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2022年2月16日水曜日

2022.01.31. つれづれ

  最近 また ひょんな事から モノクロ現像をやり始めた。

 ⇧ かなり散らかっているが 気にせずそのまま作業開始

 もう 彼此5、6年 殆ど何もしていなかったのだが、お座敷暗室はそのままの状態だったので ササッと準備して 何の違和感もなく始める事ができた。

 暗室作業から離れている間に 感材・薬品の類いは値が上がっていき、チョッと気楽にポンポン買える様な値段では無くなっていくのを 横目に見ていた。

 まぁ、現像液は 新しく買い求めるとして 残りは昔購入して残っているモノで間に合わせる事にした。

 準備に手間が掛かったり 作業後の片付けに時間が掛かるとそれだけでうんざりして そのうちモノクロ現像そのものが億劫になってしまうので とにかく気楽にやってみる事にした。

 まずは フィルム現像から…


      ⇧ 攪拌棒が紛失していたので 皿現像用のトングで代用


 XTOLを5ℓ溶解。この5ℓという量がネックで 適当な容器が無いので バケツに自分で目盛りを付けたもので 間に合わせる。 

 このバケツだと 溶解してからも 500㎖のボトルに小分けにするのにも悩ませられるのだが…(自分は元々眼鏡っ子だが、そうで無い方はゴーグルか何かを身に付けた方がいい。印画紙のバットに溶液を出したり それを片付けたりする時もそうだが 結構飛沫が飛び散るので…オマケにこのXTOL 袋を開封し逆さまにして一気にバケツに注ぎ込むと細かい粉末が煙の様に舞い上がって 顔を近付けていようものなら 目に入るか うっかりすると吸引してしまいそうになる。)

 今回 現像するフィルムは 中断する直前の6年位前に購入した物。オンボロローライで昨年末ササっと撮影したもの。(銘柄は ILFORD FP4+)



 
⇧ カーリングがスゴイっす


 勿論 普通に現像出来てしまうのだが ザラザラとしたベース被りが全体に及んでいる。

 フィルムを保管してあったのが 西日の入る収納部屋で 夏場は空気の入れ替えも無く結構な温度になっていたのかも知れない…

 ともあれ、相変わらずネムくて非常に焼きやすそうなネガだ。




 プリントは 気軽さ最優先で 8×10のレジンコート紙。過去に買ったILFORDの2号紙がまだかなり残っている。そのサイズに合わせて 引伸ばし倍率を調整する。


 




















 自分のfocomat Ⅱcはレンズの切り替え部分の動きが あまりスムーズでないのか 
引き伸ばし倍率が 小さめになっても レンズ上部の蛇腹が ひとりでに降りてこない。

 ブランクが長かったので 最初は 「何でピント合わないの?」と考え込んでしまった。




 何回かレンズをスライドしているうちに その部分がごっそり下にダウン。
蛇腹が伸びているのに気が付き やっと思い出したのでした。

 それにしてもローライのネガって普通にセットするとこの向きになるのね…
もうしばらくぶりなので そんな感覚すら忘れとったョ…


     


⇧ 以前はプリントすると毎回こんな感じ

 以前は何が何でもバライタという感じだったので 皿現像後も 水洗やら 乾燥やら
色々時間や手間が掛かった。

 うっかり水を溜め過ぎてシンクから溢れてしまい 下階へ水漏れさせてしまった事も
しばしば。ちょうど真下は キッチンなのだけれど ある意味ウエットゾーンなので
 家族には大目に見て貰えた。居室や寝室ならトンデモない事だ。



 




















 8×10程度のプリントサイズなら 溶液も1ℓづつで済むので 100円ショップで手に入れた
プラスチックのバットで間に合ってしまう。(まるで この為に製造されているのか…
と思うほどのジャストサイズだ。中で激しく攪拌するには 少々小さいが…)

 今は厳寒期なので大きなポリバットにぬるま湯を張ってそこに浮かべて温度管理。
(ものぐさな僕は 次の日等 連日に渡って作業する場合は 停止液と定着液に関しては 
このまま同じサイズのポリバットで蓋をして 最中の様な状態にしておきます。)

 現像液に関しては そういう訳にはいかないので その都度ボトルに回収。
黒の締まりにも関わって来るので 別に温度管理して 20°を下回らない様にします。

 プリントの作業自体は以外に体が覚えている…という感じ。覆い焼き等のテクニックは
 徐々に磨きをかけていくとして 僕の暗室生活は ここに再スタートを切ったのでした。



2014年1月27日月曜日

2014.01.27. つれづれ


 結局、手持ちのfocomatのヘッドに換装出来る様な形で 近いうちに 散光式か 冷光源の自作ヘッドを作ってみて 使い慣れた focomatで かつてプリントしてみたネガを焼き比べて 自分なりに 散光源式と集散光源式、或いは冷光源でプリントした場合の調子について 考察してみようという事にした。

 最初は何も考えず ただ漠然と頭の中に focomat Ⅰcが思い浮かび、4×5や5×7に比べれば 結構コンパクトなサイズに出来るだろうから 材料代も時間もそんなに掛からないかも…と軽く思っていたけれど、よく考えると focomat Ⅰcはネガを コンデンサーレンズと ネガキャリアで挟み込んで 平面を出して プリントする様な方式になっている事に気が付いた。










 厳密に云うと 僕のfocomat Ⅰc達は コンデンサーレンズの先端にレンズキャップの様に 一台は四角いマスクがきられた只のキャップの様な スペーサー、そして もう一台は アンチニュートン処理したガラスが取付られたフィルターをかます様になっている。(確か、Valoyは後々 コンデンサーレンズ自体が アンチニュートン処理された物に変わって 何か先端にかます必要が無くなったと思ったが その後のfocomat Ⅰcはどうだっただろうか?もう 忘れてしまった…σ(^_^;))






   ならば、Ⅱcのほうで考えてみるか…と思って ヘッドの白熱電球の付いた蓋を開けてみたが 自分の想像していた以上に大きい…σ(^_^;)。

   150φ位の気でいたので、塩ビの排水パイプが 丁度いいかな…と思っていたが、200φ位でないと とても収まらないサイズだ。まずは、しっかり採寸せねば…。

   それにしても、開けた時いつも思うが もの凄いガラス玉が仕込まれている…。このガラス玉の収まっている容器には バケツの様な取っ手が付いていて それを摘まんで 上に引き揚げる様になっているのだが…結構 緊張する…。もし落としたら えらい事だからね…。










2013年9月26日木曜日

2013.09.26. つれづれ


 朝晩 だいぶ冷え込んで 肌寒い位の陽気になって来た。

 今日 仕事からの帰りがけにキンモクセイの香りがした。

 ここの処 全くフィルム現像をしていないが、水温も少しは下がって 少しは温度調節し易くなっているかも知れない。

 まだまだ未現像のシートフィルムが 残っている。(50枚位は有るだろうか?)

 ただ、今は 写真展の為のプリントをコツコツ制作していくのがやっとで、そこまで気力が湧かないのだ。

 その中に 今プリントしているカットより重要なコマが眠っているかも知れないのに…。

 そもそも自分は 闇雲に撮り過ぎるのだろうか、ライカ判やブローニーの頃には 撮影ばかりして現像が滞り 未現像のフィルムが溜まっていっても それ程苦にならなかったが、今はフィルム現像が苦痛で仕方無い。

 そんな状況なのに、近頃また135でパチパチと写真を撮っている…σ(^_^;)。

 ひとつは前にも触れたかも知れないが、Contarexで モノクロ写真を撮った事が無かったので 今 感度100のモノクロフィルムを詰めて1本撮っている最中。

 正直 チョッと調子悪くて 1/1,000秒と1/500秒は死んでいて、もっぱら1/250秒と1/125秒で撮っている。

 でも、Contarexでは いつもリバーサルで撮っていたが 良い写りをして コクの有る重厚な色合い(何と云ったら良いだろうか…)に驚かされていたので チョッと期待しているのだ。







 もうひとつは、コレも試してみたかったのだが、M3に fotochatonさんで手に入れた ADOXのSILVERMAX 21を詰めて撮っている。

 僕は 何度かefkeのKB25を使った事があるので、このフィルムは 感度100だが、100TMXやDELTA100とどう違うのか興味の有るところだ。

 どちらもネガを仕上げて focomatでプリントするのが楽しみだ。(最近、focomat使っていないなぁ…σ(^_^;))

 これらのフィルムを撮り終えた時、僕は溜まったシートフィルムの現像は放棄して ササッと出来て結果の楽しみなこちらのフィルムの現像から再開するのだろうか?。

 多分そうなのだろうし、もしかしたら違うかも知れないが、楽しんで日々の写真生活を送る事も 近頃は大事だと思うのだ。

 

 


 

2013年9月19日木曜日

2013.09.19. プリント


 ここの処はコンスタントにプリント出来ている。

 3連休に遠出せず 毎日プリントした事が結果的に効いているという事だろうか?。

 写真展まで 出来ればこの状態を維持していきたいと思う。




 以前 Mamiya7で撮ったネガをfocomatⅡcでプリントしたとき、11×14inchから16×20inchのサイズにアップしたとき、引伸し倍率の限界を感じた(トーンが詰まった感じがする)。

 今回 この4×5inchのネガから 11×14inchから16×20inchのZONE Ⅵでのサイズアップでは 11×14inchから16×20inchの拡大率の変化では 印画が大きくなったことによる トーンの詰まった(省略されて滑らかさガ無い)感じというのは パッと見る限り特に感じられない

 ただ、僕自身は、散光式であるからといって べタ焼きに焼いたときの あの美しい階調が 或る程度の大きい拡大率になってもそのまま維持されているとは思えない。

 2~3倍ではさほど感じないかもしれないが、引伸しは 絶対にキャリエ効果の影響をうけている筈だ。

 ライカで撮ったフィルムをfocomatで伸ばす際にも 8×10inchでプリントされて 軟らかく美しいトーンを持っていたものが、11×14サイズに伸ばした途端に トーンの瑞々しさを失って 生気の抜けたカスカスのプリントになってしまい がっかりする事が良くある。


 16×20inchのプリントを現像して それまでに無い体験と云ったら 大袈裟過ぎておかしいのだけれど、何時もよりよく判った事が有った。

 それは 現像液の処理能力の変化。

 何時もは 最大濃度(黒)がすぐ得られなくなるので、現像液を使い廻す事は 殆どしないのだが、3連休だった事も有り 2日目の夜に 前日のテストピースで得た情報を元に いよいよ16×20inchでプリントする直前に Polymax Tを(1:7)で 2.5リットル程 希釈して用意した。

 その晩は 16×20inchのプリントが2枚と翌日(3日目の夜)にまた16×20inchのプリントを制作する為に 3枚程 11×14inchのプリントを焼いて終了した。

 使い終えた現像液は 容器に移し 空気を追い出した後 勿論 密栓して保存。

 本当は、最大濃度が出ず悔いの残るプリントを作ってしまう方が 精神衛生上宜しく無いし、印画紙を無駄にする方が 金銭的損失が大きい事は分かっていたが、一晩位は問題無かろうと 次の日(3連休の最後の日)も同じ現像液で 16×20inchのプリントが3枚と その後11×14inchのプリントも2〜3枚制作した。

 正直、16×20inchのプリントは 液の疲労を特に意識する事も無くプリント出来た。

 本来なら(1:9)で希釈して使用すべきPolymax Tを(1:7)で希釈した事も 現像液の能力がもつ要因のひとつとして有るかもしれない。

 が、Polymax Tを新調して2日目のプリントを終え また容器に移す際に、細かく黒い針の様な 磁石に付いた砂鉄の様な 細かいこより状の屑が 幾つか溶液中に析出していた。

 コレは いつも経験している事だが、使っているとこの様になって来る。もしかしたら この様な兆候が診られた時点で速やかに廃棄すべきなのかも知れない。

 3連休が明けて次の日の早朝(Polymax Tを溶解して3日目) 懲りずにまた使用。

 ここまで使うと、正直 印画紙をバットに沈めバットの片側を持ち上げたり下ろしたりして傾け 波を発生させてそれを利用して溶液を攪拌させても 手軽だが 黒に深さが出ない。

 16×20inchのプリントの場合 自分も最初は確実に乳剤面に現像液を行き渡らせる為に 手前を持ち上げ バットを斜めにして奥に現像液の溜まり場を作り そこに印画紙の片端をさしてバットを元通りにして 手前に戻って来る流れを利用して 乳剤面に一気に現像液を行き渡らせる。

 現像液が乳剤面総てに行き渡った事を確認したら そこからは ピンセットで印画紙をつまんで連続攪拌。

 但し、時々 バット内の溶液が循環する様に 幾度かバットを傾け 片方に寄せては水平にし 波を発生させて現像液を動かす。




 絶えず連続攪拌 それでも もう処理能力の限界か 黒は一向に締まらず、階調も ふくよかな感じが無くなりべったりとした感じにしかならない。

 観るとバットの下の方には、ステインの様な物が こびり付いていた。

 思えば、単純に面積計算でいっても 16×20inchのプリントは 一度に8×10inchにして4枚分 現像液の能力を消費する事になる。

 それに加えて 紙が大きすぎて それ自身が現像液を含んで 重くなるので、ピンセット(トング?)で抓んでバットから引き出し 次のバットに沈める動作も 折れ曲がらない様に 手早く行おうとするので、停止液の中に持込んでしまう現像液の量も 必然的に多くなってしまうのだ。

 よって、作った量の割には 立て続けにプリントすれば 液はみるみる能力を失っていき、体積も目減りしていく。








 







2013年6月24日月曜日

もう一台の focomat Ⅰc(その3)


 昨日の朝、やっともう一台の focomat Ⅰcでプリントをした。

 前から使っていたfocomat Ⅰcとの違いが判るよう 以前既に プリントした事のあるカットを選んだ。(サイズは8×10)







今は無き 125PXで撮影したネガ。正直云って 8×10位に引伸ばしても 撮影レンズのピントのピークが来ている距離は判るが、何処まで解像出来ているかは このサイズではハッキリ判らない。

 露光時間が極端に短くなってしまうので 最初は f8でプリントしようと思ったのだが、ピークルーペで観ても 行ったり来たりで ピントがなかなか決められず、ふと急に思いたって f5.6にしてみると 何回か行き来するとピタッとピークに合わせられたので  f5.6でそのままプリントしてみる事にした。

 電球は 確かヨドで購入したFujiの100Wの写真用電球で ベースの露光時間は6秒。このカットのネガは 2号では眠かったので、3号の多階調フィルターを用いてプリントしている。






 iPhoneの写真では どうしても実際よりも コントラストが高くなってしまうので 以下あまり参考にはならないかも知れないが…

 KodakのPolymaxでプリントしたが、容器の中で残り100mlになってしまって暫く経っていた   濃縮液を溶解したので 最初から液のコンディションが良くなかったのだろうと思われるが、黒に明らかに締まりが無い。

今回のプリントが 妙にダマっぽく(粉っぽく)感じたので、これも 現像液の疲労の影響かと思っていたが(この感覚が解る方 いらっしゃるだろうか?僕の思い込みではないと思うのだが…)、後日 新しいPolymaxのボトルを 開封して 本当に新しい希釈液で別のカットをプリントしたが、どうもそれが 根本の要因では無い様だった。

 もちろん 現像液を新しくした事によって 最大黒の濃度は上がったが、新たなプリントからも 粉っぽさと言うか、粒子の鋭さの様なものは 以前のfocomatのプリントより感じられたのだった。





 よく考えると、もう一台の focomat Ⅰcになって レンズはElmar 5cmではなく Focotarになっている。
製造No.を確認していないが いつ頃のものだろうか?

 今回のザラザラ感は もしかしたらレンズが変わった事が一番の原因かも知れない。

 最初のfocomat Ⅰcに付いてきたレンズがElmarで こんな古いレンズで大丈夫だろうか?と当初は思ったものだったが(それはプリントしてみて 完全に杞憂である事が判った)、今回のこのザラザラ感(シャープ感?まだ決めつけるのは早いが…)は Focotarの解像力(結像力)が高いということなのだろうか?(ちなみに解像力とは関係無いかも知れないが、このFocotar 酷使されてきたのか 中心はクリアだが リング状にくもりが有る。だから 本当は f5.6ではなく もっと絞って使ってみたかったのだが… 最初のfocomat ⅠcのElmarのときは いつも f8で焼いていた)

 いずれにしても もう少し 数をこなして見比べて 判断してみようと思っている。

2013年6月20日木曜日

ド近眼


 こんな事を 云うのも何だが…

 僕は 極度の近視なのだが、(何年か前までは 近視の度合が進んでいたので、メガネ屋さんでは これ以上はプラスチックレンズでは見苦しいので コンタクトにした方が良いのでは…とも言われた)今 写真をやっていて ド近眼で ある意味本当に良かったと思っている。(ド近眼に 産んでくれた両親に感謝!)

 もちろん、それが写真の総てではないけれど、僕の経験からして 近眼でないとそのプリントにどの程度の細かさで写っていて 何処にピントの芯がいっているか 判別出来ないと思う。本当に 被写界深度などは 見かけ上のピントがあっている部分に過ぎず、そのピークは ある距離にしか来ていない事が判る。

 しかも、感度100のフィルムで撮った写真ともなると その現像処理にも依るかも知れないが 135では8×10、120では11×14サイズ位の引伸し倍率に プリントしても もう細か過ぎて 果たして何処まで解像しているのか 判らない時がある。(もっとも、近眼の人でなければ 何処まで解像してしまっているんだろう?と思わせられる位に そもそもプリントが見えないと思うが…)






 僕は今こうやって この記事を書いているが、iPhoneに最初から入っているメモなど あんなに文字が大きく無くていいから もっと小さくなっても広いフィールドが得られる様に 拡大・縮小機能を盛り込むか、そもそもデフォルトで 表示サイズを選択出来る様にして欲しかった。

 iPhoneは 非常に便利だと思うが(文字サイズが小さくなっても良ければ、結構広いフィールドが得られるので 一般的な webサイトも結構 閲覧出来る)それでも いちいち隅まで観るのに横方向にスクロールしたり 煩わしさや もどかしさを感じる時が有る。





↑  パソコンで観ておられて 興味の有る方は上の写真をクリックしてみて下さい。


 
 iPhoneを使い出してからというもの やはりBlogの記事を書いたり webを見たりするのには iPhoneの表示エリアは狭いので(縦方向は それなりに長いと思うが、テキスト入力などをすれば、キーパッドとして その半分近いエリアを 占拠されてしまう)、最近 無性にiPadが欲しくなってきた。何回か店頭で見ているが まだ iPadしか無かった頃は iPadに心惹かれていたが、iPad miniが出てから 普段持ち歩くには ギリギリポケットに収まりそうなサイズの コチラの方が良いのではないかと思う様になった。

 そこで最も気になったのが、この初代iPad miniが Retina Displayでは無い事。コレでは 僕のド近眼の能力を駆使して 小さなPDA端末でも 普通の人のパソコン並の事をして お金を払った分は 極力便利をさせて貰おうという意図を 貫徹出来ない。僕は自分にそういい聞かせて 次世代のiPad miniが出るまで 少し我慢してみる事にした。


 何だが話が iPhoneやiPadの話にそれてしまったが…σ(^_^;)


 とにかく フィルムカメラで撮影をしたり、それを引伸ばしてプリントすると 自分の近眼という能力を(そう、ココでは 負の要素では無くて能力)駆使する事が 多々有るので、逆に 今迄はよく見えていたのに 老眼になり 近くの細かい物が判別出来なくなった方などは 一体どうされているのだろうかと 疑問に思う。その分は 過去の経験を生かしてカバーされておられるのだろうか?。

 今は亡き 中川一夫さんが 著書『ライカの歴史』の中で focomatについて書かれていて、Leicaとfocomatのピントの精度や (プリントとは その掛け合わせ)、そもそも focomatで自分でプリントしていない人が、SummiluxとSummicronのどちらがピントが良いかといっても 詮無い事だ…と云った様なことを書かれているが(今は 高性能のフィルムスキャナーなどが あるので別の確認方法も有るかも知れないが 僕の感覚からすれば それでも 民生用のスキャナーでスキャンする位なら focomatで伸ばした方が  よく判ると思っているが…)、そこに書かれている事は本当の事だ。

 自分の身を持って focomatで一連の作業を終えて 出来上がったプリントを目を凝らして よく見てみると、本当に Leicaとは よく写るものだなぁ…と感心するし、被写体が 顔見知りだと その時 微塵も動いていない相手に感謝の念を覚えるし、何よりも そこには focomatについて書かれていた 中川一夫さんに 『正に…御意。』と敬意を払って 襟を正している自分がいるのだ。


2013年6月16日日曜日

もう一台の focomat Ⅰc(その2)



 先週末は プリントまでもっていけなかったので、引き続き もう一台の focomat Ⅰcの整備(と言うか…僕の場合 唯のクリーニング…σ(^_^;))







 粗方のクリーニングを終えたので、Leitzの純正の総金属製のイーゼルを据えてみた。







 アンチニュートンフィルターが かなり綺麗になってしまったので、ネガに触れさせるのが チョット勿体無い位になってしまった…σ(^_^;)






 iPhoneの写真では暗くてうまく写っていないので よく判らないかも知れませんが、コンデンサーレンズが嵌っている枠の下端に Nという刻印が入っているのですが、それが何を示しているのか、何かの指標になっているのか イマイチよく解らないのです。

ところで、このネガキャリア  純正品では無いのだろうか?アルミで出来ていてやけに軽いので ずっと気になっている。








 そう云えば、このリングを 無くしてしまわない様に 支柱の下の方に落とし込みました。

 これは 元々 厚さ30mm(?)の少しサイズが大きめの Leitzの純正のイーゼルを使用する時に その分 ヘッドを嵩上げするリング。







 そのリングが元々 居座っていた分 パンタグラフの根本の 支柱にしがみつく部分は下に下がる事になるので 支柱の隠れていた 腐食せずに残っている部分が顔を出していて ピカピカ。

 新品だった頃は この支柱の総てが こんなに綺麗だったのだろうか。






 この薄っぺらいリングの意味が 最初はよく解らなかったが、focomat Ⅱcの方は イラストによる解説付きで、Ⅰcの様に 支柱にあいた穴に ピンを差し込むのでは無くガタガタした独特の形状のスペーサーを 上の黒いプラスチックのスクリューロックを緩めて上へ逃がし希望する位置に廻して また固定すれば良いだけだったので、今迄 特に悩む事が無かったのだ。(ここに 25と30という2種類の切り欠きが有ったので 先程のリングの意味が解った)

 focomat Ⅱcの方の切り欠きには イーゼルの高さ以外に もう1系統あり それは何か他の事と関係しているらしい。






















2013年6月9日日曜日

もう一台の focomat Ⅰc


 この週末は もう一台のfocomat Ⅰcを いきなり使いはじめるつもりだったのだが…






 玄関の土間に置いてあったので、家の人に 「早く 何とか してくれ」と言われていた もう1台の focomat Ⅰc。

 早速 自室に引取り 外部のクリーニングを始めたのだけれど、筐体部分は 良しとしても、ヘッドの中のコンデンサーレンズと アンチニュートンフィルターに付着している埃が 凄まじい…σ(^_^;)。

 取り敢えず、土曜の夜は 前から有る方の focomat Ⅰcでプリント。








 前にも書いた事が 有るかも知れないが、この頃の focomat Ⅰcに付いているのは アンチニュートンフィルターではなく アンチニュートンスペーサー。







 取付位置合わせの指標が入っているのが判る。

 それにしても ヘリコイドリングのストッパーの位置が やけにズレているのが気になった。

 ここ最近は、8×10オンリーで 引伸し時には 必ず毎回 ピークルーペで最終確認しているので、あまり気にした事が無かった。

 かつて このfocomat Ⅰcを手に入れたばかりの頃 楽しくて堪らなくて 毎晩大カビネサイズに焼いていた頃の名残りだろうか…




 それにしても、最近はZONE Ⅵしか使っていなかったので、このギザギザ加工のヘリコイドリングを廻して その滑らかさに感心してしまった。

 リングの感触というよりは、グリスの粘り具合を味わっているみたいな…なんか 緩過ぎず 硬過ぎず心地良かった。

 勿論、ピントはピークルーペで確認したのだが、focomat Ⅰcのそれは ZONE Ⅵのそれとは比べて コントラストが高くて ネガの拡大率の違いからか 粒状からピントのピークも 掴み易く これも心地良かった。






 そして… 日曜も夕方になって ようやく僕は 新しい方のfocomat Ⅰcの 残りの部品をクリーニングし始めた。

 部屋が散らかっていて、こういう時の為に買っておいた レンズのクリーニング用品 一式が見当たらないので、その辺に有った クリーニングリキッドとクリーニングクロスで まずは アンチニュートンリングをクリーニング…σ(^_^;)。

 この部品は 普通に観る分には 経年劣化や 傷など一つも見当たらず、僕的には 新同品といった感じ…。かえって こんなに綺麗だと 使い込むのを躊躇してしまいそうだ…。








コンデンサーレンズも 最初は 埃が一杯付いていて汚かったのだが…







 こちらも また非常に綺麗になった…σ(^_^;)。

 埃が一面に付いて 濁っている様に見えたのが 嘘のよう

 focomat Ⅰcは よくこのコンデンサーレンズに秘密が有ると言われる。

 国産の引伸機が そのコンデンサーレンズの姿だけを真似ても 真似できない何かが有る様だ。

 早速 例の宇宙人の頭のようなヘッドの中に 嵌め込んだ。

 でも、ここ迄来て よく考えると こちらには 元々 電球が付いていなかった事に気付いた。








 結局、今 電球を別にもう一つ用意しようか 使いまわそうか 悩んでいるところ…。(引伸機用の電球の値段ってバカに出来ない…)

 実は、この前迄の電子工作を通して 一つ頭の中に妙案が浮かんでいるのだが…

 もし引伸機用の白熱電球が 自分の思っているよりもコストの掛かるものなら ソレを試してみるのも有りかも知れない。でも、その為には またハンダごてをその手に握らねばならない…σ(^_^;)。






2013年5月28日火曜日

散光式と集散光式



 LEDの光源ユニットを自作し、何とか普通にプリント出来るまでには 漕ぎ着けた ZONE Ⅵ引伸機。

 自分にとって初めて4×5のネガを引き伸ばせる引伸機として購入したのだけれど、また それは自分にとって最初の 散光式の引伸機となった。

 自分で実際に現物を手にし、使い易い様に工作して 日々使って来た事により 散光式と集散光式の違いが 朧気ながら解ってきた。

 でも もしかすると、まだよく解っていなくて 頓珍漢な書込みをするかもしれないし、時期尚早なのかも知れないけれど、現時点で 感じた事を 少し書いておこうと思う。


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 僕が初めて 散光式の引伸機を使ったのは、昨年 レンタル暗室においてだった。

 ILFORDブランドの 自分で多階調フィルターを 抜き差しせずとも 手元の 操作盤のパネルキーを操作すれば 7セグメント表示の赤い数字が変化して 自由にグレードを変えられる…という物。

 今 思い返しても不思議なのだが、あの散光式の光源ユニットの収まったBOXの中は 一体どういう仕組みに なっていたんだろう?

 その時は、引き伸ばしたのも1カットだけで 小さいサイズだったので、正直云って いつも使っているfocomatとの大きな違いを見いだせなかった。









 僕の買い求めていた ZONE Ⅵ 引伸機は 最初から 光源ユニットが壊れていたので 4×5のシートフィルムは自家現像もこなす様になって あとは引き伸ばすだけ… という段階まできていたのに、どうしたら良いかと 日々 悩んでいた。

 ある日 とある方のサイトで 引伸機の光源が LEDで自作出来る事を知り(そのまま 参考にさせて頂いたので 本当は お礼を言わなければならぬ位なのだが…)、突然 道が開けた。「コレだ…」

 僕は 潰れたZONE Ⅵ引伸機の光源ユニットをバラして 中を見ていたので、そのカラクリを知っていたが、その方のLED光源ユニットは、まるで其の仕組みを知っていて ただLEDに置き換えただけの様なものだったので、凄い人がいるもんだなぁ…とも思ったし、自分も 同じ様なモノを製作すれば、ZONE Ⅵ 引伸機を 起動出来る…と狂喜した。

 そこで、まず ZONE Ⅵ引伸機の光源ユニットの陰極管と同じ様に グリーンとブルーの2系統のラインを持つ LED光源ユニットを自作したが、 通常のネガでは 柔らかく淡い(グレードの低い) プリントしか出来ず、コレは失敗だった。

 コレには おそらく2つの理由が有って、まず ひとつ目は 光源の光を生み出す部分の仕組みの違いに依る問題。

 ブルーとグリーンの色の 陰極管を 同じ色のLEDに置き換えただけでは ダメという事。

 陰極管は元々のその光を生み出す仕組みからして 紫外線に 頼っているので、実際 ブルーやグリーンに見える光の中にも それより波長の短い光や紫外線などの成分が含まれていると思われ、その分 その帯域の光に 反応して (その帯域の光に反応するのは、元々多階調紙に 硬調に焼かれるように調整されて塗布されている乳剤なので)硬調な部分まで極端なスプリットではなく 適度なの階調の連続性を持って 過不足ない階調のプリントが出来る。

 それに対して、ブルーとグリーンのLED光源の方は 完全に 紫外線やそれに近い帯域の光を含んでいないので(だから或る意味LEDの方が 目的(とする帯域)がハッキリしていてそれに合った 色(帯域)を 選択しているなら それは効率の良い光と言える。) その分 硬調に焼かれる為の光の要素が何も含まれていない事になり、本来 陰極管やその他の光源(?)では補完される硬調な部分が 抜けてしまっている事になり 常に 全体的に眠い印画が出来る事になる。

 もうひとつの軟調にプリントされる理由というのは、その宿命といおうか、そもそも散光式という方式自体が 同じネガからでも 集散光式などに比べて 軟調にプリントされるという事。

 写真工業の昔の記事(ここで参考にしているのは、1991年2月号)などを見て確認したが、同じネガからでも 集散光式より散光式の方が 2号相当近く軟調にプリントされるというのは ごく普通にある事らしい。

 そもそも散光式は 軟調にプリントされるという事を 僕はある 実際の暗室作業においての問題を通して 体感しているので、ここで紹介したい。


 僕は ZONE Ⅵ引伸機を 使い始めた当初、印画の一部分に 毎回 明らかに認められる カブリが有るのに悩んでいた。

 それでも、仕方なしに アレやらコレやら 対策を施してみたが… 有るとき思い掛けず、自分が想像していなかったある結論に達した。







 上の写真は、去年の暮れ 45FAで撮影時に 広角レンズで無理にアオり 蛇腹でケラれて 画面の隅の部分が全然露光出来ていない(写っていない)ネガを ZONE Ⅵ引伸機でプリントしたもの。

 蛇腹でケラれて 何も写っていない(素抜け)の部分は 当然プリントでは真っ黒くなるが、その周囲(ここでは正常な印画との 境界部分)が やけにカブっている。

これは あることを示唆していて、散光式という引伸機に 馴染んでいなかった自分に それがどういうものか 考えるきっかけを与えてくれたのだった。







 僕のZONE Ⅵ引伸機。当初はこれらのカブりは 総てあの独特なネガキャリアと その上に 置くようになっている冷光源ユニットの隙間から漏れる光によってもたらされる産物と 思っていた。

 だから、そういう事の起こらぬ様に 変にはみ出さぬ様 (ボール紙で!)自分でネガキャリアを作った。(これとは 全然違うが、別な材質で focomat Ⅱcのネガマスクを自作したことも有る。)

 自作の光源ユニットも 先端に大きなツバをつけて完全に ネガステージ部分をカバーする様にし、全暗黒にして注視すると ほんの僅かながら光りの漏れが有るのだが、普通の露光時間で焼くプリントのカブる要因としては 殆ど考えなくて良いレベルになった。

 にも関わらず、出来てくる印画は 相変わらず カブり続けた。そして 例の上のプリント…。それで僕はやっと理解した。

 「このカブりを生み出す光も レンズが連れてくるのだ!」

 そこかしこで カブりを生み出す光は もともと コンデンサーが無いため 全く整えられず 散乱してネガのそこかしこに行き渡り ネガの濃度に応じて さらに銀の粒子に散乱させられる。

 光は またそこかしこからレンズに集約され(もちろん 引伸機のレンズを繰り出す部分の 黒い蛇腹に入った光 総てが利用される訳では無い) レンズによって 投影され それによって 印画紙の そこかしこに 降りそそぐのだ!

 そう考えれば 辻褄が合うし、その他の 巷で云われている 散光式の特徴というのも 上手く説明が付く。

 よく散光式は 少々ネガに 傷や埃が有っても プリントした時に 目立ちにくいといわれる。 これは 本当だ。でもそれは 本来 コンデンサーで整えられた光ではネガに遮られて 露光されず 印画紙上では 白抜けになってしまう部分にも 廻り込んで光がやってきて 上手く補完されているとは 言えないだろうか?

 一般に 集散光式のプリントよりも 散光式のプリントの方が 調子が柔らかいという事も よく言われる話だ。

 でも、逆にバライタの本当の白の輝きを得たい様な場合にも、その部分に それらの 散乱した光の焼き込みが行われて ハイライトの輝きやレンジは 幾分損ねられてしまうのだろう。

 そう考えると、この散光式のZONE Ⅵ引伸機を使いこなせていない 自分が云うのも何だが、今の自分には贅沢な望みかも知れないが、4×5が 引き伸ばせる コンデンサーを持つ 引伸機も 1台手に入れたいと思うようになったのだった。