ラベル FB の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル FB の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2013年9月19日木曜日

2013.09.19. プリント


 ここの処はコンスタントにプリント出来ている。

 3連休に遠出せず 毎日プリントした事が結果的に効いているという事だろうか?。

 写真展まで 出来ればこの状態を維持していきたいと思う。




 以前 Mamiya7で撮ったネガをfocomatⅡcでプリントしたとき、11×14inchから16×20inchのサイズにアップしたとき、引伸し倍率の限界を感じた(トーンが詰まった感じがする)。

 今回 この4×5inchのネガから 11×14inchから16×20inchのZONE Ⅵでのサイズアップでは 11×14inchから16×20inchの拡大率の変化では 印画が大きくなったことによる トーンの詰まった(省略されて滑らかさガ無い)感じというのは パッと見る限り特に感じられない

 ただ、僕自身は、散光式であるからといって べタ焼きに焼いたときの あの美しい階調が 或る程度の大きい拡大率になってもそのまま維持されているとは思えない。

 2~3倍ではさほど感じないかもしれないが、引伸しは 絶対にキャリエ効果の影響をうけている筈だ。

 ライカで撮ったフィルムをfocomatで伸ばす際にも 8×10inchでプリントされて 軟らかく美しいトーンを持っていたものが、11×14サイズに伸ばした途端に トーンの瑞々しさを失って 生気の抜けたカスカスのプリントになってしまい がっかりする事が良くある。


 16×20inchのプリントを現像して それまでに無い体験と云ったら 大袈裟過ぎておかしいのだけれど、何時もよりよく判った事が有った。

 それは 現像液の処理能力の変化。

 何時もは 最大濃度(黒)がすぐ得られなくなるので、現像液を使い廻す事は 殆どしないのだが、3連休だった事も有り 2日目の夜に 前日のテストピースで得た情報を元に いよいよ16×20inchでプリントする直前に Polymax Tを(1:7)で 2.5リットル程 希釈して用意した。

 その晩は 16×20inchのプリントが2枚と翌日(3日目の夜)にまた16×20inchのプリントを制作する為に 3枚程 11×14inchのプリントを焼いて終了した。

 使い終えた現像液は 容器に移し 空気を追い出した後 勿論 密栓して保存。

 本当は、最大濃度が出ず悔いの残るプリントを作ってしまう方が 精神衛生上宜しく無いし、印画紙を無駄にする方が 金銭的損失が大きい事は分かっていたが、一晩位は問題無かろうと 次の日(3連休の最後の日)も同じ現像液で 16×20inchのプリントが3枚と その後11×14inchのプリントも2〜3枚制作した。

 正直、16×20inchのプリントは 液の疲労を特に意識する事も無くプリント出来た。

 本来なら(1:9)で希釈して使用すべきPolymax Tを(1:7)で希釈した事も 現像液の能力がもつ要因のひとつとして有るかもしれない。

 が、Polymax Tを新調して2日目のプリントを終え また容器に移す際に、細かく黒い針の様な 磁石に付いた砂鉄の様な 細かいこより状の屑が 幾つか溶液中に析出していた。

 コレは いつも経験している事だが、使っているとこの様になって来る。もしかしたら この様な兆候が診られた時点で速やかに廃棄すべきなのかも知れない。

 3連休が明けて次の日の早朝(Polymax Tを溶解して3日目) 懲りずにまた使用。

 ここまで使うと、正直 印画紙をバットに沈めバットの片側を持ち上げたり下ろしたりして傾け 波を発生させてそれを利用して溶液を攪拌させても 手軽だが 黒に深さが出ない。

 16×20inchのプリントの場合 自分も最初は確実に乳剤面に現像液を行き渡らせる為に 手前を持ち上げ バットを斜めにして奥に現像液の溜まり場を作り そこに印画紙の片端をさしてバットを元通りにして 手前に戻って来る流れを利用して 乳剤面に一気に現像液を行き渡らせる。

 現像液が乳剤面総てに行き渡った事を確認したら そこからは ピンセットで印画紙をつまんで連続攪拌。

 但し、時々 バット内の溶液が循環する様に 幾度かバットを傾け 片方に寄せては水平にし 波を発生させて現像液を動かす。




 絶えず連続攪拌 それでも もう処理能力の限界か 黒は一向に締まらず、階調も ふくよかな感じが無くなりべったりとした感じにしかならない。

 観るとバットの下の方には、ステインの様な物が こびり付いていた。

 思えば、単純に面積計算でいっても 16×20inchのプリントは 一度に8×10inchにして4枚分 現像液の能力を消費する事になる。

 それに加えて 紙が大きすぎて それ自身が現像液を含んで 重くなるので、ピンセット(トング?)で抓んでバットから引き出し 次のバットに沈める動作も 折れ曲がらない様に 手早く行おうとするので、停止液の中に持込んでしまう現像液の量も 必然的に多くなってしまうのだ。

 よって、作った量の割には 立て続けにプリントすれば 液はみるみる能力を失っていき、体積も目減りしていく。








 







2013年9月17日火曜日

2013.09.16. プリント


 3連休。プリント三昧…とまではいかなかったが、毎日3〜4時間位ずつ コンスタントにプリント作業をした。

 昨日の明け方 実に半年振り位に 16×20inchサイズの紙にプリントした。

 半年前と比べて 感度低下とか有るのだろうか?と思って心配していたのだが、問題は無い様だった。

 ただ、前にも書いたけれど 11×14inchサイズとはスピードが違う。同じ引伸し倍率でくらべると やはり 16×20inchの方は 11×14inchサイズの8割程度の時間だった。





 僕の所有している 5×7inchのネガまで対応のZONE Ⅵ  引伸機。

 元々 附属してきた4×5inchのネガキャリアが セットすると隙間だらけで 周囲に思いっきり光が漏れる…と言う訳の分からない仕様なので、上の写真は 例の黒色のボール紙で自作したネガキャリアをセットする為に これまた自作のLED光源ユニットを取外したところの図…σ(^_^;)。





 今回は現状のままで作品を制作して写真展に臨むと決めたが、一段落したら コレは流石にマズイので何とかしなきゃ…。

そう云えば、現状のZONE Ⅵ  引伸機の支柱で 何処までの拡大率になるか不安だったが、丁度 得られるイメージのサイズが14×17inch程。

 ちょっと 横方向の余白が左右足して3inchと云うのは 紙が勿体無い気がするが 現状ではどうなるモノでも無いし、プリントが大きいと扱いが大変なので 皺になるのを気にせずにピンセットで掴める様に 慣れない自分には この程度 余白に余裕が有った方が その後も水洗工程が続く事を考えると良いかもしれない。







 どのコマでも たいがい16×20inch最初の1枚目のプリントは 若干濃度が足りなくて失敗したり 全体のバランスも今ひとつな事が多いから 更に細かい焼込みを付け足そうと あれこれ考える。

 2枚目、全体のバランスは 1枚目より改善されているが 弱気な性格も影響してか 全体的に若干 濃く焼込んでしまう事が多い。

 残念ながら今の自分には 金銭的にも 3枚立て続けに 16×20inchで同じネガを焼く余裕が無い。

 気力も無い。既に2枚焼いて満足いかなくて 自分で及第点すらやれなくて ヘコんでいる処に 更にもう1枚失敗してしまったらと思うと…。それを考えると なかなか「じゃあ、3枚目 いってみよう!」という気にはなれないのだ。

 すぐ上の1枚は 黒くトンネルを出る時の様になってしまった。(もっとも 元がそういうシチュエーションの写真だが…)

 写真の絵柄自体も そんなに気に入って無い。

 元々、大判で 結構広角なレンズで撮ると周辺部は 大分暗くなるとは思うが、それでも 上の写真は焼き過ぎだ…。

 焼込みのテクニックを駆使しても 観る人に それを感じさせてしまう様では駄目だ。

 他の人の写真展などでも どんなに良い写真でも 気付いた途端に あざとく感じてしまう。

 自分も日頃からプリントしていて そういう処に常に注意しているので、普通の人より目が行ってしまうし、そういうものを見極める能力は他の人より秀でているとは思うが…。







 
焼込みの手順が この前のようなメモでは後日 日をあらためてプリントする際に訳が分からなくなるので、手順ごとにコマ送りで描き取っていく事にした。

 やはりこうなっていると セーフライトの許でも判りやすい。








2013年9月14日土曜日

2013.09.14. プリント


 この3連休は プリント三昧のつもりでいるのだ…σ(^_^;)。

 といっても、自分は ちゃんとした暗室を持っている訳ではないので、夜中に襖を閉め切って作業するしかないのだけれど…。

 取り敢えず 土曜日(初日)の早朝…



 
 
 まず、ついこの間 現像したefke PL25 ORTをプリントしてみる。




 
 自作のLED光源ユニットは、光が印画紙の感光する帯域(波長)に絞られているし 取付られているLEDの数も多く非常に効率が良いのか ベース露光は5秒。

 もっとも、そこから更に だいぶ焼き込んでいくのだけれど…。

 テストピース1枚目は かなり露光オーバー。(ここの処は タイマーに付いているAEセンサーを活用してない…σ(^_^;))

 でも1枚目を観て 2枚目は それなりに 大きなプリントに臨める様な テストピースが出来た。






 ベース露光は5秒と書いたけれど、要はこの檜皮葺の一番見せたい部分の濃度をその位に抑えたいのだ。

 オルソフィルムで撮影しているので、軒付の檜皮の重なった部分は ネガには殆ど何も露光されていない。もちろんプリントでは真っ黒になるのだけれど、ベース露光の5秒に拘って その部分の黒の濃度が露光不足で浅くなってしまうと、他の部分を焼き込んでいっても 不自然なプリントになる。

 今回はベース露光は僅か5秒だが そこから うまく焼き込んでいけば、その部分の濃度も問題無い様だ。




 甚だ簡単ではあるが、テストピースから 大体どの様に焼き込んでいくか考え大まかな記録を録る。

 セーフライトの許でも しっかり読取れる様に 細いサインペンで ササッと一気に書く。

 本当は 施していく覆い焼きごとに コマを分けて描くべきだろうけど、描き終わったら即プリントに移るので、1コマの中に ごちゃごちゃと描き込んでしまっている。

 やっぱり あまり複雑だと後日このメモを見返して プリントをおこそうとしても訳が解らず 最初からやり直しになる事がよく有る…σ(^_^;)。






 背後の木立の印象が少し弱いかなぁ…と思って 更に濃度を上げたプリントを作ったが、少し濃い?。

 乾燥してみないと何とも言えないが…。

 でも、focomatで焼いていた頃に比べるとドライダウンそのものが ほとんど無いように思えるのだが、気のせいだろうか?。

  それでも、ハイライトの部分は じっくり時間をかけてジワジワと滲み出て来ると思う。





 iPhoneの写真はどうしても濃く写ってしまうな…。

 実物は こんなに黒く無いですよ…σ(^_^;)。



2013年8月26日月曜日

2013.08.26. つれづれ


 お盆が明けてから フィルム現像も プリントも停滞気味…。

 まぁ、こんな自分にも撮影を依頼して下さる方が いらっしゃって 先週末は旅行から戻った後 依頼された物件の撮影をして この週末はそのデータ処理をしたり 本を読んだり…。

 それでも、昨日の明け方 久々に プリント作業…。






 フィルムはDELTA100。HC-110は 使い切ってないし、D-76もまだ現像能力が十分に有ると思われるのだが、何かしっくり来なくて 盆明けの再開分からXTOLに切り替えた。

 切り替えた…と云っても XTOLはシートフィルムの現像では 元々 最初から使っていたモノなので 帰って来たというところだろうか。

 プリントは ILFORDのFBに現像液はKodakのPolymax。コレは暫く変わりそうもない。もっと変わった紙を使ってみたいが、今の自分には金銭的余裕が無い。

 16×20inchのプリントを制作した事のある今の自分には 11×14inchのプリントが本当に小さく見える。もっと大きなプリントを制作したいが 取り敢えずこのサイズで 何処をどの程度焼けば全体のバランスがとれるか把握しないと…。

 ちなみに…メーカーのアナウンスでは 紙のサイズは違ってもSpeedは同じだと云っていたと思うのだが、そんなの当てにならない。(以前 焼いた時は 若干違っていた) でも、各部分の相対的な露光時間の差(比)のデータ収集はある程度出来るので…。

 次に16×20inchのプリントを制作する時には、ピンセット(トング?)は使わず 素手でやってみようと思っている。

 いや、他のメーカーの紙の事は 全く知らないが、とにかくペラペラなのだ。

 それにしても 何故ILFORDのFBには 半切が無いのだろう…。

 それでも11×14inchの紙は ある程度 躊躇も無く次々と使える様になったが、16×20inchはそうはいかない。2枚以上立て続けに失敗したら 結構ヘコむと思う。

 そういう時の為に 14×17inchという選択肢も出来れば作って欲しい。







 自作のLED光源を付けた ZONE Ⅵ引伸機で伸ばしたプリント…。

 イマイチしっくり来ないが、今年はコイツで我慢して頑張ってみようと決めた。これで何とか写真展の為のプリントを完成させよう。

 上の写真で見ると、散光式のプリントは 分離が悪くハイライトの部分が周囲の影響を受けて 若干焼けてしまっている。この写真は夏の日差しの中で撮影しているのだ。明るい部分は 真っ白に飛んで何も焼けてなくて それでいいので、もっと光輝いたプリントになって欲しい。

 その後、乾燥させてみたが 正直 focomatでコントラストの強いネガを焼いた時の様な プリントから発散されているのではないかと見まごう位の 光を受けて輝きを放つ様なプリントにはならなかった。

 ただ、前にも触れたかも知れないが 原因はそれだけでは無いかも知れない。今 この引伸機に取付けている150mmのコンポノンは若干レンズに曇りが有るので、それが前から少し気掛かりなのだ。







 それならば、もっとグレードを上げて焼けばいいと思われるかも知れないが、これ以上グレードは上げたくない。

 檜の樹皮の重なった部分のふっさりとした 瓦屋根とは違った柔らかさの様なモノが ガリガリになって失われてしまう様な気がする。









2013年6月24日月曜日

もう一台の focomat Ⅰc(その3)


 昨日の朝、やっともう一台の focomat Ⅰcでプリントをした。

 前から使っていたfocomat Ⅰcとの違いが判るよう 以前既に プリントした事のあるカットを選んだ。(サイズは8×10)







今は無き 125PXで撮影したネガ。正直云って 8×10位に引伸ばしても 撮影レンズのピントのピークが来ている距離は判るが、何処まで解像出来ているかは このサイズではハッキリ判らない。

 露光時間が極端に短くなってしまうので 最初は f8でプリントしようと思ったのだが、ピークルーペで観ても 行ったり来たりで ピントがなかなか決められず、ふと急に思いたって f5.6にしてみると 何回か行き来するとピタッとピークに合わせられたので  f5.6でそのままプリントしてみる事にした。

 電球は 確かヨドで購入したFujiの100Wの写真用電球で ベースの露光時間は6秒。このカットのネガは 2号では眠かったので、3号の多階調フィルターを用いてプリントしている。






 iPhoneの写真では どうしても実際よりも コントラストが高くなってしまうので 以下あまり参考にはならないかも知れないが…

 KodakのPolymaxでプリントしたが、容器の中で残り100mlになってしまって暫く経っていた   濃縮液を溶解したので 最初から液のコンディションが良くなかったのだろうと思われるが、黒に明らかに締まりが無い。

今回のプリントが 妙にダマっぽく(粉っぽく)感じたので、これも 現像液の疲労の影響かと思っていたが(この感覚が解る方 いらっしゃるだろうか?僕の思い込みではないと思うのだが…)、後日 新しいPolymaxのボトルを 開封して 本当に新しい希釈液で別のカットをプリントしたが、どうもそれが 根本の要因では無い様だった。

 もちろん 現像液を新しくした事によって 最大黒の濃度は上がったが、新たなプリントからも 粉っぽさと言うか、粒子の鋭さの様なものは 以前のfocomatのプリントより感じられたのだった。





 よく考えると、もう一台の focomat Ⅰcになって レンズはElmar 5cmではなく Focotarになっている。
製造No.を確認していないが いつ頃のものだろうか?

 今回のザラザラ感は もしかしたらレンズが変わった事が一番の原因かも知れない。

 最初のfocomat Ⅰcに付いてきたレンズがElmarで こんな古いレンズで大丈夫だろうか?と当初は思ったものだったが(それはプリントしてみて 完全に杞憂である事が判った)、今回のこのザラザラ感(シャープ感?まだ決めつけるのは早いが…)は Focotarの解像力(結像力)が高いということなのだろうか?(ちなみに解像力とは関係無いかも知れないが、このFocotar 酷使されてきたのか 中心はクリアだが リング状にくもりが有る。だから 本当は f5.6ではなく もっと絞って使ってみたかったのだが… 最初のfocomat ⅠcのElmarのときは いつも f8で焼いていた)

 いずれにしても もう少し 数をこなして見比べて 判断してみようと思っている。

2013年5月19日日曜日

2013.05.19. プリント


 今朝も 引き続き 新たに作った LED光源ユニットで テストプリント。







 ここの処 殆んど まとまった形でプリント作業をしていなかったので、テストプリントと銘打って 言い逃れして来たが、出来上がるプリント総てが 失敗プリント。

 どうも 覆い焼きのテクニックが 長いブランクがあり かなり落ちている。

 もっとも 難しくて当たり前なのだ…。と云うのも 今度 作り直したLED光源ユニットは 以前に比べて かなり明るいのだ。

 だから、少し 明るさをセーブしても ベース露光の時間は 僅か2.5秒!そこから覆い焼きを施していくのだが(1秒ずつ 何セットか とか…)、チョットの手違いが 焼き過ぎとなり、命取りになるのだ。

 かと云って 弱気になると、思い切りがつかず 露光不足となってしまう。

 とにかく、露光不足から過露光に至るまでの タイムスパンが短過ぎるのだ。

ここの処 殆んど まとまった形でプリント作業をしていなかったので、テストプリントと銘打って 言い逃れして来たが、出来上がるプリント総てが 失敗プリント。

 考えてみると、自分が 今回使っている ブルーやパープルのLEDは、特定の帯域の波長の光しか放たないので、白色の電球や 蛍光管に比べれば、確かに印画紙を露光する効率は良いかも知れない。

 ただ、であるとすると気になるのは、白色の電球や蛍光管のように 強弱の波はあっても連続したスペクトルの光と違って 飛び飛びになっていると思うので、以前少し触れた事が有るが、スプリットグレードで無理矢理焼いた 気持ち悪いトーンの繋がりを持つ 変な写真になってしまわなければよいが…という不安はある。

 この辺はいずれ 余裕が出来たら 白色LED光源ユニットを製作して それとマルチグレードフィルターを併用して プリントしたものと比較をしてみたいと思っている。

 







 これでも まだ少し硬いと思うけど、前に比べれば だいぶ良いバランスになって来たと思う。

 もっとも このケチる性格が本当にイケないのだが、以前 溶解した 本来 1:9の希釈で使うべきPolymaxを1:4の希釈で溶解したものを使用し続けているので、その辺の影響も若干有ると思われる。

 次のプリントからは 通常の1:9希釈の新液に切り替えねば…とここ最近 常々思ってはいるのだが…σ(^_^;)。









 本当に 日本建築を撮った物は 明暗差の激しい境界がおおく 自分で云うのも何だが、かなり大変だと思う。

 これを うまく焼ける(見せ掛ける)事が出来る様になれば、恐らく 大抵のものはそれなりに焼く技量が身に付いているはず。











 少しでも 失敗してしまうと、上の様に すぐ不自然なプリントになってしまう。









 引伸しの焼きの時間のコントロールに関して 実を云うともう一つ大きな問題が有って、自分のLED光源ユニットの制御回路は 5V固定出力のスイッチング方式のDC電源キットから電力を得ているが、そもそも その安定化電源回路へは その手軽さから これまた市販の12V固定出力のAC→DCアダプタを利用して DC電力を与えている。

 だから、印画紙への露光時に 引伸しタイマーに 今回の光源ユニットを繋ぐと 最初のACアダプタが 安定した出力を確保出来てはじめて 電力を出力するのか 引伸しタイマーの 引伸機への電力供給ONのタイミングより LEDパネルの点灯が 若干遅れてしまうという タイムラグが発生しており(3秒にセットしても 実質 1.5秒とか…) その自分なりの解消方法を探っているところだった。(だから、上の写真の覆い焼きというのは、1秒にも満たない動作を 何セットか 左手でマスク(黒い厚紙)を持ち、右手で LED光源ユニットの トグルスイッチを カチカチとマニュアルで押して施していたのだ…。こんな事をしていて 上手くいく筈が無いのだ…σ(^_^;) )

 それで、その解消方法というのが、LEDパネルへ電力を送る部分の配線にリレーをかませ 引伸しタイマーの引伸機へ送る AC100V ON- OFF の制御を 最後のこの部分に もってきてしまうという事。

 現在では、こんなごっついリレーを使わなくても(近所のパーツ屋にはこのサイズからしか無かった…σ(^_^;))、半導体で同じ役割を果たすものも有るらしいが、学習不足でよく解らなくて 結局 昔ながらのリレーを使ってみることに…。

 結果は 勿論 最後の部分で スイッチON- OFF している事になるので、極めて良好。だけど 電磁力で バネの付いたスイッチを入切りするので、暗く静かな暗室に カッチ カッチその音が 響き渡ります…σ(^_^;)。
 

 




なんか 凄い配線になってしまった…



 このリレーまで含めて 一つのケースに美しく収めたかったな…。





2013年5月5日日曜日

2013.05.05. プリント


 今のLED光源パネルでも焼けそうなネガを 引続きプリントしてみることに…







 明らかに focomat Ⅱcで引伸ばしていた時とは トーンが違う。

 これが散光式ということなのだろう。

 今回 自分の手持ちのネガの殆どは 軟調になり過ぎて上手く焼けなかったが、引伸機のタイプが 散光式に変わったので そもそも同じネガであっても 今までより軟らかい印画になってしまうという事なのだろう。

 ネット上のどこかの情報なので うろ覚えなのだが、Kodakのフィルムのデータシートの現像時間は 散光式の引伸機でプリントするために適したネガ濃度が得られる値だと 且つて見た記憶が有る。

 今回 以前にfocomat Ⅱcで焼いていた頃には、覆い焼きを駆使せねばモノにならないと思われた様なネガでも、少々の覆い焼きで ある程度モノになってしまうのには 正直驚いた。

 今、本当に自分で手にしてみて(所有して)実際に使ってみて 本などに書かれている 散光式の特徴、独特のトーンというのを 身をもって感じている。

 その違いは 今のところ 僕にとっては これもよく本などに書かれている事だが、一概にどちらがいいとは 簡単に言い切れない。それぞれに良さが有る。

 ただ 結局 世の中 何事においてもそうなのだろうが、僕は やはり最終的には何でも自分ひとりでやって見なければダメだと思っている。今回の引伸機の方式の違いについても 自分でやっていれば 先達が書き残して下さっていることも、言葉では上手く言い表せないような違いも 自ずと理解する事が出来る。

 でも、いずれ近いうちに 集散光式と散光式の違いについて感じた事を 自分なりの言葉で綴ってみようと思っている。上手く書き表せないし、上手くは伝わらないかも知れないが…(ただ 上のiPhoneで撮ったプリントの写真には 一部その片鱗を覗かせていると思われる部分も有るので 自分は…という方は 注意して観て欲しい)。








こいつも 焼いてみたけど…ちょっと浅いかなぁ…



 もちろん ベタ焼きは綺麗だし、8×10位のネガサイズになれば ベタオンリーでもいいかもしれないけど、やっぱり引伸ばして サイズが大きくなるとベタ焼きとは 印象が違うなぁ… 。

 僕は実際にその場所に立って撮影しているので、そのスペースを体感しているからかも知れないけど、ベタ焼きや8×10に伸ばしていた時は 完全に客観視というか カタログ冊子の写真を見ている様な感じだったけれど、 11×14位になると この時はこんな光だったなぁ…そしてその光ではここはこんな感じに写真上に再現されるのか…とか撮影していた時と今プリントを見ている自分が 時間を行き来している と云うか プリントに入り込んでいる自分に気付く。

 
 もっとも これらは建築を撮った写真で ただ単に ようやくこのサイズになって その塔なりスペースの スケールを感じるようなサイズにようやくなった…というだけのことかも知れない。

 でも 今日の僕は、引伸ばすのも有りだな…引伸ばして新たに感じられるものがあるなら 引伸ばす事 その技術を磨く事にも意味がある…と感じた。

 
 いずれ 気に入ったものは さらに上のサイズに焼いてみようと思う。 さらに上のサイズのプリントには さらに自分が入り込めるような錯覚を感じ、新たなスケール感を感ずるのかも知れない。

 
 実際、3月の二川さんの写真展でも、確か滋賀県の民家を写した写真だったと思うが(そのコマは恐らく 三脚据えてカッチリ撮られた様なモノではなく、半ばスナップの様な感じで捉えられたモノだったが)、いま自分がこの写真を観て得られた感覚(スケール感)は、このサイズ(かなり大きい)で プリントされていなければ 得られなかったろう…と明確に思わせるモノが有った。

 普段 自分は比較的プリントに近寄って凝視してしまうが、(その人がどの様にフィルム現像して それはどんな粒状をしているか、そして どの程度シャープな印画が出来ているかに興味が有るので…もっとも引いて観てみる事も忘れないように心掛けているが…)その時の写真は しっかり引いて観た。これくらいの鑑賞距離をとって観たときに得られるスケール感が 実際の撮影された時の感じに近いのでは…そんな事を感じ 幾度と無く 近寄ったり 引いたりして観てみた。本当にその写真が 展示されていた中では カッチリ撮られた様な感じではなく スナップ的に感じたので 自分にとっては意外なかんじだった。

 
 明らかに 広角レンズで撮られたようなモノではないので、撮ったレンズの焦点距離というのも もしかしたら 鑑賞距離に関わってくるものなのだろうか…

  







 ここのところ プリントするのも億劫になって しばらく停滞していたが、調子が上がって テストピースも本来の自分らしくなって来た。

 自分で日々プリントされてる方の中には、同じような事を感ずる方もおられるかも知れないが、一度 面倒な気持ちが芽生えてしまうと 段々億劫になってしまって 元のコンディション(モチベーション)に戻すのは大変な事だ。









先にも書いたが、この塔の写真のトーンなど 今まで経験した事の無い感じだ…







こいつは やっぱ今の ブルーのLEDオンリーのシステムじゃダメだな…





2013年5月1日水曜日

ZONE Ⅵ 引伸機の再生(その3)


 ふと振り返ってみると、連休初日のネガは 自分の中では 軟調な部類であり、そのネガでも 何とか1号程度に焼けている物が有るので、濃くて硬調なネガであれば 現状のLED光源パネルでも 十分イケるかも知れない…という考えが 浮かびました。





それで、昨日の朝 前よりは濃度の濃いネガでプリントしてみました。

結果は 上の写真のとおり。

いつも自分が 好ましいと思ってプリントして来た位の 硬さに焼けたんです。



 このネガは シャドウを基準にして露光。それに対して 現像のプロセスでは 現像液の強さや現像時間を加減したりしていないので、やはり被写体に依るとは思うのですが、普通の人のネガよりも 濃くなっていると思います。


 晴れた日の 午前中に撮っていますが、上空から この木立で囲まれた中には殆んど陽が差し込んでいないため、ネガのコントラストは さほどでは無いかもしれません。(もちろん空は凄い濃度ですが…)







 いつも思うだけれど、この慈眼院 多宝塔 何でこんなに真っ黒いんですかね?

 一見 このモノクロの写真だと素木だと思われるかもしれませんが、檜皮葺の屋根の下の組物などには彩色が残っています。(ベンガラ?)

 この建物は黒いので いつも撮影で露出を決めるのにも悩むし 出来たネガをプリントするにも難儀します。でも、何枚ものプリントを作り この建物には プリント術という事で 考えさせられ 教えられたコトも有るんです。







よく 国宝建造物について書かれた本の中などに この多宝塔が紹介されているのを見ると、切石の基壇と縁束部分が高く 全体の美観(バランス)を崩してしまっているのが惜しまれる…とかって書いてあるでしょ?

 確かにその通りだけれど このオーソドックスに 正面から撮った僕の写真では そんな事感じないでしょ?







 何でこんな写真を載っけたかと云うと…、この右隅に写っている木立のトーンが 何かパッと見て一番 DELTA100らしく感じたので…





すっかり気を良くして 今朝は 大四ツ切で焼いてみました。


 僕の作ったLED光源パネルは 万能では無いけれど ネガ濃度やコントラストに依っては十分なプリントが得られるものも有る。(もっとも、自分はネガ濃度を測定する機器を持っていないので 今までの経験や 焼いてみたネガとの相対比較でチョイスして焼いてみるしかないんですが…)

 でも、自分は此処に一応 4×5のネガを引き伸ばす環境を得た。撮影から作品作りまで 感剤やそれを処理する薬品さえ有れば(それらはわざわざ買いにいかずとも、ネット通販で購入すれば 勝手に自宅に届く) 撮影を経てその後のプロセスは 一環して自宅でひとりで行うことが出来るようになった…と云っていいんじゃないでしょうか…。

 今回のプリントは 一応 自分にある一定の満足を与えてくれるモノでした。チョっと 僕も云い切れないところがアレなんですが(そもそも…今回のプリントが素晴らしい!とまでは思っていないですし…)、多分ブローニーのときより緻密な繊細なプリントになっていると思いますよ…。

 さらに大きいサイズにも伸ばしてみたいんですが、16×20のプリントは大変でしたから、そのうち腰を据えて 取り組んでみようと思っています。






最後にひとつ…


 僕は最近もっぱらILFORDの多階調のバライタ紙(光沢)を使用していますが、定着液はILFORDのデータシートどおり RAPIDFIXERだけを使用しております。

 以前には 前にもこのBlogでふれたかも知れませんが、値段が多少安いので 中外のMY FIXERを使用していました。

 或る時、たまたまILFORDの純正品であるRAPIDFIXERを使用して、説明に書かれてあるとおり、長く定着し過ぎたりせず 新鮮な定着液でサッと短時間で確実に(もちろん絶えず攪拌!)定着してみたんです。

 すると光沢が違うような気がしたんです。(単なる印画紙の製造ロットによるバラつきかも知れませんが…実際上の方の写真で判るように 8×10と11×14では何かツヤが違いますので…)

 それ以来 RAPIDFIXERだけを使用しております。でも本当に 上の写真の様に 輝くような艶に仕上がりますよ。
 
 
 ただ、よく写真の本に 単ハイポ定着されたプリントは美しいと書かれていることが有ります。(迅速定着液や硬膜剤の添加された定着液で処理したものより美しいと…)
 
 
 
 
 正直、結構 興味が有って 気になっているんですよね…
 
 
 
 

2013年4月3日水曜日

バライタ紙でのベタ焼き


 ベタ焼きって何でこんなに綺麗なんだろう?




 通常のコマでは、覆い焼きなど する必要が無いし、シャープネスなど 考える必要も無い。

 引伸ばしの拡大率が大きくなって行く程、この滑らかさと先鋭さは 失われていく。

 何とか コレを保ったまま 引伸ばし出来ないものだろうか?

 昔の話じゃないが、写真は本来 出来上がりのサイズのフィルムで撮って、ベタ焼きするのが 本来の姿ではないかと思ってしまう。







 ベタ焼きと云えども、4×5位の大きさになると、普通のバライタ紙でのプリントと同じ変化を感じる様になる。

 朝 水洗を終えて 夜 仕事から戻ってきて、くにゃくにゃになって 乾いたプリントをみると 黒い部分は、テカテカになって、全体の濃度が濃くなっている。(いわゆる ドライダウンというやつだ…)

 3日~1週間後に観ると、また 少し締まっている。

 1月後、殆ど濃度の 出ていなかった 薄曇りの空などに 諧調が出ている。

 正直、バライタ紙でのプリントは、1月位経ってみないと どの程度に落ち着くか 判らない。

 ただ、それが顕著に現れるコマと、最初の ドライダウン以降は 殆ど変化を感じないコマとが有る。

 とある方から、バライタ紙でのプリントは 記憶する力(才能)が必要だ…と云われた。今は 自分も本当にそう思う。

 殆ど変化を感じないコマが有る…といったが、自分の記憶する力が足りなくて、微妙な変化が 起きているのに その差を感じ取れていないのかも知れない。

 先程の とある方(大先輩)にも 自分が上で書いた最初のドライダウン以降の変化について 共感して頂いたし、決して 絵空事では無い。

 もし、あなたが バライタ紙でプリントされていて、今迄 その後の変化を感じたことが無かったので有れば、今度は注意して 1週間後 1月後に眺めてみて下さい。
 





 そうそう、このコマも最初は 空の調子なんて たいして出ていなかったんですよ…。


2013年2月14日木曜日

結局、今のところ…


 結局、今のところ 引き伸ばしが 思う様にいかないので、ベタ焼きを 始める有様…σ(^_^;)


 
 


 
 

2013年1月5日土曜日

16×20inのプリント

16×20inのプリントを 制作してみた雑感

・11×14in(大四切)の時には、アラが感じられなかったものでも(120にて撮影)、アラが感じられ、結構 ヘコむ。

・上記のアラというのは、11×14inの時は、このネガの粒状感 恐らく半紙程度では びくともせんやろ…と思っていたものでも 簡単に ほころびを見せる。(まだ そんなに 数をプリントした訳では無いので、あくまで DELTA100での話  efkeのR25で撮ったネガも プリントしてみたが、こちらは 半紙程度では びくともしない。)

・アラとは 少し違うかもしれないが、(此処では Mamiya7で撮影したネガを前提に話をするが…) 例えば、43mmや65mmのレンズで写した際に、f16やf22で撮影したものより、f8やf11で撮影したもののほうが 明らかにピントの来ている部分に キレがある。(回折の影響を 受けてない)(もっとも これには 自分で ある程度のサイズまで プリントしないと 気付かないかもしれないが…)自分は 被写界深度を 得るよりも、そのキレの方を大事にして f11で バカの一つ覚えのように 撮って来たが、画によっては、半切まで伸ばすと その被写界深度の少なさに ガッカリするようになった。(もっと絞って撮んなきゃ…と思うようになる。)

・ベタ焼きのトーンと プリントのトーンの差というと、キャリエ効果の差で 説明出来るのかもしれないが…  自分は、11×14inと16×20inにも プリントのサイズの差だけではなく、トーンの繋がりに 差を感じる。16×20inでは、11×14inのとき 繋がったトーンに見えた部分が はしょられているように 感ずる時が有る。

・11×14inまでは、紙が カールしているくらいで、その巻グセの様なものをとって セットすれば 印画紙の平面性については、特に気にする必要は無かった。ILFORDのMG FBでの話だけれど、16×20inの方が 紙が薄く ペラペラで 波打っているのに 驚いた。正直 ビシッと平面性を 保つには バキュームイーゼルが必要ではないかと感じる。(自分は 導入する余裕など無いけど…)また、同じメーカーの 同じ紙なのに 11×14inと16×20inでは 少し感度が違う。(11×14inでは 8秒のところを 16×20inでは 7秒位。最も サイズの差では無く、ロットの差、製造されてから経過した 時間の差かも知れないが…)


・ 上で書いた様に、16×20inの方が 印画紙が 薄いのだけれど、バットに浸かり 薬液が染み込むと かなり重くなる。ピンセットで バットから 取り出して 次の薬液の入ったバットに滑り込ませる時に 、丁寧に扱わないと 折れ曲がってしまい、⌒の様な形のシワが 入ってしまう。

2012年12月18日火曜日

印画紙のバット


 印画紙のバットって 何で みんな寸法に余裕が無いんだろう?

 いよいよ 全紙のバットを揃える 時期が来た?



2012年12月12日水曜日

16×20in


 写真展が終わって ちょっとスランプ気味だった自分

 気を取り直して プリント再開(ついでに このような形でblogも再開)

 今まで 最大11×14inまでだったが、16×20inに挑戦してみた。

 う、薄い! でも 大きくなった分 たっぷり水気 含んで重いし…これは 紙との格闘です。(ホントに…)