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2014年1月9日木曜日

散光式と集散光式 (その2)


 新しい年が明けた…。

 ただ、年末年始の連休中も 写真に関する事は 何もしなかった。(せめて 何処へも出掛けなかったので、年越しでプリント作業でもしてみれば良かったな…)

 今は 仕事の方が バタバタしていて 気持ちが落ち着かないと云う事も有るけれど、何か 暗室作業をする気に無れない。

 冬という季節の問題も有る。

 僕の家は古い木造の家で 夜中に 暖房を入れて ぬるま湯を貼った大きなバットに更に入れ子状に それより小さな現像液を貼ったバットを浮かべて(実際は ぬるま湯を貼ったバットより 現像液を深く貼って バットごと浮かんでしまわない様にするが…) 時間の経過と共に時々 挿し湯して 液温を20℃以上に保ちながら作業する。春〜秋と勝手が違って そういった段取りを踏まなければならないのを想像しただけで 気が滅入ってしまうのだ。

 ただ、最近古い写真関連の雑誌の記事の とある方の話として チョッと気になる記述を見つけた。

 夏は 気温の関係で、液温が高くなり 黒の締まりが悪くなるので 気を付けなければならないと云うのだ。(もう 細かい事は忘れてしまったが、その方は夏場のプリントは あまりやらない様な事も云っていたかも…)

 自分は 液温が20℃以上にする事には 心を砕いていたが、ゼラチンが緩んだりするようでなければ 液温が或る程度 高くなっても問題無いと考えていたので この話は少し以外だった。

 本当にそうならば 改めなければならないので、もう少し調べたり 実際に演って見比べてみる必要が有りそうだ。

 実際のところ、昨年は あれこれやってみたが どうも自分が求めている様な描写に出会えない…と云うのが モチベーションを下げている要因だ。

 それでも 春をむかえる迄には なんとか始動して また あれこれ試していきたいと思っている。



 そこで、その前に 去年自分が感じたことを振りかえり チョッと整理しておこう。







 去年 自分は 自らの所有するものとしては 散光式の最初の1台となる ZONE Ⅵ引伸機を 再生して 4×5で撮った写真をプリントしてきた。

 結局、あまり満足するようなプリントを製作出来なかったが、 一年の写真生活の中で 敢えて「自分が求めている様な描写」に一番近いと思うモノを選べ…と云われたら 真っ先に思い浮かぶのは上の写真(テストピース)だ。

 この写真は これをプリントした当時 何らかの記事にして このBlogに載せていると思う。

 しっかりとした記録を採って無くて このプリントを作成した時の情報が残っていないので ハッキリ憶えていないのだけれど、GW前後に 確か最初の 緑と青のハイブリッドのLED散光ヘッドを拵えて 緑と青の光をミックスして焼いたのだけれど、あまりにも眠い画にしかならないので、青のLEDの光だけにして焼いたものだったと記憶している。(少しでも眠い画を黒くしようと プリント現像液として使用している KodakのPolymaxTも若干 希釈率を下げ 濃くして使っていたかもしれない)

 当時の事をハッキリ憶えていないと 先程 書いたけれども、これでも もちろん若干眠い印画なのだけれど このテストピースの描写やトーンが我ながら 美しいと感じたので、何度も手にとって しげしげと観ていた記憶だけは残っているのだ。

 この写真、これが散光式の特徴だと思うのだけれど、多宝塔の庇の陰の下 陽の当たっている部分は、廻りの部分の影響からか 若干 濃度が載っていて(この部分に関しては 純白でも構わないが僅かにグレー掛かっている) 集散光式のfocomatで焼いていたものと比べると眠くて力強い感じでは無いのだけれど、控え目な分、落ち着いた 非常にリアルに輝きを感じさせるようなプリントには なっていると思う。多宝塔の黒く煤けた木の質感、切石の基壇の質感、上部の組物の一見漆黒と思われる中にも 良く観ると僅かながらに 階調が感じられる。そして 引伸し倍率としては そんなに高くないという事はあるが、非常に細かく繊細に写っており、とてもシャープだ。

 このプリントを作った頃から 薄々感じていたけれど、一般に巷では 散光式の引伸機で焼いたプリントはトーンが豊富で軟らかい…と云われるが、少し違う様な気がする。







 この後、更に硬調に焼けるようにするために 青のLEDよりも短い波長の光を生み出す 近紫外線域のLEDを付けた 青と紫のハイブリッドの照明を作ったが、濃く焼ける様にはなったのだけれど 何か違う。

 確かに 日向から日陰まで プリント出来ているのだけれど、覆い焼きなどを駆使して(自分が撮っている被写体(古建築)では 未だ自分の撮影技術、現像技術が未熟で有る事もあるかも知れないが ストレートに焼いて良いプリントが出来るネガなど無い) 局所的に辻褄が合っているのだけれど、全体としての 統一感に掛け ちぐはぐな印象を受ける。

 どうもfocomatで焼付けしていた頃の コレで良いやん! という風な感じにはならないのだ。








 上の写真も記録を採って無くて  ウロ憶え程度にしか記憶に残っていないのだけれど、近紫外線のLEDオンリーか もしかしたら少々 青いLEDの光も加えて 焼付けしたプリント。

 それまでの光では 濃度の高いプリントが出来なかったのに、近紫外線域の光で焼付けると あっさり真っ黒いプリントが出来て 拍子抜けしてしまった事を憶えている。

 ただ、シャドーの部分は ベッタリしていて、まだ水に浸かっていたプリントを引き揚げて スポンジで 軽く表面を拭った時の黒い艶が何とも云えず iPhoneの写真に収めていたのだった。(決して この黒さが自分の好みだと言っているのでは無い。)


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   …と、先日ココまで記述していて、そもそも前々から解ってはいたのだけれど、自分は 散光式と集散光式という事と、今迄 focomatなどで使って来た光源(白熱電球)と冷光源(厳密には 陰極管とLEDの光を全く同じものと考える事は出来ないが、まぁ ここでは一旦 LED光源は 冷光源の括りに入れておこう)という事をごちゃ混ぜにして扱っているので さすがに このままの状態で 色々な事をして考察し アレコレ云ってみても 仕方が無いなぁ…と思うようになった。

   やはり、散光式と集散光式という事と 通常の光源(白熱電球)と冷光源(陰極管とLED)という事は 分けて考えねばならない。

   その為には、4×5のフォーマットを伸ばせるコンデンサータイプの引伸し機を 手に入れるのも 近道で それはそれで一つの手だが 少し経済的にも設置スペース的にも苦しい…σ(^_^;)。

   そこで、今あるfocomatのヘッド部分を 換装出来る様に 自分で 集散光式のヘッドであったり LEDやもしくは場合によっては陰極管のヘッドを製作してみたら どうだろう…と 最近 頻繁に考えるようになった。

   ここの処 バタバタしていて すぐに…と云う訳にはいかないが 遅くとも春先くらい迄には思い腰を揚げて 取組んでみようと思っている。



関連する過去の記事 散光式と集散光式 
















 











2013年10月29日火曜日

2013.10.29. つれづれ


 日曜日 暗くなってからプリントもしたが、額装も 僅か1枚だけれど完成させていた。






 マットの余白の大きさは 正直まだよく解らないが、自宅の玄関の壁に掛けてみた処 少なくとも窮屈な感じはしなかったので 今回は コレでいこうと思っている。

 自分 プリントサイズにも依るが 余白は最低3インチは必要だと思っている。自分は 今回の様なプリントサイズでは それでも少ないと思っているので、それ以上のサイズの余白になる様に 既製品の額のサイズを選んだが、上の写真では 天地の余白は それぞれ 80mm、88mmとなっている。横方向が5インチ近くとれているので、上下が これより狭くなって来ると バランスが悪くなって来ると思う。






 上下の余白のサイズを足すと168mm。自分は 47〜48:52〜53位の割合で振り分けている事になる。

 上で挙げた余白の寸法は実際に見えている幅。実際は 額にマットが収まった段階で 額の見附(正面からの見え幅)に上下左右10mmずつ被って 隠れてしまうので 注意しなければならない。

 額縁にも 色々有って 色々な写真展を観て廻って 自分なりの好みが判って来た。(と云うか 自分なりの価値観念の様なモノが出来上がって来た)

 まず、今回位のサイズのプリントの場合 奥行き…と云うか 厚みは30mm以上は欲しい。25mm位の見込のモノも有るが 薄っぺらい感じしてしまう。


 


 そして 返しが付いている事。アルミ額縁自体の厚み(見込)がしっかり有るのに、返しがないと その部分のアルミ額縁の部材のつばの厚みを感じてしまい 薄っぺらく感じてしまう事が有るのだ。

 今回 自分が選んだ額縁の見附は11mm。本当は8〜9mm位の もう少しスマートなモノが欲しかったが、自分が買い求めようとしていた処では 見込が30mm以上で 返しの有るものは このタイプしかなかったので それに関しては目をつぶる事にした。





 





 







2013年9月19日木曜日

2013.09.19. プリント


 ここの処はコンスタントにプリント出来ている。

 3連休に遠出せず 毎日プリントした事が結果的に効いているという事だろうか?。

 写真展まで 出来ればこの状態を維持していきたいと思う。




 以前 Mamiya7で撮ったネガをfocomatⅡcでプリントしたとき、11×14inchから16×20inchのサイズにアップしたとき、引伸し倍率の限界を感じた(トーンが詰まった感じがする)。

 今回 この4×5inchのネガから 11×14inchから16×20inchのZONE Ⅵでのサイズアップでは 11×14inchから16×20inchの拡大率の変化では 印画が大きくなったことによる トーンの詰まった(省略されて滑らかさガ無い)感じというのは パッと見る限り特に感じられない

 ただ、僕自身は、散光式であるからといって べタ焼きに焼いたときの あの美しい階調が 或る程度の大きい拡大率になってもそのまま維持されているとは思えない。

 2~3倍ではさほど感じないかもしれないが、引伸しは 絶対にキャリエ効果の影響をうけている筈だ。

 ライカで撮ったフィルムをfocomatで伸ばす際にも 8×10inchでプリントされて 軟らかく美しいトーンを持っていたものが、11×14サイズに伸ばした途端に トーンの瑞々しさを失って 生気の抜けたカスカスのプリントになってしまい がっかりする事が良くある。


 16×20inchのプリントを現像して それまでに無い体験と云ったら 大袈裟過ぎておかしいのだけれど、何時もよりよく判った事が有った。

 それは 現像液の処理能力の変化。

 何時もは 最大濃度(黒)がすぐ得られなくなるので、現像液を使い廻す事は 殆どしないのだが、3連休だった事も有り 2日目の夜に 前日のテストピースで得た情報を元に いよいよ16×20inchでプリントする直前に Polymax Tを(1:7)で 2.5リットル程 希釈して用意した。

 その晩は 16×20inchのプリントが2枚と翌日(3日目の夜)にまた16×20inchのプリントを制作する為に 3枚程 11×14inchのプリントを焼いて終了した。

 使い終えた現像液は 容器に移し 空気を追い出した後 勿論 密栓して保存。

 本当は、最大濃度が出ず悔いの残るプリントを作ってしまう方が 精神衛生上宜しく無いし、印画紙を無駄にする方が 金銭的損失が大きい事は分かっていたが、一晩位は問題無かろうと 次の日(3連休の最後の日)も同じ現像液で 16×20inchのプリントが3枚と その後11×14inchのプリントも2〜3枚制作した。

 正直、16×20inchのプリントは 液の疲労を特に意識する事も無くプリント出来た。

 本来なら(1:9)で希釈して使用すべきPolymax Tを(1:7)で希釈した事も 現像液の能力がもつ要因のひとつとして有るかもしれない。

 が、Polymax Tを新調して2日目のプリントを終え また容器に移す際に、細かく黒い針の様な 磁石に付いた砂鉄の様な 細かいこより状の屑が 幾つか溶液中に析出していた。

 コレは いつも経験している事だが、使っているとこの様になって来る。もしかしたら この様な兆候が診られた時点で速やかに廃棄すべきなのかも知れない。

 3連休が明けて次の日の早朝(Polymax Tを溶解して3日目) 懲りずにまた使用。

 ここまで使うと、正直 印画紙をバットに沈めバットの片側を持ち上げたり下ろしたりして傾け 波を発生させてそれを利用して溶液を攪拌させても 手軽だが 黒に深さが出ない。

 16×20inchのプリントの場合 自分も最初は確実に乳剤面に現像液を行き渡らせる為に 手前を持ち上げ バットを斜めにして奥に現像液の溜まり場を作り そこに印画紙の片端をさしてバットを元通りにして 手前に戻って来る流れを利用して 乳剤面に一気に現像液を行き渡らせる。

 現像液が乳剤面総てに行き渡った事を確認したら そこからは ピンセットで印画紙をつまんで連続攪拌。

 但し、時々 バット内の溶液が循環する様に 幾度かバットを傾け 片方に寄せては水平にし 波を発生させて現像液を動かす。




 絶えず連続攪拌 それでも もう処理能力の限界か 黒は一向に締まらず、階調も ふくよかな感じが無くなりべったりとした感じにしかならない。

 観るとバットの下の方には、ステインの様な物が こびり付いていた。

 思えば、単純に面積計算でいっても 16×20inchのプリントは 一度に8×10inchにして4枚分 現像液の能力を消費する事になる。

 それに加えて 紙が大きすぎて それ自身が現像液を含んで 重くなるので、ピンセット(トング?)で抓んでバットから引き出し 次のバットに沈める動作も 折れ曲がらない様に 手早く行おうとするので、停止液の中に持込んでしまう現像液の量も 必然的に多くなってしまうのだ。

 よって、作った量の割には 立て続けにプリントすれば 液はみるみる能力を失っていき、体積も目減りしていく。








 







2013年9月12日木曜日

2013.09.12. フィルム現像


 


 先日 写真展を観て廻った際に、fotochatonさんに立寄って Rolleiのローコントラスト現像液を買い求めていた。

 efke PL25 ORTを R09 ONE SHOTで現像しているが、いつも晴天下で撮影したカットは 物凄いコントラストになって仕上がるので、少しは軟調気味に落ち着くのではないかと前々から目を付けていたのだ。

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 前浴:17.5℃------ 1,000ml 3分30秒------20.0℃ 

 19.8℃ ----- Rollei RLC (1:4) 520ml 1本目-----7分35秒------ 21.4℃

 停止:水停止 20℃ 1分15秒

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 Rollei RLCは、酸化され易いらしく、希釈してからの作り置きは出来ない様だ。残った原液も、空気を追い出せる容器に入れ 密栓して保管した方が良いらしい。

 本当は純水で希釈するように指示されているが、浄水器を通した水道水で希釈すると 若干オレンジ寄りの薄い褐色になった。
 
 パッケージの説明書きには 中身の溶液の色がブラウンになってしまっている場合は、能力が失われている旨の注意書きがあって 少し不安だった。
 
 




 現像時間は 特に何処を調べても細かいデータは無いし、そもそも データを提供して下さっている方と 自分の被写体の傾向が合致している事など稀なので、ここは20℃ 6分30秒かな…と思ったのだが、いざやってみると弱気になって 結局は7分35秒の現像…σ(^_^;)。

 出来上がったネガは、実際 少し過現像気味だった。やはり6分30秒位で丁度良かったかも…。



 






2013年7月28日日曜日

2013.07.26. フィルム現像


 ここの処 320TXPを現像しているが、浸け置き水洗しても ピンクステインを除去しきれずにいる。





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 Kodak 320TXP(4×5)

 前浴:17.6℃ ------ 2分30秒 ------ 21.4℃ 

 現像:18.6℃ ------ HC-110(B希釈(1:7))630ml ----- 5分30秒 ------ 21.1℃

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 今日も懲りずに HC-110をB希釈して現像したが、その排出液が いつもより赤茶けていたので、今日は結構ピンクステインが 落ちたかなぁ…と思って期待していたのだが…。



 



 結果は 前回と変わらず…σ(^_^;)。あまり 抜け落ちていなかった。

 その後、小一時間 浸け置き水洗してみたが、殆ど抜け落ちたのか 変化が判らず…。

 シートの320TXP イマイチ良く落ちる条件が よく解らないなぁ…。







2013年5月19日日曜日

2013.05.19. プリント


 今朝も 引き続き 新たに作った LED光源ユニットで テストプリント。







 ここの処 殆んど まとまった形でプリント作業をしていなかったので、テストプリントと銘打って 言い逃れして来たが、出来上がるプリント総てが 失敗プリント。

 どうも 覆い焼きのテクニックが 長いブランクがあり かなり落ちている。

 もっとも 難しくて当たり前なのだ…。と云うのも 今度 作り直したLED光源ユニットは 以前に比べて かなり明るいのだ。

 だから、少し 明るさをセーブしても ベース露光の時間は 僅か2.5秒!そこから覆い焼きを施していくのだが(1秒ずつ 何セットか とか…)、チョットの手違いが 焼き過ぎとなり、命取りになるのだ。

 かと云って 弱気になると、思い切りがつかず 露光不足となってしまう。

 とにかく、露光不足から過露光に至るまでの タイムスパンが短過ぎるのだ。

ここの処 殆んど まとまった形でプリント作業をしていなかったので、テストプリントと銘打って 言い逃れして来たが、出来上がるプリント総てが 失敗プリント。

 考えてみると、自分が 今回使っている ブルーやパープルのLEDは、特定の帯域の波長の光しか放たないので、白色の電球や 蛍光管に比べれば、確かに印画紙を露光する効率は良いかも知れない。

 ただ、であるとすると気になるのは、白色の電球や蛍光管のように 強弱の波はあっても連続したスペクトルの光と違って 飛び飛びになっていると思うので、以前少し触れた事が有るが、スプリットグレードで無理矢理焼いた 気持ち悪いトーンの繋がりを持つ 変な写真になってしまわなければよいが…という不安はある。

 この辺はいずれ 余裕が出来たら 白色LED光源ユニットを製作して それとマルチグレードフィルターを併用して プリントしたものと比較をしてみたいと思っている。

 







 これでも まだ少し硬いと思うけど、前に比べれば だいぶ良いバランスになって来たと思う。

 もっとも このケチる性格が本当にイケないのだが、以前 溶解した 本来 1:9の希釈で使うべきPolymaxを1:4の希釈で溶解したものを使用し続けているので、その辺の影響も若干有ると思われる。

 次のプリントからは 通常の1:9希釈の新液に切り替えねば…とここ最近 常々思ってはいるのだが…σ(^_^;)。









 本当に 日本建築を撮った物は 明暗差の激しい境界がおおく 自分で云うのも何だが、かなり大変だと思う。

 これを うまく焼ける(見せ掛ける)事が出来る様になれば、恐らく 大抵のものはそれなりに焼く技量が身に付いているはず。











 少しでも 失敗してしまうと、上の様に すぐ不自然なプリントになってしまう。









 引伸しの焼きの時間のコントロールに関して 実を云うともう一つ大きな問題が有って、自分のLED光源ユニットの制御回路は 5V固定出力のスイッチング方式のDC電源キットから電力を得ているが、そもそも その安定化電源回路へは その手軽さから これまた市販の12V固定出力のAC→DCアダプタを利用して DC電力を与えている。

 だから、印画紙への露光時に 引伸しタイマーに 今回の光源ユニットを繋ぐと 最初のACアダプタが 安定した出力を確保出来てはじめて 電力を出力するのか 引伸しタイマーの 引伸機への電力供給ONのタイミングより LEDパネルの点灯が 若干遅れてしまうという タイムラグが発生しており(3秒にセットしても 実質 1.5秒とか…) その自分なりの解消方法を探っているところだった。(だから、上の写真の覆い焼きというのは、1秒にも満たない動作を 何セットか 左手でマスク(黒い厚紙)を持ち、右手で LED光源ユニットの トグルスイッチを カチカチとマニュアルで押して施していたのだ…。こんな事をしていて 上手くいく筈が無いのだ…σ(^_^;) )

 それで、その解消方法というのが、LEDパネルへ電力を送る部分の配線にリレーをかませ 引伸しタイマーの引伸機へ送る AC100V ON- OFF の制御を 最後のこの部分に もってきてしまうという事。

 現在では、こんなごっついリレーを使わなくても(近所のパーツ屋にはこのサイズからしか無かった…σ(^_^;))、半導体で同じ役割を果たすものも有るらしいが、学習不足でよく解らなくて 結局 昔ながらのリレーを使ってみることに…。

 結果は 勿論 最後の部分で スイッチON- OFF している事になるので、極めて良好。だけど 電磁力で バネの付いたスイッチを入切りするので、暗く静かな暗室に カッチ カッチその音が 響き渡ります…σ(^_^;)。
 

 




なんか 凄い配線になってしまった…



 このリレーまで含めて 一つのケースに美しく収めたかったな…。





2013年4月4日木曜日

2013.04.04. つれづれ


 電子工作の方も ボチボチ進めている。





 一日 1ライン出来るか、出来ないかといったペース。
 今月中には、試し焼き出来る位に 進むといいなぁ…
でも、その為には 二十日過ぎ位にLEDの取付けを完了させていないと…




 ハンダ付けも だいぶ手際良くなってきた。まぁ、でもユニバーサル基盤への通常の部品の取付けが…という前提を 伴うけど。

 でも、図書館で 1冊まるごと ハンダ付けだけについて書かれた本を借りた事は 非常に意味があった。ハンダ付け作業で行われている事を 科学的な原理のレベルで 知っているか 知っていないかは 全然違う。

 そして 後は実践あるのみなのだけれど、温められた基盤とホールから出た足に フラックスが走っていき、そして すぐさま 後を追うように ハンダが走る。

 仮に 目で追えなくても、そう解っていると ハンダをどのタイミングで どの程度溶かせば良いか判り、ハンダ線を どの様にコテ先に付けたり離したりすれば良いか判る。





 あぁ、あとコテ先の形状も 基盤や部品を 温める上で 大事ですよ。






  今にして思うと、LEDのピッチをもっと粗くすればよかった。チョット 数付け過ぎだ。でも、思っていたより ずっと少ない露光時間で焼けて 良かったりして…。






 今朝は 久々にD-76で現像。

 20.1℃で スタート 9分5秒(投入・排出時間込み)で処理。排出した現像液の 液温は、20.5℃だった。自分は 原液で現像しているが、チョット 出来上がったネガは 濃くなってしまった。

 Kodakの D-76の粉末の薬剤の入っていた袋の英文を見ると、原液は strongと表記されている。本当は、自分みたいな原液現像は少数派で 、1:1希釈の 1回使い切り派のほうが 大多数なのかもしれない。





 放置してないで その都度 ファイルに収めていかないとなぁ…


2013年3月24日日曜日

2013.03.24. 京都にて


 京都の朝は 少し肌寒かったが、ちらほらと ソメイヨシノが 咲き始めていた。





 今回の自分は 現地では 極力 お金を使わない主義。交通費も 市バスの1日チケットを買って 乗継ぎ 目的地を巡る。

 でも 北山通りの 陶板 名画の庭に行くのに わざわざ北大路バスターミナルまで行って 乗り換えるのは かったるいので、植物園前で 降りて歩くことに。

 本当は 植物園を通り抜けた方が 早い気がするが、入園料を払いたくないので、賀茂川沿いを伝って歩く。







自分が歩いた側は、枝垂れ桜のトンネルが続く。

半木の道って 名前は よく訊くけど ここだったのね。





もう 一部 咲き始めているものもあった。





天気予報では あまり芳しくない 予報だったが 特に崩れる事もなく 平穏な1日でした






 敷地の 南側は、磯崎さんのコンサートホールと 植物園を繫ぐ 連絡通路になっており、この建物を 俯瞰する事が 出来る。




2013年3月23日土曜日

2013.03.23. フィルム現像


 約2週間振りのフィルム現像




 FP4+を D76にて はじめて処理した。

 今日は 水温が 17℃位で そんなに お湯をささなくても 20℃になるし JOBO DRUMに 現像液を投入した後の 温度変化も 少ないだろうと思って 前浴無しで 現像した。

 20.2℃で スタート 8分5秒(投入・排出時間込み)で処理。排出した現像液の 液温は、ちょうど 20℃だった。

 いつもより 薄いネガ。他の部分はよいが、組み物の部分は 本当に薄っすらという感じ。

 今回は、まだ乾かしている途中なので判らないが、320TXPの 前回現像したネガを よく眼を懲らして視ると ざらざらした感じに見える。

 135では 眼を懲らして視ても そんな風に感じた事が無いので 何か135と4×5って 根本的に違っていて(乳剤の塗布などで 違ったチューニングがされていて) 同じ面積で 同列に比較する事など 出来ないのだろうか?





 今迄 あまりにも フィルムの吊るし方が 醜かったので、ホームセンターの文具コーナーで 三味線の ばちの様な形をした クリップを 買い足して来た。

 以前 5個程買って使って来たが、容易には 錆びて来なかったので 自分の 一定の信頼を得たのだ。丁度 ステンレスのワイヤーを 通すのに便利な 穴も 貫通していて、今度は ネガ同士が 回転して 乾くまで くっついてはしまわないかと しばらく見守ってやる必要も無い。

 何より 垂れ下がった角が ビシッと揃って 見た目も 気持ちいいではないですか。



2013年3月15日金曜日

Chamonixで 210mm


 この前の 週末の撮影では Chamonixで 210mmも使ってみた。

 蛇腹は まだまだ余裕 といったところ

 ただ、65mmや90mmと違って イメージサークルに 余裕が ある筈なので もっと ライズしたかった。

 そういう意味では、テクニカルビューカメラと比べて 不満を感じてしまう。

 折り畳み式とはいえ フィルム側のフレームは、基本的にベースに くっ付いているので、フィルム側のフレームでもアオるといった芸当は モノレール式の ビューカメラと違って 出来無いんだよねぇ…。





↑ これ 210mm  まだまだ余裕だねぇ


 レンズボード側しか 繰り出していないけど フィルム側も ベースに付いているホイールの ロックを解除すれば まだまだ セットバック可能。
 
 もし これ以上長い焦点のレンズを使って 蛇腹をさらに伸ばす必要が有るなら、バランス的にも まず バック側を後退させた方が いいかもね。

 ちなみに、Chamonixを購入した時にマツバラ光機さんで 教えて下さったのだけれど、このカメラは フィールドビューカメラながら 蛇腹がテクニカルビューカメラの様に 取り外し出来るので、長焦点のレンズを使っていて 垂れ気味に癖がついてきても それ迄とは 逆勝手に 付けて それをキャンセル出来るので その点は便利に出来ているらしい。(Chamonixのサイトで観て知ったが、いづれ 広角レンズ用の 交換蛇腹を出すらしいのだ。)





↑ つぎ 90mm  一見 問題無いように見えるよねぇ


 手を添えているよねぇ。この人差し指で 押さえている部分… ここが大事。

 広角レンズで ライズした時は アコーディオンを演奏する時のように 蛇腹の部分を縮ませ 無理にくねらせている。するとストレスのかかった蛇腹には 復元しようとする力が有るから レンズボードの付いた前枠を 押し除けようとする。結果それが モーメントになって 前枠の付いている コの字の支柱の根元から 前にねじれてしまう。

 結局 その前枠の動きは チルトしている事と同じになるから ピントが甘くなる。

 そこで 逆方向に チルトさせて それをキャンセルしている…という訳。


 



↑ 最後に 65mm もう ぎりぎりだね



 これは 上の2つのカットと違って 全く ライズしていない状態

 専用の 凹みボードに 装着されていれば 47mmのXLの スーパーアンギュロンもいけそうだけど、正直 或る程度 ライズしないと ベース部分にケラれてしまうだろうなぁ…





2013年2月25日月曜日

Chamonix 4×5


 Chamonix 4×5を 使い始める。




 前にも 触れたかもしれないが、自分の中では 取り敢えず この1年は 4×5というフォーマットで頑張ってみようと決めている。

 モノレールタイプのビューカメラでは 車での移動に限定されてしまうし、何よりも周囲の眼が気になって(あまりの仰々しさに 通りかかる人に奇異なモノを見る眼つきで 視線浴びせられるもんね…) 落ち着いて撮影出来ないだろうから 15年位使っていなかった テクニカルフィールドタイプの 45FAというカメラを また使い出した。

 最初は 「少々重いが コレならカメラバックに収めて 気軽に持ち出せる。このスタイルでいいやん!」と 思っていたが、15年前 そのカメラに見切りを付けて ビューカメラへと向かわせた不満が 早くも1回目の撮影旅行で  再噴出することに…

 そもそも建築写真を撮りたいので、アオる事が大前提。でも、このタイプのカメラは そもそもアオりの量に 制限が有るし、広角(短い焦点)のレンズで無理にアオっても 折り重なった蛇腹が 追従出来ずに 蛇腹に ケラれてしまうんですね。テクニカルビュータイプのカメラでも 短い焦点のレンズでの極端なアオりでは、長い折り重なった蛇腹では追従出来ないため、袋蛇腹という 特殊な蛇腹を装着するんです。

 しかも、このタイプのカメラは、蓋を90°開いて その蓋に轢かれたレール沿いに レンズステージと云おうか レンズと蛇腹を引き出して来るので、仮に何もアオらずに 素直に撮っても 広角レンズでは ピントグラス面までの距離が短くて済むため 繰り出し量が極端に少なくなり、レンズの前方の視野にあるレールが 画面に映り込み ケラれてしまうのです。

 年が明けて 正月休みも 撮影に行きましたが、ケラれているのを 承知で撮っているのですから あまり気分がいいものでは有りませんでした。

 まぁ こんなんで しばらくは 我慢するしかないのだろうか… まだ引伸ばしの 環境だって整っていないし…と その時は考えていました。
 




 別に 何か良いカメラはないかと思って 駆け込んだ訳ではなかったんです。大判のレンズはどんな物が 置いてあるのか 診てみたいとは 思ってました。(自分は マツモトカメラさんには 出入りしていたので かねがね噂は 伺ってました。)

 本当に 前々から一度行ってみなければと思っていたのですが、ふと 思い立って マツバラ光機さんに お邪魔しました。(ここも、カメラ 好きには 本当にパラダイスですね!)そこで このカメラに出会ってしまったという訳です。
 
 

2013年1月6日日曜日

僕が 大判での撮影に 回帰した訳


 僕が 大判カメラでの撮影に 回帰した訳

・ Mamiya7で この1年間 建築を撮っていたが、やっぱり アオリを使った撮影が したくなった。

・ フジの クイックロードを使って来たが、廃番に なってしまい もう大判カメラも しばらく使う事も 無いかなぁ…と思っていたが、とある方のBlogで ロータリーチューブで フイルムを 自家現像出来る事を知り コレなら 自分でも出来そうと思った。モノクロなら 一応 ここ一年の フイルム現像の 自分なりの ノウハウが(まだ そこまでいかないかも知れないが…)あったので、あとは カットホルダーも 中古で揃えて 自分で詰めれば良いのだと…(実際 中古で 売っているのを 既に見ていたので…)そこまで考えると 俄然 現実味が湧いて来て すっかりその気になってしまった。

・ Mamiya7では、前の記事で書いた通り あまり絞ると 回折現象で 像が 甘くなる。(Mamiya7は、そのカタログに 幾つの絞りで 最大先鋭度を発揮すると 明記してあるので、単なる自分の感覚的なものでなく 確信が持てた)

 なら、開放f値の暗い大判のレンズは 同じ絞りでは どうなんだろう?という思いが 頭をよぎった。また、同じ画角の写真を得るのに、焦点距離が違う。よって当然 ネガの大きさも違う。それは プリントした時 どの程度の 余裕となるのか?

・ 写真の制作において、これからは 常にという訳にはいかないが、新たな領域にも踏み込んでいく事にしていて この1年は ブローニーフィルムでの撮影、現像、プリントを 行って来た。focomat Ⅱcを買い求め 自分をやらざるを得ない状況に 追い込んだ。

 それが 一段落して これからの1年 次の目標ということになると さらに上のフォーマットとへの ステップアップというのが まず 自然に頭に浮かんだ。

 またしても 先に引伸機を 買い求め やらざるをえない状況に追い込む事に… でも、今回 買い求めた引伸機は 完全な状態ではなく まだ組上がっていない。調べても あまり 情報も無い。(コイツに関しては、focomatの時と違い 良い買物だったのかどうか まだ判らない(^_^;)) レンズも まともなレンズボードも 付いていなかったので、勢いで適当に 135mmの引伸ばしレンズを eBayで買い求めたが、どうやら 4×5をカバーする 標準のレンズは   150mmらしい…(._.)

2013年1月4日金曜日

シートフィルムの現像


 シートフィルムの撮影・現像には、ロールフィルムのそれよりも リスキーな部分が多い。

 フィルムを カットホルダーに つめる時、撮影後 カットホルダーから 取り出す時、ロータリーチューブに 詰めて 自家現像する時、ただ、今のところは 現像そのものが失敗した事は無いので、ロータリーチューブの中に 詰め終わって 蓋をすると チョッと安心した気分になる。

 元々、自分には 写真の師匠の様な方は 存在しなかったし、撮影の対象という事までいくと 同好の士 と云う様な方にも 出会わないので、(まさに 孤軍奮闘!)常に 自分で調べ 、学び(盗み取り…(^_^;))、実践していかなければならない。

 図書館の本や 昔の雑誌から 学び取る事も多いが、近年はネット上で 色々な情報が飛び交っているので、銀塩写真を続けていこうと思っている自分には 何より刺激になるし、色々な事を 学び取らせてもらっています。

 自分も 何か提供出来る様な ノウハウが有れば良いのだけれど…(^_^;)

 とりあえずは 日々の 自分の記録として… 他の方の参考になれば 失敗を見せるのも 有りかと…





 カットホルダーに 詰めるときに 変な差込み方をして 斜めになっている。変なふうに 装填しているので、意図した位置に ピントが来てない。

 下部の未露光部は、45FAで無理にアオっているので、蛇腹による ケラれ。







 カットホルダーに シートフィルムを詰め込む(滑り込ませる)のに 難儀して 乳剤面を引っ掻いて 傷にしている。(右側 実際には 爪で引っ掻いて その部分が カブっている)
 
 画面右下隅の未露光部は、これも 45FAで無理にアオっているので、蛇腹による ケラれ。