2013年7月17日水曜日

2013.07.16. フィルム現像


 3日間の旅行を終えて帰って来て その間に撮影したフィルムの最初の現像を行った。

 まず最初に現像したのは efkeのPL25 ORTで撮影したカット。

 もう2年近く前に購入してから チビチビ出しては 希釈して使用して来た R09 ONE SHOTを 今回も使用。(efkeのフィルムを現像する時は いつも使用している)

前浴:19.1℃---2分---21.8℃   

現像:19.6℃ ----- R09 ONE SHOT(1:50) 500ml ----- 8分00秒------ 22.6℃

 もちろん、何の問題も無し…σ(^_^;)。







 でも、出来上がったネガは やはりコントラストが高い。このフィルムは 本当にクリアベースで 尚且つベースフォッグを感じないので 非常にコントラストが高く感じる。まぁ、それを差し引いてみても このネガはコントラストが高いが…。

 興味本位で つい手に入れては使ってしまうが、出来上がったネガを見て 「そもそも 自分は 日本建築を撮っているが、その用途に合った フィルムを使っていると云えるのか?」と 一方で 自問自答している自分がいるのも確かだ。

 ただ、あの独特のトーンと云おうか 光の拾い方と云おうか… 感度100や400のフィルムを使っていただけでは 決して感じることの無い世界が有る事も確かだ。

 これもまた 実際 その手にして 使っている人間だけが 得られる感覚だ。多分 何事においても そうなのだろうが 本当にそう思う。

 4×5のシートフィルムという事に 話を限定して云うなら 自分は今回 たまたま運良く1箱 efkeのオルソクロマチックのフィルムを手にして撮影旅行に出掛けたが、 自分が手に出来るのは 恐らく これが最初で最後の1箱になるのだろう。






 
 うーん、それにしても 空や地面の濃度が濃すぎて 普通に上手くプリント出来るとは思えない。

 RolleiのATP1.1を 普通の撮影で使った際に 軟調に仕上げるための 専用の現像液が有ったと思うのだが、そういった類の現像液で 処理しなければダメだろうか…。



 
 
 
 夏場にefkeのフィルムを現像していて困るのが 水温の管理。

 自分の部屋は空調の効きが悪くて 水温も 水洗の段階になると 水道なりなので、夏場の水温の高い時期は 怖いのです。

 特に efkeのフィルムは 乳剤面でない方にも ゼラチンがひいてあって そのゼラチンというのが チョットでも油断して 高い水温の水に浸けておくと 緩んでベタベタした感じになるのです。

 以前は efkeのフィルムも乳剤面では無い方には ゼラチンをひいて無かったらしのですが…。ニュートンリング対策ではないかという話も…。

 とにかく、こちら側のゼラチンが 曲者なのです。チョットでも 痛めると 上の写真の様になります。像面(乳剤面)は全く問題有りませんが 恐らくこちら側のスクラッチの為に 引伸ばした後の印画は スポッティング補修が必要になると思われます。




こんなに コントラストのキツいネガ 今の自分に上手く焼けるんか?

物凄い不安になります…。





振り返ってみると、確かに結構な 日射しの中で撮影していたんですが…。























0 件のコメント:

コメントを投稿