2024年5月13日月曜日

2024.04.28. つれづれ

 過去に書いた記事たちはだいぶ前の事になってしまって 新しい記事たちに

下の階層に追いやられてしまった感があるので 一旦 チョッと10年位前まで 話を遡ります。


 モノグサ太郎の僕の事だから LED散光源ユニットをキッチリ最後まできれいに

仕上げられなかったのだけれど 取り敢えず使える状態にはなったので 

ZONE Ⅵ引伸し機に 無理矢理乗っけて使ってみたのでした。



自作LED散光源ユニットを ZONE Ⅵ引伸し機に 据えたところ
あまり違和感の無い意匠、サイズ感にしたつもりなのだが…
黒いアクリルが 艶々テカテカ 指紋べったりなのはご愛嬌…




































ZONE Ⅵ引伸し機… 何故かこの横から観たヘッド部分のゴテゴテ感は割と好みだ…









LEDをハンダづけして 逆側に飛び出した脚もそのままに
引き伸ばし機にセット






























 この頃は 4×5以上は こいつ一本でいこうと思っていたので… ベセラーは まだお迎えしていません。






僕のプリントは基本的に四周黒縁仕上げなのですが
ZONE Ⅵの4×5のネガキャリアは マスクがネガサイズより
一回り小さめなので 黒縁が出来ないのです。
一番上の多宝塔の写真は そもそもネガ全体ではなく部分プリントですけどね…



































 取敢えず ZONE Ⅵ引伸し機で焼いた写真。もうあまり覚えていませんが この写真の時は
 既に ブルー+パープルの方で焼いていたんじゃないかな…。というのも 最初に
ブルー+グリーンの方で焼いていた頃は ネガのコントラストは凄いのに ネムネムの
プリントしか 出来ていなかったから…

 このプリントも 実はとある理由でチョッとおかしいのだけれど そのころは 黒い塔本体の調子が
良く出ていたので それ以外の部分は ちょっと盲目的になっていて 違和感は感じつつも
全体が見えてなくて…

それでも、目の肥えた方なら判ってくれると思いますが、散光式のときの写真とチョッと
調子が違います。
パッと見の画力というか…強さは集散光式でのfocomat Ⅱcでプリントしたものに軍配が
上がりますが、
自作LED散光源で焼いたものはガッツリ黒の強さで見せる…というよりは コントラストは程々に 
微妙なトーンの繊細さと細やかに光を拾って見せる…といった感じです。

 よく巷で言われている様に 集散光式の時より銀の粒状やネガの傷、ネガキャリアにセットした時に
付いている埃が目立ちません。
 そして これは自分にとっては意外だったのですが 集散光式の時よりも ぼったりした感じが無く
すっきりシャープに見えます。
(最も この時は4×5のネガを11×14inに焼いているので 粒状や 解像の限界が肉眼では判らず 
殆ど感覚的な感想なのですが…)






コレが 上の多宝塔の写真のネガを セットした時の状態です。ZONE Ⅵは5×7迄対応しているので
ネガキャリアがデカいです。2枚の鋼板に ただマスクを切ってあって それを重ね合わせるだけの
何の変哲も無いネガキャリアです。マスクを切った箇所は きちんと丁寧に処理されています。




 僕の観察力が足りないと云ってしまえばそれまでなんですが このZONE Ⅵでのプリントに
違和感を感じてはいたんですが その原因の出所も掴めぬまま この後も黒の締まりの悪いプリントを
量産し続けます。

もう10年以上前の事だし 当時はiPhone自体のストレージも容量が少なく 状況写真を
撮っても 中に納まりきらない写真は その都度選別して捨てていました。

今ほどガシガシ撮っているわけではないのだけれど 当時も記録としてコンスタントに
撮っていたのだけれど 当時の悩んでいた痕跡が写っているような写真は あまり
残っていないんだよねぇ…





この頃は 11×14inの紙に 4×5のネガを
こんなに目一杯 余白をとらずに焼いていたんだねぇ
一番下の 黒縁が出ているのは 6×7をfocomat Ⅱcでやいたものです。
多分 ZONE Ⅵで焼いて出来たものが 黒の締まりが悪いので
比較材料の意味も兼ねて 最初に1コマ焼いていたのだと思います。

 





























 上の写真のバットに入ったプリントは 日曜か祝日の夜明け前に 作業した記憶があります。
多分 3時間近くやっていたのではないでしょうか?
 
 大きいプリントである程、そしてRCよりバライタ紙は時間が掛かります。3時間近くやっても テストピースから始めるような場合は その日の成果はこんなもんです。

 それで 結果が出せないと 気分も滅入ってしまいます。当時の苦い想いが 蘇ってきます。

 続きます…





































0 件のコメント:

コメントを投稿