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2013年5月23日木曜日

2013.05.23. プリント


 リレーを噛ませて、LED光源パネルの応答のタイムラグの問題が無事解消して 小刻みな時間であっても 正確に同じステップで焼けるようになったので、引き続き テストプリントを行った。







 まず、ベース露光からして2.5秒では いかんせん短すぎるので 10秒位になるように LED光源の明るさを調整。取り敢えず 今日は ブルーとパープルの値は 共に3.15にセットした。

 チョット 硬め…でもやっと 自分の テストピースらしくなって来た。









 これは、今回のカットのものではないが、自分は取り敢えず テストピースから 自前の露光時間のガイドの様な物を ペンでスケッチして描いている。

 印画内の 露光時間のタイムテーブルが 小刻み過ぎて とても頭に叩き込んでおける様な単純な物ではないので、こうやって事細かに記載して 整理しておくのだ。

 このとき スケッチはペンやボールペンで描く事に決めている。

 ひとつの理由は いずれ暗いセーフライトの中で こいつと睨めっこして 露光を掛けていくので コントラストの高い描画になっている方が 見易い事。

 もう一つの理由は、これから自分は 一度 取り組んだらやり直しのきかない事をやるので 或る意味 気合いを入れる為に あえてやり直しのきかない事をして 自分の気持ちを高める意味がある。(端っから やり直しのきく鉛筆なんか握って そんな弱気でどうする?…という事)

 もっとも自分も MorphosisのThom Mayneのように 鉛筆で美しいラフスケッチが描ければ そちらを選んでいるだろうけど…








 でも、ただ写しとるのではない。その時考えた事、感じたこと、そしてそれをプリントに反映させるように 時には時間を掛けて 描くんです。

 そうすると、気持ちが高まりつつも 少しリラックスしている自分が居る。集中しつつも、一歩引いて冷静に考え これからプリントに取り組もうとする 少し大人な気分の自分が居る。







 勿論、人間ですから その時その時で 気分や考えも変わり、スケッチの調子も変わるんです。

 でも、そういうのが積み重なり ストックされていって 後で見返すのも 面白い物ですよ。







 テストピース後に 最初に焼いた1枚目。テストピースで焼いていない部分については、露光時間は推測するしかないので、真っ黒になったり 濃度が浅くなっている。

 どうも 貧乏性で仕方がないが、本来はテストプリントは 画面全体で行う物なのだろう。

 結局 失敗プリントの枚数を 重ねるのなら 同じ事だ…。それは解っているのだが…

 





 1枚目の結果を踏まえての 2枚目。何とか 見られるプリントに…σ(^_^;)。でも、まだ大いに不満のある箇所が…。









 隅木の先端部分と その周りの木々の濃度が 明らかに 浅い。


 






2013年5月19日日曜日

2013.05.19. プリント


 今朝も 引き続き 新たに作った LED光源ユニットで テストプリント。







 ここの処 殆んど まとまった形でプリント作業をしていなかったので、テストプリントと銘打って 言い逃れして来たが、出来上がるプリント総てが 失敗プリント。

 どうも 覆い焼きのテクニックが 長いブランクがあり かなり落ちている。

 もっとも 難しくて当たり前なのだ…。と云うのも 今度 作り直したLED光源ユニットは 以前に比べて かなり明るいのだ。

 だから、少し 明るさをセーブしても ベース露光の時間は 僅か2.5秒!そこから覆い焼きを施していくのだが(1秒ずつ 何セットか とか…)、チョットの手違いが 焼き過ぎとなり、命取りになるのだ。

 かと云って 弱気になると、思い切りがつかず 露光不足となってしまう。

 とにかく、露光不足から過露光に至るまでの タイムスパンが短過ぎるのだ。

ここの処 殆んど まとまった形でプリント作業をしていなかったので、テストプリントと銘打って 言い逃れして来たが、出来上がるプリント総てが 失敗プリント。

 考えてみると、自分が 今回使っている ブルーやパープルのLEDは、特定の帯域の波長の光しか放たないので、白色の電球や 蛍光管に比べれば、確かに印画紙を露光する効率は良いかも知れない。

 ただ、であるとすると気になるのは、白色の電球や蛍光管のように 強弱の波はあっても連続したスペクトルの光と違って 飛び飛びになっていると思うので、以前少し触れた事が有るが、スプリットグレードで無理矢理焼いた 気持ち悪いトーンの繋がりを持つ 変な写真になってしまわなければよいが…という不安はある。

 この辺はいずれ 余裕が出来たら 白色LED光源ユニットを製作して それとマルチグレードフィルターを併用して プリントしたものと比較をしてみたいと思っている。

 







 これでも まだ少し硬いと思うけど、前に比べれば だいぶ良いバランスになって来たと思う。

 もっとも このケチる性格が本当にイケないのだが、以前 溶解した 本来 1:9の希釈で使うべきPolymaxを1:4の希釈で溶解したものを使用し続けているので、その辺の影響も若干有ると思われる。

 次のプリントからは 通常の1:9希釈の新液に切り替えねば…とここ最近 常々思ってはいるのだが…σ(^_^;)。









 本当に 日本建築を撮った物は 明暗差の激しい境界がおおく 自分で云うのも何だが、かなり大変だと思う。

 これを うまく焼ける(見せ掛ける)事が出来る様になれば、恐らく 大抵のものはそれなりに焼く技量が身に付いているはず。











 少しでも 失敗してしまうと、上の様に すぐ不自然なプリントになってしまう。









 引伸しの焼きの時間のコントロールに関して 実を云うともう一つ大きな問題が有って、自分のLED光源ユニットの制御回路は 5V固定出力のスイッチング方式のDC電源キットから電力を得ているが、そもそも その安定化電源回路へは その手軽さから これまた市販の12V固定出力のAC→DCアダプタを利用して DC電力を与えている。

 だから、印画紙への露光時に 引伸しタイマーに 今回の光源ユニットを繋ぐと 最初のACアダプタが 安定した出力を確保出来てはじめて 電力を出力するのか 引伸しタイマーの 引伸機への電力供給ONのタイミングより LEDパネルの点灯が 若干遅れてしまうという タイムラグが発生しており(3秒にセットしても 実質 1.5秒とか…) その自分なりの解消方法を探っているところだった。(だから、上の写真の覆い焼きというのは、1秒にも満たない動作を 何セットか 左手でマスク(黒い厚紙)を持ち、右手で LED光源ユニットの トグルスイッチを カチカチとマニュアルで押して施していたのだ…。こんな事をしていて 上手くいく筈が無いのだ…σ(^_^;) )

 それで、その解消方法というのが、LEDパネルへ電力を送る部分の配線にリレーをかませ 引伸しタイマーの引伸機へ送る AC100V ON- OFF の制御を 最後のこの部分に もってきてしまうという事。

 現在では、こんなごっついリレーを使わなくても(近所のパーツ屋にはこのサイズからしか無かった…σ(^_^;))、半導体で同じ役割を果たすものも有るらしいが、学習不足でよく解らなくて 結局 昔ながらのリレーを使ってみることに…。

 結果は 勿論 最後の部分で スイッチON- OFF している事になるので、極めて良好。だけど 電磁力で バネの付いたスイッチを入切りするので、暗く静かな暗室に カッチ カッチその音が 響き渡ります…σ(^_^;)。
 

 




なんか 凄い配線になってしまった…



 このリレーまで含めて 一つのケースに美しく収めたかったな…。





2013年4月20日土曜日

ZONE Ⅵ 引伸機(その5)




 前にも書いたが、僕の手に入れたZONE Ⅵ 引伸機は 最初から壊れていた…。







これがZONE Ⅵ 引伸機で焼いた最初のプリント…。



 もう2ヶ月位経って プリントしたばかりの頃より だいぶ濃くなったので、何とか見られるレベルになった。

 ZONE Ⅵ 引伸機の何処が壊れているかというと、冷陰極管のグリーンとブルーの内 のハード部分を担っている ブルーの陰極管が 点灯せず 実質ソフトを担うグリーンの光でしか露光出来ず、出来上がったプリントは 黒が締まらず 総て軟調になってしまうのだ。









 このBlogの写真を御覧になっておられる方の中には、そうでもないと思うかも知れないが(実物より濃く写っているので…)左上の方のベタ焼きと比べてみると差は歴然 かなり軟調なのだ。



 ついでに、タイトルのZONE Ⅵ 引伸機とは何の関係も無く… 話は横道にそれるが、この写真の建物は 室生寺 灌頂堂(本堂)。非常に好きな建物の一つだ。

 この建物を見ると もちろん素晴らしいのだが、それと共に作った工匠の気概を感じる。

 この隅木の先端の軒先の鋭さはどうだろう?ぼくは数々の日本建築を見てきたが、もちろん禅宗様の建物でこれよりも軽やかというか軽快で 線の細い鋭さを持った建物は有るが、或る意味 この建物の軒反りが一番鋭く感じる。

 そして 入母屋の虹梁大瓶束… 軒先の鋭さもそうだが、この時代 このお寺さんで 敢えて豕叉首ではなく 虹梁大瓶束で 形良くまとめている点に この工匠の凄さというか気概を感じるのだ…

 この写真では、建具のプロポーションなどから見ても 若干 建ちが高く見えると思うが、(長弓寺 本堂のプロポーションなどと比べれば 実際 少し建ちが高く 水平感=おおらかさ の様なものは感じないが…) 別にだからといって それが この建物の価値を減ずると思って 僕は書き記すのでは無い。この建物には 既成の価値観を超えた 新しさを目指そうとする 強い意志を感ずるのだ。








 僕は、五重塔や金堂も 非常に特徴があって優れていると思うが、もっと、せめてそれらと同じ位に この灌頂堂は語られ 評価され 観光に来た人々にも顧みられてよいと思う。










 これも 前にも話したかも知れないが、ZONE Ⅵ 引伸機の4×5のネガキャリアは巨大な物で そのまま5×7サイズのネガをセットするようになっているネガステージの上に置くと 完全にはみ出してしまって、さらに其の上に 冷光源ユニットを搭載しても そのはみ出たネガキャリヤの厚み分浮いてしまい、激しい光線漏れをおこしてしまうのだ。







 上の写真、シルクハットのつばの様に ネガキャリア(黒色塗装してある板)が横に飛び出しているのが判るでしょうか?




2013年1月8日火曜日

2013.01.08. フィルム現像


 2013.01.08. フィルム現像









 iPhoneで マクロの距離で ネガの写真を撮ると、ピントが 後ろに抜けちゃうんだよね (~_~;)。

2013年1月5日土曜日

45FA+90mm

  今回は 90mmも 持ち出してみた。



 
開放f値が 大きく 暗いので、構図を 決めるのに難儀する。

粗方の 水平・垂直出しは、外付けのビューファインダーと 本体の 水準器で行っている。

やっぱり こういう時は ジャンボレリーズの方が安心だ。



 室生寺に来ると 灌頂堂が好きなので、どうしても 先に灌頂堂から 撮り始める。

 結局、灌頂堂だけを 撮って 一日が 終わってしまう。

 本当は、せめて 金堂も 何カットか 撮って帰りたいのだけれど…

 五重塔は 観ている余裕も無いかなぁ…