2026年10月31日土曜日

2026.10.16. イチジク 食味報告

 2026.10.16. イチジク食味報告





























 バルコニーで育てている ネグローネが下の方から少しずつ熟し始めている。

  2、3日前から一個づつだが 収穫出来るようになって来ていて、今朝 水遣りの際に その1つが しなびた様になっていて とても明日の朝まで持ちそうになかったので 急遽 もいで食べてみた。

 もう熟しすぎていて 軸の部分を摘んで 持ち上げる様にして獲ろうとしたが、グジュグジュになっていて 軸の部分を指で挟んで潰す形でしか 獲る事が出来なかった。





























 
 


 朝の忙しい時間帯だったので、割って中を見る前の状態の実の外観写真が無いのが 甚だ恐縮なのだが、 中は御覧の通り 均等に熟していて 例えが悪いが チョッとドス黒くなって来た血の色の様だ。外は割いた実の両脇に皮が見えていると思うが 赤黒い…小豆色だ。

 よくイチジクの実についての説明で 国内外問わず 色々な所で(園芸本、SNS、フリマサイト) 品種毎の食味報告を目にするのだけれど、正直 あまり細かな説明がなされていない事が多い。


 あと実は 自分はこれ迄の人生の中で 乾燥イチジクを食べた事は有ったのだが、食わず嫌いな性格が災いして 今まで一度も生のイチジクを食した事が無かった。

 だから そういう意味でも 報告されている食味報告に あまりピンと来なかったのも ある意味 無理は無いのだ。





 実際の食味の感想は 後で述べるとして、

 話は 今を遡る事、3ヶ月前…























  











 まだ7月下旬頃…イチジク沼にもしかしたら脚を突っ込もうとしているのに 実際に生のイチジクを食した事の無い私を見兼ねた 職場の友人の一人が 『コレ、食べてみな…』と スーパーでお勤め品になっていたイチジクのパックを一つ買って来てくれたのでした。

 恐らく 最初は丸い実のまま売っていたのだと思いますが、お勤め品になる際に 売る側 買う側 共に状態確認が出来る様に 半分に切られて 再パックされた物の様でした。

 単純に見た目だけの印象になるのですが、イチジクは 青臭いイメージを勝手に抱いていたので、チョッと抵抗を感じていました。(私は 瓜類の青臭い臭いが極端に苦手なのです。瓜類では有りませんが、極端な事を云うとマンゴーですらも青臭くてあまり好きではありません。結構 重症なのです。)

 しかしながら 折角買って来て貰った手前 食べない訳にもいきません。

 その友人と昼御飯の後に食べてみました…。

 初めて食べたこの品種は 恐らくごく一般的な桝井ドーフィン。外側の皮は 赤紫色になっていました。

 よく桝井ドーフィンの食味報告に 独特な芳香が有る…と書かれているのですが、食べて納得しました。でも、この独特の芳香を チョッと的確に表現できなくて… 今 自分の持っている香りのボキャブラリーを フル活用すると、シナモンの様でもあり、御仏壇の御香の一種(伽羅の香木?)の様でもあり、雨に濡れた桜の木の下に入ったときの 濡れた桜葉や幹の様な香りを後味の中に感じます。

 子供の頃はシナモン(ニッキ)の香りですら苦手だったので、正直 この独特の香りに関しては あまりいい印象を持ちませんでした。桜餅に付いている桜葉の風味も 好きではありません。


 自分が食べたこのスーパーのイチジクは 甘い事は甘いのですが、甘いスイカ程度の甘さで やはり青臭さがありました(但し 瓜類の青臭さ…というよりは 甘柿を食べた時の独特な後味と青臭さに似ているなぁ…といった感じです。)

 また、この甘みと独特な香りには 少し覚えが有るなぁ…と思っていたのですが、かつて食べた月餅の中の餡の独特な後味に よく似ていました。もしかしたら 餡の中にイチジクを添加してあったのかも知れませんし、干し柿が添加してあったモノかも知れません。(過去に 月餅の中の餡の後味に違和感を感じた時に 原材料を確認したら 干し柿と書かれていたものがありました。)


 さぁ そこでいよいよ 今回のネグローネなのですが…

 































 ↑ ホームセンターで購入して来たばかりの様子




 そもそも 今回食したネグローネは 6月末に ホームセンターでたまたま見掛けて 買って来たモノです。

 その頃は イチジク沼…と云うか イチジクの品種沼…など知る由も無かったので、園芸本などでも広く紹介されているネグローネは まずは手に入れてみたい品種の一つだったのです。

 購入した株は 既に幾つか実を付けていたのですが その後の植え替えストレスや 自分の管理ミス(肥料成分の選択ミス)などもあって イチジク自身で ポトポトと実を落としていって 一気に3個程に減ってしまったのですが、それでもお盆前後に熟してくれたので 自家栽培の第一号を食してみたのでした。



































 樹上完熟した実が美味しく自家栽培している人間の特権の様に書かれていたので、柔らかくなって 明日の朝迄は持たないのではないか…というタイミングで収穫して食べてみました。

 色は どす黒い赤紫色で チョッと しなしなになっています。


 で、どうだったかと云うと…サイズはかなり小さかったのですが、コレが意外に美味しかったのです。

 園芸本などにはその特徴として挙げられている酸味は 僅かにしか感じなかったのですが、優しい甘さで 同じ赤紫色の実のブドウの様な ストレートな甘さや酸味では有りません。(まぁブドウの味の濃さも色々ですが…)普通に少量の砂糖を舐めた時の様な 穏やかな甘さがありました。

 強いて言えば チョッとねっとりとした食感のじゅくじゅくの苺のコンポートとバナナを足して2で割った感じ…といったところでしょうか?(かと云って、単純なベリー系の味でも無いのですが…)。僅かにバナナの様な甘さとねっとりした感じがあるんですよねぇ。

生の苺の様な 瑞々しい細胞や繊維が潰れる様な、ある意味 生野菜っぽい食感も有りません。

 かといって 梨や桃の様に 後味が徐々に減衰して 甘さが徐々に無くなって 後味や香りが残る様な たなびく感じでも有りません。

 チョッと現時点では これ以上 上手く言い表せない味でした。

 ただ、このお盆頃収穫した実は 軸がしっかり付いていて、最初に口の中にいれた時に僅かにスイカの様な青臭い香りを感じ 最後に残る後味は 甘さなどの要素は先に消えていって この軸の部分が最後に口の中に残った味でした。 その部分には 少しだけ青臭さがあって…といっても 茹でたトウモロコシを食べ終わった後に残る 芯の部分の匂いに似ている気がしました。

 でも、後味として その軸の部分の食感とトウモロコシの芯の様な香りが 決して悪い訳ではなかったんですよねぇ…。



























 



今回 収穫した実に比べると 軸以外に 皮の部分の内側にも白い層が有るのがわかると思います。

この部分も僅かに食感や味があり それが相まって 意外に他の果物よりも複雑な味わいに感じたのでした。


 それで最後に肝心の今回のイチジクはどうだったかと云うと…


 お盆前後に収穫したモノよりは大きかったし中身もいっぱい詰まっている感じだったので、期待していたのですが その甘さは極めて単調で、さわやかな酸味やフレッシュさを感じさせる様な味は皆無で、あまり感心する程の味では無かったんですよねぇ。そして最後の方で 後味として 皮の味の比率が高まっていくのか、後になるほど 饅頭の粒あんの 小豆の皮の様な香りと味がしました。強いて簡単に言ってしまうと チョッと味を薄くした かるかん饅頭の様な味だったんですよね。

 ここの処(特に9月)雨続きだったので 見てくれは良くても 中の味は薄くなってしまったのかも知れません。







































 明くる日の朝は 3個収穫出来たのですが、やはり熟しすぎて 全て軸の部分はもげて折れてしまいました。

 味も昨日と一緒。煮詰まって粒あんになる前の 砂糖で煮た小豆の様な味でした。

 コレなら もっと完熟になる前に収穫して食べてみればよかった…。

 まぁ まだ育てて1年目の木になった実にそこまで求めても酷かも知れません。


 今回はここまで。


 まだコレから熟しそうな鉢植えのイチジクが幾つかあるので また色々食べてみて 感想を綴ってみようと思います。





















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