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2013年9月19日木曜日

2013.09.19. プリント


 ここの処はコンスタントにプリント出来ている。

 3連休に遠出せず 毎日プリントした事が結果的に効いているという事だろうか?。

 写真展まで 出来ればこの状態を維持していきたいと思う。




 以前 Mamiya7で撮ったネガをfocomatⅡcでプリントしたとき、11×14inchから16×20inchのサイズにアップしたとき、引伸し倍率の限界を感じた(トーンが詰まった感じがする)。

 今回 この4×5inchのネガから 11×14inchから16×20inchのZONE Ⅵでのサイズアップでは 11×14inchから16×20inchの拡大率の変化では 印画が大きくなったことによる トーンの詰まった(省略されて滑らかさガ無い)感じというのは パッと見る限り特に感じられない。

 ただ、僕自身は、散光式であるからといって べタ焼きに焼いたときの あの美しい階調が 或る程度の大きい拡大率になってもそのまま維持されているとは思えない。

 2~3倍ではさほど感じないかもしれないが、引伸しは 絶対にキャリエ効果の影響をうけている筈だ。

 ライカで撮ったフィルムをfocomatで伸ばす際にも 8×10inchでプリントされて 軟らかく美しいトーンを持っていたものが、11×14サイズに伸ばした途端に トーンの瑞々しさを失って 生気の抜けたカスカスのプリントになってしまい がっかりする事が良くある。


 16×20inchのプリントを現像して それまでに無い体験と云ったら 大袈裟過ぎておかしいのだけれど、何時もよりよく判った事が有った。

 それは 現像液の処理能力の変化。

 何時もは 最大濃度(黒)がすぐ得られなくなるので、現像液を使い廻す事は 殆どしないのだが、3連休だった事も有り 2日目の夜に 前日のテストピースで得た情報を元に いよいよ16×20inchでプリントする直前に Polymax Tを(1:7)で 2.5リットル程 希釈して用意した。

 その晩は 16×20inchのプリントが2枚と翌日(3日目の夜)にまた16×20inchのプリントを制作する為に 3枚程 11×14inchのプリントを焼いて終了した。

 使い終えた現像液は 容器に移し 空気を追い出した後 勿論 密栓して保存。

 本当は、最大濃度が出ず悔いの残るプリントを作ってしまう方が 精神衛生上宜しく無いし、印画紙を無駄にする方が 金銭的損失が大きい事は分かっていたが、一晩位は問題無かろうと 次の日(3連休の最後の日)も同じ現像液で 16×20inchのプリントが3枚と その後11×14inchのプリントも2〜3枚制作した。

 正直、16×20inchのプリントは 液の疲労を特に意識する事も無くプリント出来た。

 本来なら(1:9)で希釈して使用すべきPolymax Tを(1:7)で希釈した事も 現像液の能力がもつ要因のひとつとして有るかもしれない。

 が、Polymax Tを新調して2日目のプリントを終え また容器に移す際に、細かく黒い針の様な 磁石に付いた砂鉄の様な 細かいこより状の屑が 幾つか溶液中に析出していた。

 コレは いつも経験している事だが、使っているとこの様になって来る。もしかしたら この様な兆候が診られた時点で速やかに廃棄すべきなのかも知れない。

 3連休が明けて次の日の早朝(Polymax Tを溶解して3日目) 懲りずにまた使用。

 ここまで使うと、正直 印画紙をバットに沈めバットの片側を持ち上げたり下ろしたりして傾け 波を発生させてそれを利用して溶液を攪拌させても 手軽だが 黒に深さが出ない。

 16×20inchのプリントの場合 自分も最初は確実に乳剤面に現像液を行き渡らせる為に 手前を持ち上げ バットを斜めにして奥に現像液の溜まり場を作り そこに印画紙の片端をさしてバットを元通りにして 手前に戻って来る流れを利用して 乳剤面に一気に現像液を行き渡らせる。

 現像液が乳剤面総てに行き渡った事を確認したら そこからは ピンセットで印画紙をつまんで連続攪拌。

 但し、時々 バット内の溶液が循環する様に 幾度かバットを傾け 片方に寄せては水平にし 波を発生させて現像液を動かす。




 絶えず連続攪拌 それでも もう処理能力の限界か 黒は一向に締まらず、階調も ふくよかな感じが無くなりべったりとした感じにしかならない。

 観るとバットの下の方には、ステインの様な物が こびり付いていた。

 思えば、単純に面積計算でいっても 16×20inchのプリントは 一度に8×10inchにして4枚分 現像液の能力を消費する事になる。

 それに加えて 紙が大きすぎて それ自身が現像液を含んで 重くなるので、ピンセット(トング?)で抓んでバットから引き出し 次のバットに沈める動作も 折れ曲がらない様に 手早く行おうとするので、停止液の中に持込んでしまう現像液の量も 必然的に多くなってしまうのだ。

 よって、作った量の割には 立て続けにプリントすれば 液はみるみる能力を失っていき、体積も目減りしていく。








 







2013年9月17日火曜日

2013.09.16. プリント


 3連休。プリント三昧…とまではいかなかったが、毎日3〜4時間位ずつ コンスタントにプリント作業をした。

 昨日の明け方 実に半年振り位に 16×20inchサイズの紙にプリントした。

 半年前と比べて 感度低下とか有るのだろうか?と思って心配していたのだが、問題は無い様だった。

 ただ、前にも書いたけれど 11×14inchサイズとはスピードが違う。同じ引伸し倍率でくらべると やはり 16×20inchの方は 11×14inchサイズの8割程度の時間だった。





 僕の所有している 5×7inchのネガまで対応のZONE Ⅵ  引伸機。

 元々 附属してきた4×5inchのネガキャリアが セットすると隙間だらけで 周囲に思いっきり光が漏れる…と言う訳の分からない仕様なので、上の写真は 例の黒色のボール紙で自作したネガキャリアをセットする為に これまた自作のLED光源ユニットを取外したところの図…σ(^_^;)。





 今回は現状のままで作品を制作して写真展に臨むと決めたが、一段落したら コレは流石にマズイので何とかしなきゃ…。

そう云えば、現状のZONE Ⅵ  引伸機の支柱で 何処までの拡大率になるか不安だったが、丁度 得られるイメージのサイズが14×17inch程。

 ちょっと 横方向の余白が左右足して3inchと云うのは 紙が勿体無い気がするが 現状ではどうなるモノでも無いし、プリントが大きいと扱いが大変なので 皺になるのを気にせずにピンセットで掴める様に 慣れない自分には この程度 余白に余裕が有った方が その後も水洗工程が続く事を考えると良いかもしれない。







 どのコマでも たいがい16×20inch最初の1枚目のプリントは 若干濃度が足りなくて失敗したり 全体のバランスも今ひとつな事が多いから 更に細かい焼込みを付け足そうと あれこれ考える。

 2枚目、全体のバランスは 1枚目より改善されているが 弱気な性格も影響してか 全体的に若干 濃く焼込んでしまう事が多い。

 残念ながら今の自分には 金銭的にも 3枚立て続けに 16×20inchで同じネガを焼く余裕が無い。

 気力も無い。既に2枚焼いて満足いかなくて 自分で及第点すらやれなくて ヘコんでいる処に 更にもう1枚失敗してしまったらと思うと…。それを考えると なかなか「じゃあ、3枚目 いってみよう!」という気にはなれないのだ。

 すぐ上の1枚は 黒くトンネルを出る時の様になってしまった。(もっとも 元がそういうシチュエーションの写真だが…)

 写真の絵柄自体も そんなに気に入って無い。

 元々、大判で 結構広角なレンズで撮ると周辺部は 大分暗くなるとは思うが、それでも 上の写真は焼き過ぎだ…。

 焼込みのテクニックを駆使しても 観る人に それを感じさせてしまう様では駄目だ。

 他の人の写真展などでも どんなに良い写真でも 気付いた途端に あざとく感じてしまう。

 自分も日頃からプリントしていて そういう処に常に注意しているので、普通の人より目が行ってしまうし、そういうものを見極める能力は他の人より秀でているとは思うが…。







 
焼込みの手順が この前のようなメモでは後日 日をあらためてプリントする際に訳が分からなくなるので、手順ごとにコマ送りで描き取っていく事にした。

 やはりこうなっていると セーフライトの許でも判りやすい。








2013年9月14日土曜日

2013.09.14. プリント


 この3連休は プリント三昧のつもりでいるのだ…σ(^_^;)。

 といっても、自分は ちゃんとした暗室を持っている訳ではないので、夜中に襖を閉め切って作業するしかないのだけれど…。

 取り敢えず 土曜日(初日)の早朝…



 
 
 まず、ついこの間 現像したefke PL25 ORTをプリントしてみる。




 
 自作のLED光源ユニットは、光が印画紙の感光する帯域(波長)に絞られているし 取付られているLEDの数も多く非常に効率が良いのか ベース露光は5秒。

 もっとも、そこから更に だいぶ焼き込んでいくのだけれど…。

 テストピース1枚目は かなり露光オーバー。(ここの処は タイマーに付いているAEセンサーを活用してない…σ(^_^;))

 でも1枚目を観て 2枚目は それなりに 大きなプリントに臨める様な テストピースが出来た。






 ベース露光は5秒と書いたけれど、要はこの檜皮葺の一番見せたい部分の濃度をその位に抑えたいのだ。

 オルソフィルムで撮影しているので、軒付の檜皮の重なった部分は ネガには殆ど何も露光されていない。もちろんプリントでは真っ黒になるのだけれど、ベース露光の5秒に拘って その部分の黒の濃度が露光不足で浅くなってしまうと、他の部分を焼き込んでいっても 不自然なプリントになる。

 今回はベース露光は僅か5秒だが そこから うまく焼き込んでいけば、その部分の濃度も問題無い様だ。




 甚だ簡単ではあるが、テストピースから 大体どの様に焼き込んでいくか考え大まかな記録を録る。

 セーフライトの許でも しっかり読取れる様に 細いサインペンで ササッと一気に書く。

 本当は 施していく覆い焼きごとに コマを分けて描くべきだろうけど、描き終わったら即プリントに移るので、1コマの中に ごちゃごちゃと描き込んでしまっている。

 やっぱり あまり複雑だと後日このメモを見返して プリントをおこそうとしても訳が解らず 最初からやり直しになる事がよく有る…σ(^_^;)。






 背後の木立の印象が少し弱いかなぁ…と思って 更に濃度を上げたプリントを作ったが、少し濃い?。

 乾燥してみないと何とも言えないが…。

 でも、focomatで焼いていた頃に比べるとドライダウンそのものが ほとんど無いように思えるのだが、気のせいだろうか?。

  それでも、ハイライトの部分は じっくり時間をかけてジワジワと滲み出て来ると思う。





 iPhoneの写真はどうしても濃く写ってしまうな…。

 実物は こんなに黒く無いですよ…σ(^_^;)。



2013年9月9日月曜日

2013.09.08. つれづれ


この週末は 天気が悪い予報だったので 東京で幾つかの写真展を観て廻った。

 見始めた最初の1,2件の頃はまだ比較的 天気ももっていたのだが…。





 そもそも自分は 額装や展示方法(レイアウト)の事は 経験が無く 正直云ってよく解っていないので、そういう処も含めて 写真展を鑑賞して来た。

 勿論 普段はあまり観る事のない 他の作家さんのオリジナルプリントを 纏めて観る機会でもあるので、そういう意味でも 貴重な体験だ。

 本当は 月一位のペースで観て廻りたいが、なかなかそうもいかない。

 ただ、いつも思うのだが 幾つかの本当に観たい写真展が 日曜は会場がお休みで 観る事が叶わず残念に思う事が多い。殆ど土曜日も仕事の自分にとっては痛い処だ。

 今回、額装をどの様にされているのか それが一つの大きな関心事だったのだが(中には長尺のロールになっているバライタ紙からのプリントで そもそも額装自体が無理に近い…と思われるサイズの展示の作家さんもいらっしゃったが…σ(^_^;))、その辺りに関しても今現在の自分なりの価値基準の様なモノを 朧げながら確立する事が出来た。

 今回の写真展巡りで思ったのは 企業がスポンサーになっている様なギャラリーでも 額縁に関しては使い廻されているのだなぁ~という事。

 そして、比較的小さなギャラリーで 作家さんが自費で会場を借り切って週単位で個展をやっているような処でも 殆ど額に関してはレンタルされているだろうと思われる事が多かった。

 そして それらのギャラリーで抱えているレンタル額縁のサイズは 恐らくよく使われる印画紙サイズに併せた よく或るサイズであろうと思われるので、撮られたカメラのフォーマットに合う印画紙、そしてそれに合う額が有る場合は 非常に整って見えるのだが、そうでない場合は マットの余白で調整して額縁に併せるしかないので、展示によっては マットの余白がバラバラな処も有った。

 ただ、これはお金の掛かる話だけれど、今回幾つか観て廻ってみて 額縁に関しては 大は小を兼ねるなぁ~という感じはした。

 やっぱり、既成サイズの額縁に嵌め込めるからといって 写真に対して 余白の少ないマットなど論外!そういうマットは 無理に額に併せているから 余白の天地と左右のバランスも ちぐはぐでダメな事が多い。でも、別に これは既にかなり前から感じている事だ。

 だが、比較的大きな額を擁していると思われる 企業がスポンサー型のギャラリーで思ったのだが、多分 そこで僕の観ている額のサイズは 大全紙のプリントをブックマットにして 展示できるサイズだと思うのだが、それに それより小さなサイズのプリントが収められていても 悪い感じはしない。

 実際に気に入ったプリントを買い求めて 自分の傍らにでも置いて 毎日観ていれば不満は出てくるかも知れないが、余白の天地と左右の巾が違っていても 横作品が天地の余裕を持った余白の縦のマットに収まって 縦長の額縁に納まっていても 同じサイズの額縁が 等価に規則正しく並べられていれば さほど気にならない。

 隣の額との距離が極端に詰まっておらず、離れて観ても整然としているので心地よく、近付いて観ても 隣の絵柄が目に入って来ないで その印画だけに集中して入り込めるなら、額と印画に対してどうマットが抜かれているかや 額自体の巨大さは 或る程度のスペースであれば さほど気にならないという事だ。

 それよりも余白に余裕がなかったり、詰めて作品を多く展示しているのは 窮屈でひじょうに ストレスになる。作品を2段に展示してあるのも 窮屈な感じはしなかったが、上の写真の高さは 普通の自然な視線ではなく、仰角をつけて仰ぎ観なければならなかったので、少々辛く やはり集中して観ることが出来ない。もちろん展示されているのは作家さん本人だと思うが、作品が可哀想だと感じた。

 まさに、自分の去年の写真展などは その類だったのだが、今年は同じ轍を踏まぬよう 展示方法も 考えていかねばならない。





 写真展を観て廻る前に 自分なりにレイアウトをシミュレーションしていたが、チヨッと考え直す余地が有りそうだ。

 自分も 一層の事ここは初期投資と自分に云い訊かせて 大全紙対応の額縁を揃えた方が良いだろうか?。

 そんな お金の掛かる事はせずに レンタルすべき?

 自分がチョッと気になったのは、使い廻されたレンタル額縁での展示だったのか 企業がスポンサーでない 写真ギャラリーに於いて アルミ額縁の傷が結構目立った事。中にはコーナーが駄目になって通常の付属金物では形を維持出来ないのか テープで留めてあるモノも有った。

 そういった処は目まぐるしく 展示内容も変えていて壁が釘穴だらけだったり、壁そのものがベニヤか何かで それを受けている縦桟も 一部露出しているので、更に そういう小物も雑に扱われている感じがしてしまうと 会場自体が屋台のような 或いは見世物小屋の様な一過性で 薄っぺらいモノに見えてしまう。

 限られた予算が有り 出来る事と出来ない事が有る。それは分かっているのだが 出来れば気持ち良く写真を観たいものだ。些細な事に 気を取られず 出来るだけ集中して観たい。

 自分もそんな事に気を取られず もっと大切な事に注力したいし、今度の写真展では 観にきて下さった方に じっくり作品を観て欲しいので 近頃では 一層の事 額縁を一気に買い揃えてしまうのも有りかな…と思っている。

 


2013年9月7日土曜日

2013.09.07. プリント


 今朝もほんの少しだけだが テストプリント。




 今日は 11×14inchに焼いたのは 僅かに2枚だったが、Polymaxも直前に希釈したし(今日は1:7) 覆い焼きも チョッと落ち着いて考えて施してみた。

 まぁ、今現在の自分の腕なりに そこそこ上手く焼けているんじゃないだろうか…(とは云っても 不満な部分は幾らでも有るのだが…)。






 最近の自分は、たまに このBlogにもその画像をアップした事が有ると思うが、まず 実際にこれから焼こうとするサイズの印画紙そのものを 1/3~1/4に鋏で裁断したものに 段階露光を施してテストピースを1枚作成し そこからイキナリ本番(といっても 前にも述べている様に これは16×20inchの本番プリントに向けた布石に過ぎないけれど…)に挑む。

 そのテストピースは そのカットに於いて一番重要な被写体について作成するので、それについては イキナリの1枚目でもそこそこのプリントが得られる事は有る。

 でも やっぱり その小さなテストーピースでは 画面の隅々まで情報が得られていないので、その本チャンプリントを手がかりに さらに焼き込んだり、それに伴って焼き過ぎになってしまう様なところには 黒い紙片を用いて遮ってやる。





 
 仕事から戻って来て 乾いたプリントを見る。

 やはり focomatで焼いていた頃に比べてると 薄っすらと靄が掛かっている様で輝きを感じない。







 このBlogを見て下さっている方々には直接参考にはならないが、このプリントのベース露光は9秒。そこから部分的に焼き込みを施して追い込んでいく。

 ただ ここで知って欲しいのは、焼き込んでいったからと云って 決してイイモノになるとは限らないということ。

 僕の経験からして(これは現時点での 僕の感じている暫定的な値だと思って欲しいが…)もちろん絵柄にもよるが ベース露光に対して その1.5倍以上の時間 焼き込むと その部分は最初のベース露光だけをかけた部分にたいして 上手く説明出来ないが、濃度は出ていてもトーンが詰まった様に感じられて(純粋に硬い柔らかい 或いは2号or3号という感覚とは若干違う様に感じられるので…) 画面全体に統一感が無く ちぐはぐな印象を受けてしまう。

 この感じ 分かって下さる方は 分かって下さると思うのだが、例えば上の写真において(iPhoneで撮った拙い画像で判断していただくしかないことは 誠に申し訳なく ご容赦願いたいが…) 多宝塔の庇の下の建具の辺りは ベース露光の9秒位で焼いていると思うのだが、それに比べて倍近くかそれ以上の露光をかけている そに横の画面の上から下まで幹が通っている木の辺りは トーンが詰まった様になっていて それらを1枚の写真として見た時に トーンが統一されておらず 自分には ちぐはぐな印象を受ける。

 そもそも、僕の作ったネガ自体が濃すぎるのだろうか? このカットについては そんなコトは無いと思っているのだが…。

 多分ベタ焼きなら問題無いプリントが出来ると思うので、これも散光式になったとは云え キャリエ効果の影響をモロに受けている…と云う事だと思うのだが…。















2013年8月12日月曜日

2013.08.12. プリント


ここのところ プリントも1日置き位にしていて なるべく習慣になるようにしたいと思っている。




efkeのPL25で撮影したネガ…。

かなり硬調だったので マトモにプリント出来ないかなぁ~と思っていたが、散光式の恩恵からか それとも何にも関係ないかよく判らないが そこそこのプリントになった。

ただ、本番プリントでは 更に細かな焼き込みを施して 納得行く仕上がりまで追い込んで行く必要が有るけれど…。(ただここから 更に焼き込みたい部分のネガ濃度は かなり高いので 単純に今迄掛けてきた露光時間から 一次関数の比例計算のように 時間を割り出す事は出来ないが…)


今回efkeの 4×5のシートフィルムからの引伸しだが、正直云ってトーンや粒状感に ブローニーと比べてアドバンテージの様なものは 少しも感じられない。

もっとも、それは たかだか11×14inchというサイズに伸ばしているからで(ブローニーのefke  R25からのプリントでも このサイズに伸ばした位では粒状感を感じない。逆に限界(粒状)を感じない…自分の目の能力では 細かい対象が写っている部分においては その境界を明確に分解出来ないので、パッと見は わずかにピンぼけした様な かえって甘い描写に見えてしまう位だ…前にも触れたけれど この感覚、分かって下さる方は どの位いらっしゃるだろう…)16×20inchや20×24inchに 引伸ばせば 明確な違いが 現れるかも知れない。





このiPhoneで撮った写真には 写っていないけれど、画面下の方の濃度が 焼き込んでいる割には 濃くならないのが気になる。

LED光源ユニットの方に 問題が起きていなければいいが…。

今は 11×14inchのサイズでプリントしている。本来なら ひと通りベタ焼きを焼いて そこからセレクトしていくものかも知れないが、僕は 元々コンタクトを焼く習慣が無いので、いつもネガの状態で 眺めて良さげなコマを いきなり引き伸ばす。

どうも16×20inchのプリントを制作してからというもの 11×14inchのサイズが小さく感じる。いゃ、自分の手許に置いて 繁々と眺めるには 手頃なサイズだと思うのだけれど、秋に開く予定でいる個展に飾るには 小さ過ぎてあり得ない…といった感じ。人それぞれ 感じ方は違うと思うし、僕自身の感覚も 変わって行くモノかも知れないが、今の自分はそんな感じなのだ。

 でも正直云って そんな大きいサイズにプリントして マットに収めることは出来ても 額縁の数を揃える お金など到底調達出来ない様に思われるのだが…σ(^_^;)。さて、どうなる事でしょう…。

ただ、今回のプリントで別に決して好感触を得た訳では無いが、ネガを選べば其れなりのプリントは出来そうな気がしたので、一応 今シーズン(秋の個展)迄は 現状の ZONE Ⅵ引伸機でやってみようと決めた。(すぐに 気が変わるかも知れないが…)


2013年8月7日水曜日

2013.08.07. プリント


 もう だいぶ暫くぶりになってしまったが、今朝 プリント作業を再開した。






 上の写真のネガは だいぶ濃くなってしまったコマからプリントしたが、自分が思っていたよりは 普通にプリント出来た…σ(^_^;)。

 ただ、自分としては 全く満足出来るモノでは無い。
 
 このプリントの元のネガは非常に濃度が濃い。口では上手く説明出来ないのだが、このプリントにも濃度の高いネガから起こしたであろうと思われる様な感じ(特徴)が出ている。解る人は 解って下さると思うが…。
 
 



2013年6月24日月曜日

もう一台の focomat Ⅰc(その3)


 昨日の朝、やっともう一台の focomat Ⅰcでプリントをした。

 前から使っていたfocomat Ⅰcとの違いが判るよう 以前既に プリントした事のあるカットを選んだ。(サイズは8×10)







今は無き 125PXで撮影したネガ。正直云って 8×10位に引伸ばしても 撮影レンズのピントのピークが来ている距離は判るが、何処まで解像出来ているかは このサイズではハッキリ判らない。

 露光時間が極端に短くなってしまうので 最初は f8でプリントしようと思ったのだが、ピークルーペで観ても 行ったり来たりで ピントがなかなか決められず、ふと急に思いたって f5.6にしてみると 何回か行き来するとピタッとピークに合わせられたので  f5.6でそのままプリントしてみる事にした。

 電球は 確かヨドで購入したFujiの100Wの写真用電球で ベースの露光時間は6秒。このカットのネガは 2号では眠かったので、3号の多階調フィルターを用いてプリントしている。






 iPhoneの写真では どうしても実際よりも コントラストが高くなってしまうので 以下あまり参考にはならないかも知れないが…

 KodakのPolymaxでプリントしたが、容器の中で残り100mlになってしまって暫く経っていた   濃縮液を溶解したので 最初から液のコンディションが良くなかったのだろうと思われるが、黒に明らかに締まりが無い。

今回のプリントが 妙にダマっぽく(粉っぽく)感じたので、これも 現像液の疲労の影響かと思っていたが(この感覚が解る方 いらっしゃるだろうか?僕の思い込みではないと思うのだが…)、後日 新しいPolymaxのボトルを 開封して 本当に新しい希釈液で別のカットをプリントしたが、どうもそれが 根本の要因では無い様だった。

 もちろん 現像液を新しくした事によって 最大黒の濃度は上がったが、新たなプリントからも 粉っぽさと言うか、粒子の鋭さの様なものは 以前のfocomatのプリントより感じられたのだった。





 よく考えると、もう一台の focomat Ⅰcになって レンズはElmar 5cmではなく Focotarになっている。
製造No.を確認していないが いつ頃のものだろうか?

 今回のザラザラ感は もしかしたらレンズが変わった事が一番の原因かも知れない。

 最初のfocomat Ⅰcに付いてきたレンズがElmarで こんな古いレンズで大丈夫だろうか?と当初は思ったものだったが(それはプリントしてみて 完全に杞憂である事が判った)、今回のこのザラザラ感(シャープ感?まだ決めつけるのは早いが…)は Focotarの解像力(結像力)が高いということなのだろうか?(ちなみに解像力とは関係無いかも知れないが、このFocotar 酷使されてきたのか 中心はクリアだが リング状にくもりが有る。だから 本当は f5.6ではなく もっと絞って使ってみたかったのだが… 最初のfocomat ⅠcのElmarのときは いつも f8で焼いていた)

 いずれにしても もう少し 数をこなして見比べて 判断してみようと思っている。

2013年6月3日月曜日

320TXP


 昨日、1枚のネガをプリントした。

 320TXPのシートフィルムのプリントをしたのは これが初めてではなかったと思うが、今回のプリントからは いつもとは違う 光の拾い方と言おうか…光の輝きの生み出す奥行きと言おうか…ともかく いつもとは違う感覚がした。

 後で 冷静に振り返れば、一時の気持ちの揺らぎ…気のせい…の類のものになっているかも知れないが…。







 320TXPは、1箱50枚 単位で、それでも 1枚当たりの単価は、ACROSや DELTA100や FP4+よりも割高なので、今迄 使うのを躊躇していた。

 3月にヨドのネットで DELTA100や FP4+を注文したが 欠品中で 入荷は4月以降になりそう…とのアナウンスがあり、仕方なく 320TXPを買い求めたのだった。

 でも、そもそも感度が2段近く高いので、天気の悪い日や 風があり露光時間を稼げないような時には 積極的に使い、実際そういう意味では重宝していたので、10枚位は ホルダーに詰めて 常に持って歩くのも有りかな…などと思っていた。










 妹島さんの設計したビルの 隣のビルのバルコニー 今迄 こんな感じに写った事って有ったかなぁ?

 同じ所から DELTA100でも撮影しているのだが、少し日差しの状態が違うので プリントして比べても仕方が無いかもしれない。

 






 間の小さな道路を挟んで建つ 低層の建物 これも何か すごく存在感があるんですよね…







2013年5月23日木曜日

2013.05.23. プリント


 リレーを噛ませて、LED光源パネルの応答のタイムラグの問題が無事解消して 小刻みな時間であっても 正確に同じステップで焼けるようになったので、引き続き テストプリントを行った。







 まず、ベース露光からして2.5秒では いかんせん短すぎるので 10秒位になるように LED光源の明るさを調整。取り敢えず 今日は ブルーとパープルの値は 共に3.15にセットした。

 チョット 硬め…でもやっと 自分の テストピースらしくなって来た。









 これは、今回のカットのものではないが、自分は取り敢えず テストピースから 自前の露光時間のガイドの様な物を ペンでスケッチして描いている。

 印画内の 露光時間のタイムテーブルが 小刻み過ぎて とても頭に叩き込んでおける様な単純な物ではないので、こうやって事細かに記載して 整理しておくのだ。

 このとき スケッチはペンやボールペンで描く事に決めている。

 ひとつの理由は いずれ暗いセーフライトの中で こいつと睨めっこして 露光を掛けていくので コントラストの高い描画になっている方が 見易い事。

 もう一つの理由は、これから自分は 一度 取り組んだらやり直しのきかない事をやるので 或る意味 気合いを入れる為に あえてやり直しのきかない事をして 自分の気持ちを高める意味がある。(端っから やり直しのきく鉛筆なんか握って そんな弱気でどうする?…という事)

 もっとも自分も MorphosisのThom Mayneのように 鉛筆で美しいラフスケッチが描ければ そちらを選んでいるだろうけど…








 でも、ただ写しとるのではない。その時考えた事、感じたこと、そしてそれをプリントに反映させるように 時には時間を掛けて 描くんです。

 そうすると、気持ちが高まりつつも 少しリラックスしている自分が居る。集中しつつも、一歩引いて冷静に考え これからプリントに取り組もうとする 少し大人な気分の自分が居る。







 勿論、人間ですから その時その時で 気分や考えも変わり、スケッチの調子も変わるんです。

 でも、そういうのが積み重なり ストックされていって 後で見返すのも 面白い物ですよ。







 テストピース後に 最初に焼いた1枚目。テストピースで焼いていない部分については、露光時間は推測するしかないので、真っ黒になったり 濃度が浅くなっている。

 どうも 貧乏性で仕方がないが、本来はテストプリントは 画面全体で行う物なのだろう。

 結局 失敗プリントの枚数を 重ねるのなら 同じ事だ…。それは解っているのだが…

 





 1枚目の結果を踏まえての 2枚目。何とか 見られるプリントに…σ(^_^;)。でも、まだ大いに不満のある箇所が…。









 隅木の先端部分と その周りの木々の濃度が 明らかに 浅い。


 






2013年5月14日火曜日

ZONE Ⅵ 引伸機の再生(その4)


 やっと、新たに作った LED光源ユニットで テストプリントをしてみた。




まずは、適当に ブルーのLEDが2.50、パープルのLEDが1.70でスタート。



 正直云って ブルーのLEDの光とパープルのLEDの光は 単純に見た目の明るさでの比較は出来ないので 本当に まずは適当に…σ(^_^;)

 でも、取り敢えずのテストプリントなので 明らかに効果が出る様に パープルの方は 光量を強めと思われる様な量にしておいた。







結果は まぁ普通に… 若干ガリガリ気味に焼けた…σ(^_^;)







 きっちりテストピースを焼く時間の余裕がなかったので(本当に早朝 焼いているので、薄明が迫っていた) 立て続けに4枚焼いてみたが、濃く焼けてしまったものは かなりガリガリに…σ(^_^;)。

 でも、ここの処 どんなに焼込んでも 全体的に濃く眠くなっていくだけだったので 期待通りに ガリガリに しかも真っ黒く(小学校の時の木版画のインキのように 真っ黒ベタベタという感じ)焼けたのは 或る意味気持ちが良かったですよ…σ(^_^;)。
 だが 問題…というか 単純に喜んでいられない事も…







 焼き込みを加えていくと 像の濃度が上がるけれども、焼き込みを加えなかった部分に比べて 黒く硬い感じになってしまう。同じプリントの中で 部分により様々なグレードが存在して 一つの印画として観ると ちぐはぐ 辻褄が合わなくなっている…と云ったらいいだろうか…

 でも、別にこれは今回初めて感じたことではなくて、もうfocomatを使っていた頃から 勿論 既に感じていた事。

 ただ 集散光式のfocomatに比べ、散光式のZONE Ⅵ 引伸機では その辺にもう少し寛容かなぁ… focomatより 覆い焼きがし易いかなぁ… と思っていた(かなり期待していた)ので、その辺りは チョッと裏切られた感じ。


 




















2013年5月5日日曜日

2013.05.05. プリント


 今のLED光源パネルでも焼けそうなネガを 引続きプリントしてみることに…







 明らかに focomat Ⅱcで引伸ばしていた時とは トーンが違う。

 これが散光式ということなのだろう。

 今回 自分の手持ちのネガの殆どは 軟調になり過ぎて上手く焼けなかったが、引伸機のタイプが 散光式に変わったので そもそも同じネガであっても 今までより軟らかい印画になってしまうという事なのだろう。

 ネット上のどこかの情報なので うろ覚えなのだが、Kodakのフィルムのデータシートの現像時間は 散光式の引伸機でプリントするために適したネガ濃度が得られる値だと 且つて見た記憶が有る。

 今回 以前にfocomat Ⅱcで焼いていた頃には、覆い焼きを駆使せねばモノにならないと思われた様なネガでも、少々の覆い焼きで ある程度モノになってしまうのには 正直驚いた。

 今、本当に自分で手にしてみて(所有して)実際に使ってみて 本などに書かれている 散光式の特徴、独特のトーンというのを 身をもって感じている。

 その違いは 今のところ 僕にとっては これもよく本などに書かれている事だが、一概にどちらがいいとは 簡単に言い切れない。それぞれに良さが有る。

 ただ 結局 世の中 何事においてもそうなのだろうが、僕は やはり最終的には何でも自分ひとりでやって見なければダメだと思っている。今回の引伸機の方式の違いについても 自分でやっていれば 先達が書き残して下さっていることも、言葉では上手く言い表せないような違いも 自ずと理解する事が出来る。

 でも、いずれ近いうちに 集散光式と散光式の違いについて感じた事を 自分なりの言葉で綴ってみようと思っている。上手く書き表せないし、上手くは伝わらないかも知れないが…(ただ 上のiPhoneで撮ったプリントの写真には 一部その片鱗を覗かせていると思われる部分も有るので 自分は…という方は 注意して観て欲しい)。








こいつも 焼いてみたけど…ちょっと浅いかなぁ…



 もちろん ベタ焼きは綺麗だし、8×10位のネガサイズになれば ベタオンリーでもいいかもしれないけど、やっぱり引伸ばして サイズが大きくなるとベタ焼きとは 印象が違うなぁ… 。

 僕は実際にその場所に立って撮影しているので、そのスペースを体感しているからかも知れないけど、ベタ焼きや8×10に伸ばしていた時は 完全に客観視というか カタログ冊子の写真を見ている様な感じだったけれど、 11×14位になると この時はこんな光だったなぁ…そしてその光ではここはこんな感じに写真上に再現されるのか…とか撮影していた時と今プリントを見ている自分が 時間を行き来している と云うか プリントに入り込んでいる自分に気付く。

 
 もっとも これらは建築を撮った写真で ただ単に ようやくこのサイズになって その塔なりスペースの スケールを感じるようなサイズにようやくなった…というだけのことかも知れない。

 でも 今日の僕は、引伸ばすのも有りだな…引伸ばして新たに感じられるものがあるなら 引伸ばす事 その技術を磨く事にも意味がある…と感じた。

 
 いずれ 気に入ったものは さらに上のサイズに焼いてみようと思う。 さらに上のサイズのプリントには さらに自分が入り込めるような錯覚を感じ、新たなスケール感を感ずるのかも知れない。

 
 実際、3月の二川さんの写真展でも、確か滋賀県の民家を写した写真だったと思うが(そのコマは恐らく 三脚据えてカッチリ撮られた様なモノではなく、半ばスナップの様な感じで捉えられたモノだったが)、いま自分がこの写真を観て得られた感覚(スケール感)は、このサイズ(かなり大きい)で プリントされていなければ 得られなかったろう…と明確に思わせるモノが有った。

 普段 自分は比較的プリントに近寄って凝視してしまうが、(その人がどの様にフィルム現像して それはどんな粒状をしているか、そして どの程度シャープな印画が出来ているかに興味が有るので…もっとも引いて観てみる事も忘れないように心掛けているが…)その時の写真は しっかり引いて観た。これくらいの鑑賞距離をとって観たときに得られるスケール感が 実際の撮影された時の感じに近いのでは…そんな事を感じ 幾度と無く 近寄ったり 引いたりして観てみた。本当にその写真が 展示されていた中では カッチリ撮られた様な感じではなく スナップ的に感じたので 自分にとっては意外なかんじだった。

 
 明らかに 広角レンズで撮られたようなモノではないので、撮ったレンズの焦点距離というのも もしかしたら 鑑賞距離に関わってくるものなのだろうか…

  







 ここのところ プリントするのも億劫になって しばらく停滞していたが、調子が上がって テストピースも本来の自分らしくなって来た。

 自分で日々プリントされてる方の中には、同じような事を感ずる方もおられるかも知れないが、一度 面倒な気持ちが芽生えてしまうと 段々億劫になってしまって 元のコンディション(モチベーション)に戻すのは大変な事だ。









先にも書いたが、この塔の写真のトーンなど 今まで経験した事の無い感じだ…







こいつは やっぱ今の ブルーのLEDオンリーのシステムじゃダメだな…