2013年12月31日火曜日

2013.12.31. つれづれ


  iPad mini Retina用のケースを購入した。

























    購入したのは Softbank SELECTIONの iPad mini Retina用のケース。

    本当は 牛皮仕様のモノか Apple純正の Smart Caseの どちらかで悩んでいたのだけれど チョッと高いので せめて実物を見て質感くらいは 確認してからでないと…と思っていた。

    Apple純正の Smart Caseの方は、miniではなかったが Airになる前の iPadに実際に装着してしばらく使用してきたと思われる人が 身近にいて その皮の質感を確認出来た。その方は 結構使い込まれていたらしく 結構汚れていて チョッと表面もツルツルした感じになっていたので、自分が想像していたよりも ペラペラした感じに見えた。

   その後 近所のパソコンショップの店頭で実際に カラーバリエーションが全て揃った状態で陳列されているのを目にして 「やっぱ、チョッと高いけどこれかなぁ〜」と殆ど決まりかけていたのだけれど(実は 本牛皮のタイプも その店には 置いてあったのだが、実際に装着すると システム手帳みたいな感じになりそうな気がして 選択肢から外れた。その店に 好みのキャメル色の皮で出来たのが 置いてあったら買ってしまっていたかも知れないけど…)そう云えば、ヨドで買えば ポイント付いて 実質1割引で 買えるかも…と思って 家に帰って webで iPad mini関連のアクセサリーを見ていると 12/27に このケースが発売されるのを知って コイツが出るまで待ってみるか…ということになった。

   仕事おさめの12/28に Softbank店頭に実物を見に行って その場ですかさず購入してしまった…σ(^_^;)。本当はヨドで購入すれば ポイントも付くけど 面倒臭いし 待ちきれなかったので…。

   待ちきれない…と云ったけれど、実を云うと もうこのiPadを2度も落としている。(iPhoneも3回位 地面に落としている…σ(^_^;))







   iPad miniは 鷲掴みの様に持てば そんな事無いけど 普段さり気なく持つと、薄いしアルミボディの縁も rになっていて とっても滑り易い。

   今回 購入したケースを纏うと その薄さとアルミボディの感触をダイレクトに感じる事が出来なくなり チョッと煩わしさも感じるが、滑りにくくなる。





   iPad miniでも スマートフォンよりは重さが有るので、あおむけに寝転んで 上に手を伸ばすように持ったり 鷲掴みにしていると 手が疲れてくる事が有るが、このケースを装着すると 蓋を折り畳んで 軽く握る様にするだけで 楽に保持する事が出来る。


   































   

2013年12月17日火曜日

2013.12.17. つれづれ


 最近 写真を全然やっていない。

 せめて 普段からカメラを持ち歩いて スナップ写真位 バタバタ撮る位じゃなきゃ…と思っているのだけれど…

 iPad miniは 無造作に鞄にいれ その鞄を 車や自転車のカゴに入れて行動しているけれど…M3はやっぱりそうはいかない。車の中では鞄の中での落ち着き具合を確認するし、自転車に乗る時は ストラップで 首から必ず吊るして持ち歩いている。





 ライツ純正のフードは高いし普段使いにする勇気を持てそうもないので、国産の金属製フードを 常用している。

  このパンダの様な外観も 個人的には悪くないと 思っている…σ(^_^;)

 何か 普段使いにハンドリングのいいカメラがないかと云って、新しいのを買う理由を作っている?

 いやいや、そんな事無いですよ…σ(^_^;)






 通勤中の電車内でBlogを書くには 結局 iPhoneの方がiPadよりもしっくりくるのだから 皮肉なものだ…σ(^_^;)。

 iPadだと 必ずタイピングは両手になってしまうし、人目も気にしてしまう…。何か違うのだ。

 iPadでは 写真を撮るのも どうもしっくり来ない。iPhoneは ボディを手で包み込む様にして しっかりホールドして シャッターボタンを押した時も 「ブレてないな」という手応えを感じるけれど iPadは 平べったすぎて 握り辛くて その確実感が 無いんですよね…。

 しかも Retina Displayだと キメ細かいので 或程度 ちゃんと撮れてるのに (独特のノイズ処理も影響しているのか…) 撮った写真すべてが すべて 甘くまるで 銀の粒子が ボロボロになった様な 写真に見えるんですよ…σ(^_^;)。















2013年11月27日水曜日

2013.11.27. つれづれ


 写真展を 2週間前の週末に開いた。

 正直云って 準備もロクに出来ていなくて 散々だった。















 この1年で出来た事と云えば 簡単に云ってしまうと 4×5でモノクロで撮影して現像 プリントに至るまでのプロセスを一通り出来る様になった事ぐらいだろうか…。







 新しいiPad miniを買った。何に使うか自分でもよく分からないが、Retina Displayのモデルが出たら 買おうと決めていたので ヨドバシ.comで扱い始めたのを知って 即 発注!σ(^_^;)。

 11月14日にネット予約を入れて 次の日には 仕事から帰ると自宅に届いていて ビックリした。(てっきり クリスマスの頃まで 待たされるかも…それなら それも良し…位の気持ちで 頼んでみたので…)







 テキスト入力は 少し快適になった。iPhoneとは iOSのバージョンが変わって 尚且つ 画面サイズも違うので 今まで直感的に操作出来ていた部分が よく解らない部分も有るが、(画面が左右に突然分かれて左は メニューやサムネイル 右には実際編集中のドキュメントになる) undo操作が出来るだけでも とても有難い。(標準で最初から 附属しているメモのキーボード上には出て来ないが…)

 テキストで或る程度 長文になっても 改行位置までシッカリ一行として表示されるので 見ていて気持ちが良い。








 一方、iPhoneからiPadにしてみても相変わらず webブラウザでのBloggerの記事の更新が スクロールもロクに出来ず なってない。(♯`∧´)

 なんとか相性が良くなるように改良して 普通にChromeやSafariで長い記事を書いたり 書き加えたり出来るように していただけないでしょうか…

 仕方が無いので、iPad用のBloggerのアプリを入れて 記事を書き加えていくことにした。こちらは 幾らでも書き加えていく事が出来る。でも、まだ慣れないせいか 何か今イチしっくり来ないというか 落ち着かないのだ。








 そして せっかく手に入れた大きな画面のはずなのに、何故かiPhoneで入力していた頃が恋しくなってくるから不思議なものだ。他のアプリを使っている時にも たまに感じる事なのだが、iPhoneにはiPhoneの良さがあるとしみじみ思えて来る。それでも 画面下のキーパッドは さすがにiPhoneより余裕が有って快適に入力出来る。







2013年11月5日火曜日

2013年10月29日火曜日

2013.10.29. つれづれ


 日曜日 暗くなってからプリントもしたが、額装も 僅か1枚だけれど完成させていた。






 マットの余白の大きさは 正直まだよく解らないが、自宅の玄関の壁に掛けてみた処 少なくとも窮屈な感じはしなかったので 今回は コレでいこうと思っている。

 自分 プリントサイズにも依るが 余白は最低3インチは必要だと思っている。自分は 今回の様なプリントサイズでは それでも少ないと思っているので、それ以上のサイズの余白になる様に 既製品の額のサイズを選んだが、上の写真では 天地の余白は それぞれ 80mm、88mmとなっている。横方向が5インチ近くとれているので、上下が これより狭くなって来ると バランスが悪くなって来ると思う。






 上下の余白のサイズを足すと168mm。自分は 47〜48:52〜53位の割合で振り分けている事になる。

 上で挙げた余白の寸法は実際に見えている幅。実際は 額にマットが収まった段階で 額の見附(正面からの見え幅)に上下左右10mmずつ被って 隠れてしまうので 注意しなければならない。

 額縁にも 色々有って 色々な写真展を観て廻って 自分なりの好みが判って来た。(と云うか 自分なりの価値観念の様なモノが出来上がって来た)

 まず、今回位のサイズのプリントの場合 奥行き…と云うか 厚みは30mm以上は欲しい。25mm位の見込のモノも有るが 薄っぺらい感じしてしまう。


 


 そして 返しが付いている事。アルミ額縁自体の厚み(見込)がしっかり有るのに、返しがないと その部分のアルミ額縁の部材のつばの厚みを感じてしまい 薄っぺらく感じてしまう事が有るのだ。

 今回 自分が選んだ額縁の見附は11mm。本当は8〜9mm位の もう少しスマートなモノが欲しかったが、自分が買い求めようとしていた処では 見込が30mm以上で 返しの有るものは このタイプしかなかったので それに関しては目をつぶる事にした。





 





 







2013年10月21日月曜日

2013.10.21. つれづれ


 おとといの晩 仕事から戻ると 頼んでおいた額縁が届いていた。




 マットボードも その前の晩に届いていた。




 額縁が届いて ブックマットを作る為の マットの切り出し寸法が ハッキリしたので、これから 合間を見つけて少しずつ マットをカットしていく事に…。






 自分は 昔使っていた平行定規の台盤を利用して マットをカットしているが、それでも マットのサイズが大きいので 最初の一刀は 結構難儀するのだ。





 平行定規でカットするラインを鉛筆であたり、定規を退避させたら カッターで切っていく。

 本当なら、それ専用の 大きなアクリル定規か何かを用意すべきなのだが、今は差し金で少しずつカットしている…σ(^_^;)。

 まさか平行定規 本体の定規を駄目にする訳にはいかないので…。

 でも、線をひいたり、後々 マットに窓を開ける時には、この本体の定規をガイドにしてマットカッターを滑らせるので、その時は本当に便利なのです。








 1枚目のマットの窓を抜いたところ…。

 上の写真では それなりに見えるが、全然上手くいかない…σ(^_^;)。

 でも、失敗して何処に気を付けていかなければならないか解るので 枚数をかさねていけば 少しずつ上手くなっていくと思う。

 次回迄に用意出来るか分からないが、マットカッターを あてがう定規が 平行定規ではなく もう少し厚めのアクリルの定規にしたいなぁ…と思った。

 今 購入するなら どうせなら もっと立派なマットカッターを買い求めていたと思うが、上ばかり見ても仕方無い。

 あとは練習と思って残りのマットを切り抜いて 経験を積んでいこうと思う。


 









2013年10月12日土曜日

2013.10.12. つれづれ


 今日はまた 東京で幾つかの写真展を観て廻る事に…。




 写真展のギャラリーは 意外に日曜・祝日が休みの処が多い。

 Gallery 916… 此処も そんな一つ。

 自分は基本的に土曜は第2土曜しか 仕事は休みでないので 今回 この三好さんの作品展は 滑り込みセーフといったところ(本日まで)。

 最終日なので、もしかしたら三好さん 御本人がいらっしゃるかも…と 少し期待していましたが、開場一番に入り 少し早かったかなぁ…と思っていたので、本当に いらっしゃって チョッとびっくり。

 話掛けると 快く応じて下さり 少し立ち話をしてしまいました。

 写真が素晴らしかったのは 勿論ですが、プリントが きっちりフラットニングされていて それだけで写真が非常に丁寧に扱われている感じがしました。






 額縁は総て木製。木地を活かした仕上がりで 白(少しアイボリー?)のペイントで フィニッシュされていました。

 アルミの額縁より その存在感は希薄で 写真に集中出来て 良いなぁ…と思いました。

 木製の額縁は一度に 制作された物ではないらしく、材質が メープルの様な定番の樹種や メラピー(?)の様な樹で作られたものもあり 自分の中ではメープルやビーチやタモの様な 堅木で作るもの…という固定観念が有ったので 写真展が終わり一段落したら また自分でも制作してみようと思いました。






 Gallery 916で 三好さん御本人から 近くのギャラリーで 別な個展が開かれている事を知らされ 其処に行ってみる事に…

 向かったのは PGI Gallery。Gallery 916は JR浜松町から歩いてすぐの処だったが、こちらもJR田町で降りて 歩いて行ったが、全然 苦になる距離では無い。途中に 妹島さんの芝浦のビルも有るし…。妹島さんのビルがみえると 其処からはすぐ…。







 PGI Galleryの建物は 1階がファインプリント、額装関連のショップになっていて ギャラリースペースは 2階になっている。

 ギャラリーは そんなに規模は大きくないが、整えられた空間 丁寧になされた展示に好感が持てた。

 三好さんの 16×20inchのフィルムで撮られたイメージ(今回の展示はそのベタ焼き)も なかなか そんじょそこらでは目にする事が出来ないモノだ。

 此処までの2つのギャラリーの大きな違いと云えば、前者は 自然光も採り入れた明るく大きな空間。後者は人工光のみの こぢんまりした空間。

 自分は元々 居住空間としては 間接照明オンリーの 暗がりの様な 室内が好きでは無い事もあって、明るく広々とした中で鑑賞出来る方が 好きだ。気持ちも伸び伸びと余裕を持ってのぞむ事が出来る。

 ただ、コレは 本当に個人の好みの問題だ。中には 暗がりで作品のみに スポットが当てられているのを 順に追っかけて行く方が 作品に集中出来て好みだ…と云う人も居るだろう。

 ただ、最初からその目的で作られトップライトなどの工夫がなされている建物でも無い限り、外光は窓の様な開口部か 採り入れなければならない。

 壁面に開口部が有ると 其処には写真の展示が出来ないので、通常は 流れが寸断された感じがするが、Gallery 916
は 元々のスペースが 大きく、三好さんの写真もエリアごとに テーマが分けられていた事も有り そういった感じはせずに ゆっくり鑑賞する事が出来た。


 


 次に訪れたのは Gallery BAUHAUS。

 正面の間口の割には 広い展示スペース。地下階に迄 スペースが有るのには 何も知らなかったので 正直驚いた。

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 まず、この3つの写真展を観たので、残りは 作家さんが 週単位で お金を払って借りるタイプの ギャラリーを観てまわったが、幾つか 展示に 不満を感じる事が有った。

 僕は 低反射アクリルは 通常のアクリル板に比べて 割高になるが、値段相応の効果(価値)が有るだろうか…と思っていたが、展示を観ていると その差は 自分が思っていたよりも大きかった。

 






 



















2013年9月26日木曜日

2013.09.26. つれづれ


 朝晩 だいぶ冷え込んで 肌寒い位の陽気になって来た。

 今日 仕事からの帰りがけにキンモクセイの香りがした。

 ここの処 全くフィルム現像をしていないが、水温も少しは下がって 少しは温度調節し易くなっているかも知れない。

 まだまだ未現像のシートフィルムが 残っている。(50枚位は有るだろうか?)

 ただ、今は 写真展の為のプリントをコツコツ制作していくのがやっとで、そこまで気力が湧かないのだ。

 その中に 今プリントしているカットより重要なコマが眠っているかも知れないのに…。

 そもそも自分は 闇雲に撮り過ぎるのだろうか、ライカ判やブローニーの頃には 撮影ばかりして現像が滞り 未現像のフィルムが溜まっていっても それ程苦にならなかったが、今はフィルム現像が苦痛で仕方無い。

 そんな状況なのに、近頃また135でパチパチと写真を撮っている…σ(^_^;)。

 ひとつは前にも触れたかも知れないが、Contarexで モノクロ写真を撮った事が無かったので 今 感度100のモノクロフィルムを詰めて1本撮っている最中。

 正直 チョッと調子悪くて 1/1,000秒と1/500秒は死んでいて、もっぱら1/250秒と1/125秒で撮っている。

 でも、Contarexでは いつもリバーサルで撮っていたが 良い写りをして コクの有る重厚な色合い(何と云ったら良いだろうか…)に驚かされていたので チョッと期待しているのだ。







 もうひとつは、コレも試してみたかったのだが、M3に fotochatonさんで手に入れた ADOXのSILVERMAX 21を詰めて撮っている。

 僕は 何度かefkeのKB25を使った事があるので、このフィルムは 感度100だが、100TMXやDELTA100とどう違うのか興味の有るところだ。

 どちらもネガを仕上げて focomatでプリントするのが楽しみだ。(最近、focomat使っていないなぁ…σ(^_^;))

 これらのフィルムを撮り終えた時、僕は溜まったシートフィルムの現像は放棄して ササッと出来て結果の楽しみなこちらのフィルムの現像から再開するのだろうか?。

 多分そうなのだろうし、もしかしたら違うかも知れないが、楽しんで日々の写真生活を送る事も 近頃は大事だと思うのだ。

 

 


 

2013年9月19日木曜日

2013.09.19. プリント


 ここの処はコンスタントにプリント出来ている。

 3連休に遠出せず 毎日プリントした事が結果的に効いているという事だろうか?。

 写真展まで 出来ればこの状態を維持していきたいと思う。




 以前 Mamiya7で撮ったネガをfocomatⅡcでプリントしたとき、11×14inchから16×20inchのサイズにアップしたとき、引伸し倍率の限界を感じた(トーンが詰まった感じがする)。

 今回 この4×5inchのネガから 11×14inchから16×20inchのZONE Ⅵでのサイズアップでは 11×14inchから16×20inchの拡大率の変化では 印画が大きくなったことによる トーンの詰まった(省略されて滑らかさガ無い)感じというのは パッと見る限り特に感じられない

 ただ、僕自身は、散光式であるからといって べタ焼きに焼いたときの あの美しい階調が 或る程度の大きい拡大率になってもそのまま維持されているとは思えない。

 2~3倍ではさほど感じないかもしれないが、引伸しは 絶対にキャリエ効果の影響をうけている筈だ。

 ライカで撮ったフィルムをfocomatで伸ばす際にも 8×10inchでプリントされて 軟らかく美しいトーンを持っていたものが、11×14サイズに伸ばした途端に トーンの瑞々しさを失って 生気の抜けたカスカスのプリントになってしまい がっかりする事が良くある。


 16×20inchのプリントを現像して それまでに無い体験と云ったら 大袈裟過ぎておかしいのだけれど、何時もよりよく判った事が有った。

 それは 現像液の処理能力の変化。

 何時もは 最大濃度(黒)がすぐ得られなくなるので、現像液を使い廻す事は 殆どしないのだが、3連休だった事も有り 2日目の夜に 前日のテストピースで得た情報を元に いよいよ16×20inchでプリントする直前に Polymax Tを(1:7)で 2.5リットル程 希釈して用意した。

 その晩は 16×20inchのプリントが2枚と翌日(3日目の夜)にまた16×20inchのプリントを制作する為に 3枚程 11×14inchのプリントを焼いて終了した。

 使い終えた現像液は 容器に移し 空気を追い出した後 勿論 密栓して保存。

 本当は、最大濃度が出ず悔いの残るプリントを作ってしまう方が 精神衛生上宜しく無いし、印画紙を無駄にする方が 金銭的損失が大きい事は分かっていたが、一晩位は問題無かろうと 次の日(3連休の最後の日)も同じ現像液で 16×20inchのプリントが3枚と その後11×14inchのプリントも2〜3枚制作した。

 正直、16×20inchのプリントは 液の疲労を特に意識する事も無くプリント出来た。

 本来なら(1:9)で希釈して使用すべきPolymax Tを(1:7)で希釈した事も 現像液の能力がもつ要因のひとつとして有るかもしれない。

 が、Polymax Tを新調して2日目のプリントを終え また容器に移す際に、細かく黒い針の様な 磁石に付いた砂鉄の様な 細かいこより状の屑が 幾つか溶液中に析出していた。

 コレは いつも経験している事だが、使っているとこの様になって来る。もしかしたら この様な兆候が診られた時点で速やかに廃棄すべきなのかも知れない。

 3連休が明けて次の日の早朝(Polymax Tを溶解して3日目) 懲りずにまた使用。

 ここまで使うと、正直 印画紙をバットに沈めバットの片側を持ち上げたり下ろしたりして傾け 波を発生させてそれを利用して溶液を攪拌させても 手軽だが 黒に深さが出ない。

 16×20inchのプリントの場合 自分も最初は確実に乳剤面に現像液を行き渡らせる為に 手前を持ち上げ バットを斜めにして奥に現像液の溜まり場を作り そこに印画紙の片端をさしてバットを元通りにして 手前に戻って来る流れを利用して 乳剤面に一気に現像液を行き渡らせる。

 現像液が乳剤面総てに行き渡った事を確認したら そこからは ピンセットで印画紙をつまんで連続攪拌。

 但し、時々 バット内の溶液が循環する様に 幾度かバットを傾け 片方に寄せては水平にし 波を発生させて現像液を動かす。




 絶えず連続攪拌 それでも もう処理能力の限界か 黒は一向に締まらず、階調も ふくよかな感じが無くなりべったりとした感じにしかならない。

 観るとバットの下の方には、ステインの様な物が こびり付いていた。

 思えば、単純に面積計算でいっても 16×20inchのプリントは 一度に8×10inchにして4枚分 現像液の能力を消費する事になる。

 それに加えて 紙が大きすぎて それ自身が現像液を含んで 重くなるので、ピンセット(トング?)で抓んでバットから引き出し 次のバットに沈める動作も 折れ曲がらない様に 手早く行おうとするので、停止液の中に持込んでしまう現像液の量も 必然的に多くなってしまうのだ。

 よって、作った量の割には 立て続けにプリントすれば 液はみるみる能力を失っていき、体積も目減りしていく。








 







2013年9月17日火曜日

2013.09.16. プリント


 3連休。プリント三昧…とまではいかなかったが、毎日3〜4時間位ずつ コンスタントにプリント作業をした。

 昨日の明け方 実に半年振り位に 16×20inchサイズの紙にプリントした。

 半年前と比べて 感度低下とか有るのだろうか?と思って心配していたのだが、問題は無い様だった。

 ただ、前にも書いたけれど 11×14inchサイズとはスピードが違う。同じ引伸し倍率でくらべると やはり 16×20inchの方は 11×14inchサイズの8割程度の時間だった。





 僕の所有している 5×7inchのネガまで対応のZONE Ⅵ  引伸機。

 元々 附属してきた4×5inchのネガキャリアが セットすると隙間だらけで 周囲に思いっきり光が漏れる…と言う訳の分からない仕様なので、上の写真は 例の黒色のボール紙で自作したネガキャリアをセットする為に これまた自作のLED光源ユニットを取外したところの図…σ(^_^;)。





 今回は現状のままで作品を制作して写真展に臨むと決めたが、一段落したら コレは流石にマズイので何とかしなきゃ…。

そう云えば、現状のZONE Ⅵ  引伸機の支柱で 何処までの拡大率になるか不安だったが、丁度 得られるイメージのサイズが14×17inch程。

 ちょっと 横方向の余白が左右足して3inchと云うのは 紙が勿体無い気がするが 現状ではどうなるモノでも無いし、プリントが大きいと扱いが大変なので 皺になるのを気にせずにピンセットで掴める様に 慣れない自分には この程度 余白に余裕が有った方が その後も水洗工程が続く事を考えると良いかもしれない。







 どのコマでも たいがい16×20inch最初の1枚目のプリントは 若干濃度が足りなくて失敗したり 全体のバランスも今ひとつな事が多いから 更に細かい焼込みを付け足そうと あれこれ考える。

 2枚目、全体のバランスは 1枚目より改善されているが 弱気な性格も影響してか 全体的に若干 濃く焼込んでしまう事が多い。

 残念ながら今の自分には 金銭的にも 3枚立て続けに 16×20inchで同じネガを焼く余裕が無い。

 気力も無い。既に2枚焼いて満足いかなくて 自分で及第点すらやれなくて ヘコんでいる処に 更にもう1枚失敗してしまったらと思うと…。それを考えると なかなか「じゃあ、3枚目 いってみよう!」という気にはなれないのだ。

 すぐ上の1枚は 黒くトンネルを出る時の様になってしまった。(もっとも 元がそういうシチュエーションの写真だが…)

 写真の絵柄自体も そんなに気に入って無い。

 元々、大判で 結構広角なレンズで撮ると周辺部は 大分暗くなるとは思うが、それでも 上の写真は焼き過ぎだ…。

 焼込みのテクニックを駆使しても 観る人に それを感じさせてしまう様では駄目だ。

 他の人の写真展などでも どんなに良い写真でも 気付いた途端に あざとく感じてしまう。

 自分も日頃からプリントしていて そういう処に常に注意しているので、普通の人より目が行ってしまうし、そういうものを見極める能力は他の人より秀でているとは思うが…。







 
焼込みの手順が この前のようなメモでは後日 日をあらためてプリントする際に訳が分からなくなるので、手順ごとにコマ送りで描き取っていく事にした。

 やはりこうなっていると セーフライトの許でも判りやすい。