HC-110は、可愛いボトルに 他の現像液よりかなり粘度の高い液が入っていて、それを希釈して貯蔵液を作る際に 、その原液が入っていたボトルを 水でゆすいで そのゆすいで若干 原液が溶け込んだ水も無駄にしないように 貯蔵液を作る為の 水として使用する様に 説明書きが有る。
アイスコーヒーに入れたガムシロップが かき混ぜなければ 底に溜まったままになって、コーヒーとの境界が 明確に判るように HC-110の原液の入った容器に 水を流し込んでも そのままでは すんなり水と混ざり合う事は無い。
自分は、醜い程の 現像ムラと云うのは 経験した事が無いが、もしかしたら よく現像ムラを防ぐ為に 前浴して 通常より希釈した現像液を使用する と云う人がいるが、前浴で 乳剤面を緩めておいて 現像液を浸透させ易くして、さらに通常より浸透し易い現像液を使用している事になると思うので、かえって 乳剤に現像液が浸透していくスピードを 2重の意味で速くする結果となり、ムラになるリスクを 高めているのかも知れない。
自分が、出来れば 前浴など したく無い…と云ったのは そういう理由からで、実際 一部のシートフィルムのパッケージには、「前浴は しないで下さい」と ハッキリ書かれている。
The Massive Dev Chartによれば、FP4+は、貯蔵液を B希釈(1:7) で 7〜9分。そこで 20.0℃で スタート 中間を採って 8分丁度(投入・排出時間込み)で処理。排出した現像液の 液温は、20.2℃だった。
出来上がったネガは…と云うと、良く判らん…σ(^_^;) 。無理にアオってるので レンズのイメージサークルに ケラれているね…。
自分は、レンズのイメージサークルに 画面の上隅が ケラれてるのって 全然 構わないんですが、(あくまで 自分の撮りたい位置から 撮ればイイ) 普通の人は 嫌がったり、そもそも 「何これ?」って云いますね。
今回、何処でどう取り違えていたのか、 5枚中の2枚 320TXPのカットが入っていた!
またまた The Massive Dev Chartによれば、320TXPは、貯蔵液を B希釈(1:7) で 5分30秒。実際、少し濃いネガになってしまった。(と云うか…このネガ チョットカブってる?)桧皮葺の屋根までは いいかも知れないが、空は 真っ黒(プリントすると真っ白)だ…σ(^_^;)
石山寺 本堂。この建物は、 妻方向から 全体を 俯瞰出来る様な位置からは、撮影する事が出来ないので、仕方なく 撮れる位置からの撮影。
斗ぐみや間斗束の形からして違うでしょ。今回は本堂の写真は殆ど撮っていないので、よく見て居ないが、礼堂の方の組物は、若干 様子が違った様に思う。
屋根の勾配が ノロいので、こちらも 或る程度 引いた距離からか、通常の人のアイレベルより 高い位置から撮らないと、屋根の写りは 様にならないかもしれない。
ただ、だからと云って あまり上から撮っても、屋根は良いかもしれないが、逆に 基壇は いかにも見下ろした感じの 写りになってしまい、人のアイレベルとは かけ離れた 不自然な写真になってしまう。
ただ、だからと云って あまり上から撮っても、屋根は良いかもしれないが、逆に 基壇は いかにも見下ろした感じの 写りになってしまい、人のアイレベルとは かけ離れた 不自然な写真になってしまう。