2024.08.24. つれづれ
とりあえずDurstで1枚焼いてみたのだが、4×5のプリントはもっと使いこなしてから 改めてじっくり再チャレンジしてみよう…という事にして やはり取敢えず Rolleiで撮った6×6を伸ばしてみることにした。
連休中の片付けついでに 心あたりのある箇所を色々詮索してみたが、DurstのLABORATOR 1200用の6×6ないし6×7のネガマスクは 結局見つからなかった。(もしかしたら買い求めていないかも知れない)
ただ、ネガマスクの代わりに嵌めるガラスは買い求めていたのは間違いなくて そちらは凡そ仕舞った場所も憶えていたので 何とか見つけ出す事が出来た。
これで どんなフィルムサイズでも引伸す事が出来る…と 早速ネガキャリアに ガラスを嵌めようと思ったのですが、これが サイズが合わなくて上手く嵌らなかったのです…。
ガラスの縦横サイズは 合っているようなのですが、例の隅切りの部分の切り落としが 少なすぎて上手く嵌ってくれないのです。
この時点で朧げに10年前当時の事が思い出されたのだけれど おそらくその時も まずは手に入れたのが嬉しくて最初に4×5をプリントし その後 6×6や6×7を焼こうとしてネガキャリアにガラスを嵌めようとしたらサイズが合わなくて訳が分からず 嫌気が差して頓挫してしまったのでは無いだろうか…
まぁ僕も10年の時を経て 折角 再始動したのだから 盆休みはまだまだ有るし 今度はその位の事で断念していられません。
マスクのブレードを中央に寄せて強引に6×6のネガを 載せてみたのだが 波を打ってしまっていて やはり無理があるようだ。 キャリアに嵌めてつかう アルミのフレームのマスクとその下の マスクのブレードは結構間隔があったのですね… |
DurstのLABORATOR 1200のネガキャリアは それ自体にサンダースの4ブレードのイーゼルの様なギミックが仕込まれていて羽の幅は勿論それ程有りませんが、6×6や6×9など任意の大きさにマスクを掛ける事が出来ます。
もしかしてそのマスクにネガを載せる様にしてみたら…と思ったのですが、さすがにそれはチョッと無理が有りました。
それならば 僕のお得意の黒いミューズコットンボード工作の出番ですね。
もう雛形として4×5のマスクが有りますから、外寸はそれに合わせて 中を任意のフォーマットに合わせてくり抜くだけです。
ただ、マスクは上下に嵌めますし、元々のアルミのマスクは厚みが有るので それぞれ2枚づつ貼り合わせにしてあります。それでも 物の30分〜1時間位で出来てしまいます。
はやる気持ちで一杯で そんなに丁寧には作っていない。 まぁダメなら幾らでも作り直せるから… 踏み留まって何もしないでいるよりは良いだろう… |
それでも汎用性を持たせる為に 今回は6×7サイズの物を作った。両サイドを下のブレードでマスクして 6×6サイズとしている。
ちなみに隅切りでカットした三角形は 小さいので捨てているが、このミューズコットンのボードは 引伸しの時に覆い焼きのマスクにしたり 色々と使い道があるので ある程度の切れ端は捨てずに取っておく様にしている。
最初は 4×5のアルミのマスクを噛ましたまま 黒い厚紙のボードを挟んでみたのですが やはりあまり具合が良くないようでした。 この写真を撮る為に左手で縁をつまむ様にもっていますが このネガキャリア 重いです。こんな持ち方だと うっかりバランスを崩すと 落としそうです。 この写真では 判らないかも知れませんが しっかり四周に黒縁が出来るサイズに 厚紙のボードを刳り貫いています。 |
そんなこんなで 何とか1枚プリントしました。当然 印画紙の左側の引伸した印画と その余白を使った 右のベタの部分では露光時間が違うのだけれど、いつも使っている focomatⅡcやベセラーなら その露光時間の違いのアスペクトが 過去のデータの蓄積から 凡その見当がつくのだけれど、これは本当に一枚目なので 同じ集散光式だからという理由で focomatⅡcの時の見当で 焼いてみたが 少し濃くなってしまった。
四隅に黒縁出ていますが チョッと不安定です。 今回のプリントから 定着液を新調したので まだ 艶々トロトロと輝いていて バットから引き出した時の バライタ紙の上に 斑に残った感じがなんともいえません。 (こんな思いを抱くのは 僕だけかも知れませんが…) 勿論 このあと キッチリ洗浄されてしまうのですが… |
ただ、途中 他の片付けをしていたり、深夜の実際にプリントを始めるタイミングになって気分が乗らず面倒臭くなったりで このプリントを仕上げて迎えた朝の時点で お盆休みも残すところ あと2日となっていたのでした。
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