特にバライタ紙でのプリントともなると 納得がいく迄 テストピースを焼く。
段階露光をしても 山をつかめずにいて 何とかその先は今までの結果からの類推で
いけるやろ… と 見切り発車をしてプリントしてみても 過去の経験では 惨憺たる結果に…
結局のところ しっかり納得がいくまでテストピースを焼いて 本番プリントに臨んだ方が
紙の無駄遣いも抑えられる。
時間の無い時に限って 気持ちばかりが逸って 見切り発車をしては失敗、その失敗プリントを
基にさらに見切り発車しては失敗… 気が付くとその日は 失敗プリントの作品群が出来ただけだった…
という事も過去にはあった。
朝を迎えて その失敗プリントとテストピースを水洗するのに 時間を費やすのも非常に空しい
気持ちになる。(残しても仕方のない 失敗プリントは 勿論 ゴミ箱行きだが…)
ただ、バライタプリントは 結構ドライダウンがあるので 多少の露光オーバー、アンダーでも
その後のドライダウンの経過を観察するのに 残しておく事が多い。
![]() |
上のテストピースを基にプリントしたのだが… だいぶ濃く 硬調なプリントになってしまった。 自分のブログ掲載写真は iPhone撮って出しなのだが iPhoneはデフォルト設定のままでは勝手に色々補正してしまうので… 本当のプリントは もっとドス黒く 硬調なプリントだ… |
まぁ、こういうシチュエーションを写した写真のプリントで 部分部分のテストピースしか作らずに
全体のプリントを一発で上手く仕上げようとしても 無理がある訳で…
ただ、このプリント… 覆い焼きとかは ほんのチョッとしか施してないです。
(プリントの 左上と左下を ほんの少々 手で遮って露光を抑えた程度です)
詳しい事は この先 記事にすることになると思いますが、訳有って 敢えて殆どしてないです。
![]() |
これは 過去にRC紙で焼いた時のもの こちらに関しては まったくのストレートプリント。 もっと微妙な繊細な感じなのに iPhoneで撮ってBloggerに揚げると どうしてもコントラストがついてハイキ―な感じになってしまう。 |
今回の殆どストレート焼きで…という試みをするきっかけとなったのが この写真だ。
どうせ またiPhoneが勝手に補正して 訳判らんかもしれんけど…
最初の写真 一晩経って ドライダウンで檜皮葺きの部分 この位まで調子が出て来たよ…
0 件のコメント:
コメントを投稿