なネガを残そうとしたのかな…

 当時はテクニドールとか知りませんでした。高校生の時 天体写真をやっていたから水素増感TP2415は使っていたけど…

 一応 やがては自分も暗室作業…と思っていたのでしょうか。 この頃の経済力ではバカバカ撮ってフィルムは現像出来ても とても全て同時プリントしてもらうほど お金は無かったから…確か白黒は 全て手焼きで サービス判でも 一枚80〜100円位 取られたんじゃ無いかなぁ…

大学のレポートや課題の模型写真はカラーで撮りましたが こういう自分の為だけの写真は 何故かモノクロで撮っていました。

 模型写真といえば 自分のゼミの教授ではありませんでしたが かつて二川さんに修士の卒業制作か何かの模型写真を撮って貰ったことがあるという方がおられました。
 その方ひとりの一作品…という感じではなかったようですが かなりの金額だったようです。

 二川さんの写真も好きですが 高瀬さんや上田さんの写真も大好きでした。

 


ILFORDのマルチグレードフィルターポケットを
引き伸ばしレンズの下に取付けたところ


























2号の印画紙でどうにもならないと上の写真の様にレンズの下に多階調フィルターを付けて
マルチグレード紙で焼いていました。

 以前 写真をアホみたいにプリントしていた頃から感じていた事だけど 多階調フィルターを
レンズ下に取付るのって 像が甘くなるね…。正直 6×6を 8×10位に引き伸ばしている
位では自分も感ずる事が無かったのだけれど、11×14に伸ばした途端に気になっちゃう。

 そのとき自分は 一つのフィルターだけで焼いたのだけれど 撮影時にシャープカットフィルターを常用して 尚且つスプリットグレードで 違う番手のフィルターを駆使して焼いている人の像はその分 甘くなっているんじゃないだろうか…

 まぁ そんなこんなで 取敢えず 試作のLED散光ユニット まずはfocomatⅡcに乗せて
みましたよ…



最初はfocomatⅡcにも載せてみたのだが…
チョッと大きすぎてカッコ悪いのだ



























 本当はfocomatⅡcの方にはコンデンサーレンズが収まっている上に5×7のフィルターを
差込むポケットがあるのだが、自分の機体は生憎そこは 球体のつまみが付いた
ドロアーの様な部品になっていなくて ただの塞ぎ板の様なモノが嵌っている。

 まぁ、いざとなったら ベニヤか厚紙のボードで代用して作れば良いのだけれど…

 自分は やった事ないのでよく判らないが あのペラペラのフィルター 電球の熱で
すぐ歪んでしまわないのでしょうか?

 そういう 精神衛生上的な意味で いまいちフィルター直差しに踏み切れないのです。
 
 自分は5×7の多階調フィルターなど持っていないので新たに購入せねばなりません。
 色々な物の値段が上がり 今の自分にとっては たかがフィルターセットといえども
不安材料があるのに ホイッと買うわけにはいかないのです。




最初に製作した方の LEDユニット
こちらはBLUEとGREENのLEDで出来ていて久々に使用したので
配線チェックを兼ねて GREENを点灯しているところ






























 上でこいつがfocomatⅡcに載ったところが不格好だっていったじゃないですか…
 無理もありません。もともとは 5×7をカバーする目的で造りはじめたものだから…

  ZONE Ⅵ引伸機に載せる事を想定してつくり始めたモノだからね…




続けて ベセラーの方にも載せてみた



























 まぁ それでベセラーの方にも載せてみよう!という事になったわけ。

 これは おそらく先程のブルー+グリーンの方の基盤を載せて 4×5のネガをセットして
テストしている処だけど ネガステージと光源と引き伸ばしレンズの距離の調整中という
事もあって 4×5サイズでは 四隅がケラれてしまっているのが判る。

 造りがアバウトすぎて 光線漏れてるって? これはまだ仮の姿。俺 ただでさえモノグサ
太郎だから…そんな細かいことに最初から拘っていたら 何にも始められないよ…



focomatⅡcのコンデンサーレンズ
この機会に 綺麗に掃除したところ 滅多に点検しないから…
幾ら自分がズボラだからって こんなのその辺に放置しとけないでしょ!





























結局こんな感じに落ち着いた。あとから判ったのだが、これでも塩ビ管が長い(高い)です。もっと 薄く作らないと。



























focomatⅡcに150φの塩ビ管の継手を載せたところ




























今いち 光源とネガステージの距離感がつかめないので
塩ビ管をいくつかの長さにスライスしているところ




























 今回は取敢えず 手前から3番目の 中に継手部品としての ちりが残っている奴を
使用しています。




ベセラーの方にも仮に150φの塩ビ管の継手を載せたところ

























 どちらにしろ150Φの継手がピッタリみたい…

 ちょっと 長くなってきたので 続きは後日…










2014年1月9日木曜日

散光式と集散光式 (その2)


 新しい年が明けた…。

 ただ、年末年始の連休中も 写真に関する事は 何もしなかった。(せめて 何処へも出掛けなかったので、年越しでプリント作業でもしてみれば良かったな…)

 今は 仕事の方が バタバタしていて 気持ちが落ち着かないと云う事も有るけれど、何か 暗室作業をする気に無れない。

 冬という季節の問題も有る。

 僕の家は古い木造の家で 夜中に 暖房を入れて ぬるま湯を貼った大きなバットに更に入れ子状に それより小さな現像液を貼ったバットを浮かべて(実際は ぬるま湯を貼ったバットより 現像液を深く貼って バットごと浮かんでしまわない様にするが…) 時間の経過と共に時々 挿し湯して 液温を20℃以上に保ちながら作業する。春〜秋と勝手が違って そういった段取りを踏まなければならないのを想像しただけで 気が滅入ってしまうのだ。

 ただ、最近古い写真関連の雑誌の記事の とある方の話として チョッと気になる記述を見つけた。

 夏は 気温の関係で、液温が高くなり 黒の締まりが悪くなるので 気を付けなければならないと云うのだ。(もう 細かい事は忘れてしまったが、その方は夏場のプリントは あまりやらない様な事も云っていたかも…)

 自分は 液温が20℃以上にする事には 心を砕いていたが、ゼラチンが緩んだりするようでなければ 液温が或る程度 高くなっても問題無いと考えていたので この話は少し以外だった。

 本当にそうならば 改めなければならないので、もう少し調べたり 実際に演って見比べてみる必要が有りそうだ。

 実際のところ、昨年は あれこれやってみたが どうも自分が求めている様な描写に出会えない…と云うのが モチベーションを下げている要因だ。

 それでも 春をむかえる迄には なんとか始動して また あれこれ試していきたいと思っている。



 そこで、その前に 去年自分が感じたことを振りかえり チョッと整理しておこう。







 去年 自分は 自らの所有するものとしては 散光式の最初の1台となる ZONE Ⅵ引伸機を 再生して 4×5で撮った写真をプリントしてきた。

 結局、あまり満足するようなプリントを製作出来なかったが、 一年の写真生活の中で 敢えて「自分が求めている様な描写」に一番近いと思うモノを選べ…と云われたら 真っ先に思い浮かぶのは上の写真(テストピース)だ。

 この写真は これをプリントした当時 何らかの記事にして このBlogに載せていると思う。

 しっかりとした記録を採って無くて このプリントを作成した時の情報が残っていないので ハッキリ憶えていないのだけれど、GW前後に 確か最初の 緑と青のハイブリッドのLED散光ヘッドを拵えて 緑と青の光をミックスして焼いたのだけれど、あまりにも眠い画にしかならないので、青のLEDの光だけにして焼いたものだったと記憶している。(少しでも眠い画を黒くしようと プリント現像液として使用している KodakのPolymaxTも若干 希釈率を下げ 濃くして使っていたかもしれない)

 当時の事をハッキリ憶えていないと 先程 書いたけれども、これでも もちろん若干眠い印画なのだけれど このテストピースの描写やトーンが我ながら 美しいと感じたので、何度も手にとって しげしげと観ていた記憶だけは残っているのだ。

 この写真、これが散光式の特徴だと思うのだけれど、多宝塔の庇の陰の下 陽の当たっている部分は、廻りの部分の影響からか 若干 濃度が載っていて(この部分に関しては 純白でも構わないが僅かにグレー掛かっている) 集散光式のfocomatで焼いていたものと比べると眠くて力強い感じでは無いのだけれど、控え目な分、落ち着いた 非常にリアルに輝きを感じさせるようなプリントには なっていると思う。多宝塔の黒く煤けた木の質感、切石の基壇の質感、上部の組物の一見漆黒と思われる中にも 良く観ると僅かながらに 階調が感じられる。そして 引伸し倍率としては そんなに高くないという事はあるが、非常に細かく繊細に写っており、とてもシャープだ。

 このプリントを作った頃から 薄々感じていたけれど、一般に巷では 散光式の引伸機で焼いたプリントはトーンが豊富で軟らかい…と云われるが、少し違う様な気がする。







 この後、更に硬調に焼けるようにするために 青のLEDよりも短い波長の光を生み出す 近紫外線域のLEDを付けた 青と紫のハイブリッドの照明を作ったが、濃く焼ける様にはなったのだけれど 何か違う。

 確かに 日向から日陰まで プリント出来ているのだけれど、覆い焼きなどを駆使して(自分が撮っている被写体(古建築)では 未だ自分の撮影技術、現像技術が未熟で有る事もあるかも知れないが ストレートに焼いて良いプリントが出来るネガなど無い) 局所的に辻褄が合っているのだけれど、全体としての 統一感に掛け ちぐはぐな印象を受ける。

 どうもfocomatで焼付けしていた頃の コレで良いやん! という風な感じにはならないのだ。








 上の写真も記録を採って無くて  ウロ憶え程度にしか記憶に残っていないのだけれど、近紫外線のLEDオンリーか もしかしたら少々 青いLEDの光も加えて 焼付けしたプリント。

 それまでの光では 濃度の高いプリントが出来なかったのに、近紫外線域の光で焼付けると あっさり真っ黒いプリントが出来て 拍子抜けしてしまった事を憶えている。

 ただ、シャドーの部分は ベッタリしていて、まだ水に浸かっていたプリントを引き揚げて スポンジで 軽く表面を拭った時の黒い艶が何とも云えず iPhoneの写真に収めていたのだった。(決して この黒さが自分の好みだと言っているのでは無い。)


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   …と、先日ココまで記述していて、そもそも前々から解ってはいたのだけれど、自分は 散光式と集散光式という事と、今迄 focomatなどで使って来た光源(白熱電球)と冷光源(厳密には 陰極管とLEDの光を全く同じものと考える事は出来ないが、まぁ ここでは一旦 LED光源は 冷光源の括りに入れておこう)という事をごちゃ混ぜにして扱っているので さすがに このままの状態で 色々な事をして考察し アレコレ云ってみても 仕方が無いなぁ…と思うようになった。

   やはり、散光式と集散光式という事と 通常の光源(白熱電球)と冷光源(陰極管とLED)という事は 分けて考えねばならない。

   その為には、4×5のフォーマットを伸ばせるコンデンサータイプの引伸し機を 手に入れるのも 近道で それはそれで一つの手だが 少し経済的にも設置スペース的にも苦しい…σ(^_^;)。

   そこで、今あるfocomatのヘッド部分を 換装出来る様に 自分で 集散光式のヘッドであったり LEDやもしくは場合によっては陰極管のヘッドを製作してみたら どうだろう…と 最近 頻繁に考えるようになった。

   ここの処 バタバタしていて すぐに…と云う訳にはいかないが 遅くとも春先くらい迄には思い腰を揚げて 取組んでみようと思っている。



関連する過去の記事 → 散光式と集散光式 
















 











2013年10月29日火曜日

2013.10.29. つれづれ


 日曜日 暗くなってからプリントもしたが、額装も 僅か1枚だけれど完成させていた。






 マットの余白の大きさは 正直まだよく解らないが、自宅の玄関の壁に掛けてみた処 少なくとも窮屈な感じはしなかったので 今回は コレでいこうと思っている。

 自分 プリントサイズにも依るが 余白は最低3インチは必要だと思っている。自分は 今回の様なプリントサイズでは それでも少ないと思っているので、それ以上のサイズの余白になる様に 既製品の額のサイズを選んだが、上の写真では 天地の余白は それぞれ 80mm、88mmとなっている。横方向が5インチ近くとれているので、上下が これより狭くなって来ると バランスが悪くなって来ると思う。






 上下の余白のサイズを足すと168mm。自分は 47〜48:52〜53位の割合で振り分けている事になる。

 上で挙げた余白の寸法は実際に見えている幅。実際は 額にマットが収まった段階で 額の見附(正面からの見え幅)に上下左右10mmずつ被って 隠れてしまうので 注意しなければならない。

 額縁にも 色々有って 色々な写真展を観て廻って 自分なりの好みが判って来た。(と云うか 自分なりの価値観念の様なモノが出来上がって来た)

 まず、今回位のサイズのプリントの場合 奥行き…と云うか 厚みは30mm以上は欲しい。25mm位の見込のモノも有るが 薄っぺらい感じしてしまう。


 


 そして 返しが付いている事。アルミ額縁自体の厚み(見込)がしっかり有るのに、返しがないと その部分のアルミ額縁の部材のつばの厚みを感じてしまい 薄っぺらく感じてしまう事が有るのだ。

 今回 自分が選んだ額縁の見附は11mm。本当は8〜9mm位の もう少しスマートなモノが欲しかったが、自分が買い求めようとしていた処では 見込が30mm以上で 返しの有るものは このタイプしかなかったので それに関しては目をつぶる事にした。





 





 







2013年9月14日土曜日

2013.09.14. プリント


 この3連休は プリント三昧のつもりでいるのだ…σ(^_^;)。

 といっても、自分は ちゃんとした暗室を持っている訳ではないので、夜中に襖を閉め切って作業するしかないのだけれど…。

 取り敢えず 土曜日(初日)の早朝…



 
 
 まず、ついこの間 現像したefke PL25 ORTをプリントしてみる。




 
 自作のLED光源ユニットは、光が印画紙の感光する帯域(波長)に絞られているし 取付られているLEDの数も多く非常に効率が良いのか ベース露光は5秒。

 もっとも、そこから更に だいぶ焼き込んでいくのだけれど…。

 テストピース1枚目は かなり露光オーバー。(ここの処は タイマーに付いているAEセンサーを活用してない…σ(^_^;))

 でも1枚目を観て 2枚目は それなりに 大きなプリントに臨める様な テストピースが出来た。






 ベース露光は5秒と書いたけれど、要はこの檜皮葺の一番見せたい部分の濃度をその位に抑えたいのだ。

 オルソフィルムで撮影しているので、軒付の檜皮の重なった部分は ネガには殆ど何も露光されていない。もちろんプリントでは真っ黒になるのだけれど、ベース露光の5秒に拘って その部分の黒の濃度が露光不足で浅くなってしまうと、他の部分を焼き込んでいっても 不自然なプリントになる。

 今回はベース露光は僅か5秒だが そこから うまく焼き込んでいけば、その部分の濃度も問題無い様だ。




 甚だ簡単ではあるが、テストピースから 大体どの様に焼き込んでいくか考え大まかな記録を録る。

 セーフライトの許でも しっかり読取れる様に 細いサインペンで ササッと一気に書く。

 本当は 施していく覆い焼きごとに コマを分けて描くべきだろうけど、描き終わったら即プリントに移るので、1コマの中に ごちゃごちゃと描き込んでしまっている。

 やっぱり あまり複雑だと後日このメモを見返して プリントをおこそうとしても訳が解らず 最初からやり直しになる事がよく有る…σ(^_^;)。






 背後の木立の印象が少し弱いかなぁ…と思って 更に濃度を上げたプリントを作ったが、少し濃い?。

 乾燥してみないと何とも言えないが…。

 でも、focomatで焼いていた頃に比べるとドライダウンそのものが ほとんど無いように思えるのだが、気のせいだろうか?。

  それでも、ハイライトの部分は じっくり時間をかけてジワジワと滲み出て来ると思う。





 iPhoneの写真はどうしても濃く写ってしまうな…。

 実物は こんなに黒く無いですよ…σ(^_^;)。



2013年9月10日火曜日

Maniya7のファインダー






 Mamiya7の43mmの外付けビューファインダーは 覗き込むと上の写真の様になっている。

 勿論、フレーミング出来るし 水準器が付いているので 或る程度正確にカメラを構える事が出来る。

 また、上の写真では少々判りにくいかも知れないが、絞り値を確認する事も出来る。






 そして もう一つ 本来意図された使い方では無いだろうけど 非常に役に立つなぁ…と思う事が有る。

 それは カメラが揺れ動いていないか細かく確認出来る事。

 また本来水平方向を確認する為に水平に付いているモノなのに ファインダーに組込まれていて 鏡に反射されて 上からで無くて 自然に水平方向に覗き込める様になっているので すこぶる見易いのだ。

 三脚に載って フィルムをまきあげ あとはシャッターを切るばかりのカメラを 傍らから目を凝らして見る。カメラは恐らく静止している。

 念の為、外付けファインダーを覗き込む。気泡は僅かながら ゆらゆらと揺れている。その揺れが減衰していって静止してから 静かにシャッターを切る。

 Mamiya7で外付けファインダーを取付けて写真を撮っているとこういう事がよくある。

 この事に気付いた時から 65mmや その他のレンズを使う時でも 外付けのビューファインダーは 必ずアクセサリーシューに載せて カメラの揺らぎが確実に収まるのを待ってからシャッターを切っている。

ただ、コレは 建築写真を撮る場合(絞るし感度100のフィルムを使う事が多いので シャッタースピードは遅くなる)の話だ。

 Mamiya7は スナップなどで 手でシャッターを切っても 使いこなせばブレにくいカメラだ。それは間違いない。









2013年9月2日月曜日

2013.09.02. つれづれ





 引き続き 11×14inchでのテストプリント

 現像液は Polymaxを希釈したものを 使い廻しているので、黒に締まりが無いのは ご容赦下さい。

 でも、まだ本番プリントの為のテストプリントの段階だし、去年 散々プリントしたので、ここから現像液をま新しくした時の  最大黒が得られた時の調子は 今の自分には 頭に思い描けると思っているので…。






 引伸機が散光式になって 幾分 集散光式の時より焼き易くなるのだろうか…と思っていたが、そんなコトは全く無かった…σ(^_^;)。

 集散光式(focomat)で 焼きにくかったネガ(絵柄)は 散光式になっても 焼きにくいネガだ。

 それらのネガは 集散光式の時と同じ様に 複雑な焼き込みのプロセスを要求される。

 それでも 確かに ネガ濃度の濃い部分においても ベース露光をかけた後の焼き込みをしていく時間そのものは短くて済む気がする。

 ただ、焼き込みの時間が 押せば押すほど 真っ白く抜けて輝きを放って欲しいハイライトの部分にも濃度がのって来て プリントが光を失っていってしまうので、散光式の引伸機でのプリントでは こういう絵柄においては 焼き過ぎは禁物だ。






 結局、何だかんだ云って こういうのが  上手く焼けないのである…σ(^_^;)。

 まぁ、それ程 真剣になれていないという事も有るけど…。

 なかなか モチベーションを高めたり それを維持していくのは大変なのだ…。一度 スイッチが切れてしまうと こんなものだ…。

 このカットでは 屋根と庇が ノコギリ状に 天空や陽の当たっている部分に食い込んでいる。

 この様な絵柄をプリントする時は、こちらも 露光を遮る黒い紙を どういったプロセスで 手を動かして施していくか 綿密に検討し 事前に頭に思い描いて インプットせねばならない。

 それには瞑想と迄はいかないかも知れないが、前もって精神を落ち着け 心をクリアーな状態にしなければならない。(夜更けにプリントし始める時は よくコーヒーを淹れて飲む事にしている)

 そういう気持ちで臨まなければならない…それは分かっているのだが…。

 ただ、上のカットは自分をそんな気持ちにさせて 心を奮い立たせて 挑ませようとさせる様な そんな写真では無い。

 正直、今の自分の問題は フィルム現像とかプリントとかそういう段階では無く それ以前の問題だ…。

 それは、自分が一番 感じているのだが…。今の処は 撮っても撮っても あまり良くなら無いのだ。






 この写真ではよく判らないが、今まであまり真剣に考えた事が無かったが ZONE Ⅵの現状の支柱のままで 16×20inchのプリントが製作出来るのだろうか?

 今現在 写真に写っている状態で 11×14inchサイズを引伸ばしているので ホントにチョッと無理かもしれない。早めにチェックせねば…。

 来年辺りには 20×24inchにステップアップしようと思っているのだが、そうなると さらに別な方法を考えねばならない。

 まず20×24inch対応のイーゼルを手に入れなければならないが、そこからして今の自分には 金銭的にハードルが高そうだ。





 今年の2月に使ったきり しばらく使ってあげていないfocomat Ⅱc…。

 レンズくらいは取り外して防湿庫に仕舞っておけば良いのだが、無精な自分は 半年間も そのまんま…。

 チョッと不安になったので 取り外してカビが生えたりしていないか点検してみた。





2013年8月15日木曜日

CHAMONIXで210mmでアオる


 僕は 以前から210mmのレンズを所有していたが、CHAMONIXに取付ける為のリンホフボードの数を レンズの本数分持っていなかったので 当初は使っていなかったのだが、この春先 ボードの数を増やし 210mmのレンズもボチボチ使い始める様になった。




レンズの方に 取付けているのは Mamiya7の43mmの外付けファインダー
レンズボード部分を きちんと水平に据えられているかの確認のため



 ただ使っていくうちに思ったのが(沸き上がって来たのが) あんまりアオれないやん…という不満。

 上の写真では カメラをごく普通の状態にしてアオって(ライズして)いるが、この状態では ほんの僅かしか アオれない事が判ります。

 昔 45FAを使っていた時も その辺りはいつも不満を感じていたのです。「広角じゃなくても コレじゃアオれねぇ…」

 その後 モノレールタイプのLXを購入して その手のタイプでは 前でも後ろでも個別にアオれるので 相対的なシフト量を十分確保出来て この問題は ひとまず解決出来ていたのです。

 今回 お盆休みに また撮影旅行に出掛け 210mmで アオって撮影したいシーンに出くわし 普通の状態ではあまりアオれない事、だけれど 大判カメラはすでに フィールドビュータイプの45FA、モノレールタイプのLXを持っていて CHAMONIXを購入するにあたって 携帯性は良いが、アオって撮影するスタイルが基本の自分が使っていくのに問題がないか店頭でよく吟味した事、そして今回の件についても お店の方とその時話をして問題が無い(逃げ道が有る)事を確認していたのを思い出したのです。

 その方法がコレ…




 ベースプレートからバックのフィルム部分を前傾した状態にし 前のレンズボードのフレームもそれに合わせて傾斜させて 前後の面の平行を取るという方法。

 これだと後は カメラを水準器を見ながら 必要に応じて水平垂直に構えれば(前傾した分 起こせば)  最初から 若干ライズした状態になり 更にライズ量を稼いでいく事が出来ます。





 上は別な場面でやはり前傾姿勢にして ライズ量を稼いでいるところ…。

 横方向へのシフトも加えているので、結構傍目には アクロバティックな状態になっています。

 CHAMONIXは ピントの調整のみ繰り出し式になっていて、あとは フレームを展開したり折り畳んだりしてその位置決め(固定)は ホイールディスクのような物を回転させて締め付けたり緩めたりさせなければならないので 例えば僅かな構図の変更の為に カメラを構える位置を変え ライズやシフト量を調整する際にも その都度 ギザキザ加工の施されたディスクを緩めたり締め付け直せばなりません。






 ちなみに更に細かい事を付け加えて行くと レンズ(焦点距離)さえ選んでしまえば バックフレーム(フィルム部分)は 前傾させたり 起こしたりしか する事が無いのですが、レンズボードの付いた 前フレームは そうは行きません。

 前フレームを ごく普通に 通常の状態で ライズさせるのであれば  それはただ鉛直方向に エレベーターの様に上下するのですから 再度のピント調整は 基本的に必要有りませんが、今回取り上げたライズ量を稼ぐ為に ベースプレートから前傾姿勢にさせる方式では、上の写真の様に 前フレームの移動はエスカレーターに載った様な動きになりますので、バックフレーム部分との距離も その都度変わるので、再度ピント調整が必要になります。

 またその動きは ディスクホイールをゆるめて ルーズな状態で行いますので、ピントを厳密にするにはレンズ面とフィルム面の平行が取れているかも 先ずはカメラを横から目視して筐体を確認し、 更にはピントガラス上で全体を見渡して 上下や左右で片ボケになっていないか 再確認する必要が有ります。

 ちなみに 以前にも触れましたが 僕のCHAMONIXは正確には『045N-2』というモデルで 蛇腹の先端部分が 袋蛇腹の様になっていてダボダボなので、短い焦点距離のレンズで アオるには 誠に都合が良いのですが この位の焦点距離のレンズでアオるとその部分で変に垂れ下がって来られると邪魔クサいので 上の写真では 端折って手繰り寄せたのをパーマセルテープで レンズボード部に 貼り付けて固定しているのです。







 余談ですが、購入時にマツバラ光機さんの自らCHAMONIXを愛用されているいう店員の方から教えて戴いた話によると コレより更に長い焦点のレンズを使用する際に 蛇腹の真ん中に垂れ下がる癖が付いて来ても この手のタイプの他のカメラと違い このカメラは蛇腹の取り外しが容易に出来るので 天地反転して癖をキャンセルするように付け替える事が出来ると言っておられました。

 まぁ、こういう意味において 撮影時に厳密に構図を練る人(1枚撮影する迄にあれこれ模索するタイプの人)には ストレスが溜まる一方で あまり向かないカメラかも知れません。

 またそういう調整をしても いい加減にやっていれば ピントは悪くなっていくでしょうから(緩めればグニャグニャですから…)このカメラと長く付き合っていくには 大らかさと言いましょうか 寛容さも必要かも知れません。(でも結構アオれて 携行性が抜群なのは間違い有りません)


2013年8月12日月曜日

2013.08.12. プリント


ここのところ プリントも1日置き位にしていて なるべく習慣になるようにしたいと思っている。




efkeのPL25で撮影したネガ…。

かなり硬調だったので マトモにプリント出来ないかなぁ~と思っていたが、散光式の恩恵からか それとも何にも関係ないかよく判らないが そこそこのプリントになった。

ただ、本番プリントでは 更に細かな焼き込みを施して 納得行く仕上がりまで追い込んで行く必要が有るけれど…。(ただここから 更に焼き込みたい部分のネガ濃度は かなり高いので 単純に今迄掛けてきた露光時間から 一次関数の比例計算のように 時間を割り出す事は出来ないが…)


今回efkeの 4×5のシートフィルムからの引伸しだが、正直云ってトーンや粒状感に ブローニーと比べてアドバンテージの様なものは 少しも感じられない。

もっとも、それは たかだか11×14inchというサイズに伸ばしているからで(ブローニーのefke  R25からのプリントでも このサイズに伸ばした位では粒状感を感じない。逆に限界(粒状)を感じない…自分の目の能力では 細かい対象が写っている部分においては その境界を明確に分解出来ないので、パッと見は わずかにピンぼけした様な かえって甘い描写に見えてしまう位だ…前にも触れたけれど この感覚、分かって下さる方は どの位いらっしゃるだろう…)16×20inchや20×24inchに 引伸ばせば 明確な違いが 現れるかも知れない。





このiPhoneで撮った写真には 写っていないけれど、画面下の方の濃度が 焼き込んでいる割には 濃くならないのが気になる。

LED光源ユニットの方に 問題が起きていなければいいが…。

今は 11×14inchのサイズでプリントしている。本来なら ひと通りベタ焼きを焼いて そこからセレクトしていくものかも知れないが、僕は 元々コンタクトを焼く習慣が無いので、いつもネガの状態で 眺めて良さげなコマを いきなり引き伸ばす。

どうも16×20inchのプリントを制作してからというもの 11×14inchのサイズが小さく感じる。いゃ、自分の手許に置いて 繁々と眺めるには 手頃なサイズだと思うのだけれど、秋に開く予定でいる個展に飾るには 小さ過ぎてあり得ない…といった感じ。人それぞれ 感じ方は違うと思うし、僕自身の感覚も 変わって行くモノかも知れないが、今の自分はそんな感じなのだ。

 でも正直云って そんな大きいサイズにプリントして マットに収めることは出来ても 額縁の数を揃える お金など到底調達出来ない様に思われるのだが…σ(^_^;)。さて、どうなる事でしょう…。

ただ、今回のプリントで別に決して好感触を得た訳では無いが、ネガを選べば其れなりのプリントは出来そうな気がしたので、一応 今シーズン(秋の個展)迄は 現状の ZONE Ⅵ引伸機でやってみようと決めた。(すぐに 気が変わるかも知れないが…)