2025年7月10日木曜日

2025.05.12. つれづれ

 2025.05.12. つれづれ

 ライカこそ散光源で引伸ばさねばならぬ。⑥

― GREENのLEDのみで製作した散光源ユニットで 引伸してみる。― 


 GWというのは 陽気も良くなって来て、自分の様な お金もなく家でコソコソ内職ばかりしている人間も開放的な気分にさせるのでしょうか…。





今年は もうスイレンの花が咲き始めました。



























 GW後半の休みが終わっても また何日か働けば もう週末…。そんな 連休気分が抜け切れていない自分は 思い切って この週末を利用して LED散光源ユニットを また一つ拵えてみる事にしたのでした。

 前回、白色LEDでは かなり硬調でしたので、今度は 思い切って緑色のLEDのみで散光源ユニットを 拵えてみました。






勢いで一気に作り上げたのですが、試験点灯してみたら このザマ…
径の大きさも間違えたので、チョッと小ぶりになってしまいました。






 なんで小ぶりになってしまったかというと…





































今回はドリルで円形にくり抜いてカットしたのですが、刃の厚みの分間違えていて その分小さくなってしまいました。


































 今回はスルーホールの両面にハンダ付け出来るタイプの基盤にしました。前回 LEDや制限抵抗とは逆側に細かい部品の固定やら配線のバイパスを施術した際に その依り代となるものが無いので 結構苦労しました。もう十数年も電子工作から遠ざかっていたので 以前はずっと そちらのタイプを使っていた事を忘れていました。


 早速 拵えてみた。




























 まぁ、やっていて途中で気が付いたんですが、前回とレイアウト(センター位置決め)も違っていました。もう基板を円形にカットするのに ドリルで穴を空けた時に既に間違っていたのです。取敢えず このまま工作を進め 連休明けにLEDを買い足して 追加でバランス良く配置する事にしました。




今回 Arduino UNO R3は開発用で 完成したモノの運用に…と思って Nano everyを用意していたのですが、結局 見送りに…


























 まぁ、取り敢えず完成したので 早速 テストプリントしてみる事に…。









このネガは フィルムの自家現像をはじめた頃のものという事もあって、ネガの濃度が濃い(コントラストも高い)です。誰かに手解きを受けた訳でも無く いい加減でしたので 攪拌は勢いよくシャコシャコ何度も繰り返すし 像が出ていないと困る…と不安に駆られて とにかく常に押し気味に現像していました。
 下のベタを見ていただければわかりますが、ネガが濃いので フイルムの素抜け部分が黒くつぶれてパーフォレーションが判別出来ません。辛うじてフイルムの銘柄が判ると思いますが、文字が不明瞭です。フィルムをステンレスリールにピッチリ巻きすぎて 接触しているところが上手く現像出来ていないのです。





























 


 今回は比較のために 前回までとは また違うコマになってしまうのですが、まずは先に作った白色LEDの方で焼いてみました。やはり かなり硬調でした。今回のコマはTMAX400ですので 前回のTMAX100に比べて粒子が結構出ています。下の方の 白い上着の諧調は殆ど出ていません。それ以外の部分は 硬調ですが 比較的見られる写真だと思うのですが…。


 続いて、緑のLED



























 まぁ、自分の場合 結局 多分しばらくはこんな状態で使っていくんです…
 



























 やはり、うって変わって かなり軟調です。

 一つ 驚いているのは あまり粒状感が無い事。まだ このネガしか焼いていないので 一概に判断できませんが、非常になめらかです。ただ、黒の締まりは明らかに足りません。流石に これでは軟調すぎます。でも、白い上着とその下のシャツも 描きわけているし、逆に ディティールに関しては こちらの方が精細で よく出ている感じなのです。

 現代のスマートフォンのHDR写真などに慣れてしまった方々に どう伝えたらいいか分からないのですが、画が眠いのに妙に解像感が有るのです。全くシャープでは無いのに 逆に明確な境界が無い為 仔細に見るほどにディティールを感じるのです。



























 上の写真が あまりに濃度が浅いので もう一枚 同じプリントの別な写真を載せてみたのですが、Blogに画像を投稿しているiPhone上で見る限りはもうちょっとコントラストがあって濃度のあるプリントに写っているのですが、BlogにアップしてWindows環境で見ると若干 濃度が落ちてしまいます。こちらの方が より実際のプリントに近いです。

 自分の使っているPCの液晶モニタが古いので、見た目のコントラスト不足は それも影響しているかも知れませんが…。

 それにしても 緑だけでは いかんせん軟調過ぎるようです。


 正直言って 結果は見えているのですが、次は青のLEDだけで作ったもので 比較してみましょうか…。





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