2013年2月25日月曜日

Chamonix 4×5


 Chamonix 4×5を 使い始める。




 前にも 触れたかもしれないが、自分の中では 取り敢えず この1年は 4×5というフォーマットで頑張ってみようと決めている。

 モノレールタイプのビューカメラでは 車での移動に限定されてしまうし、何よりも周囲の眼が気になって(あまりの仰々しさに 通りかかる人に奇異なモノを見る眼つきで 視線浴びせられるもんね…) 落ち着いて撮影出来ないだろうから 15年位使っていなかった テクニカルフィールドタイプの 45FAというカメラを また使い出した。

 最初は 「少々重いが コレならカメラバックに収めて 気軽に持ち出せる。このスタイルでいいやん!」と 思っていたが、15年前 そのカメラに見切りを付けて ビューカメラへと向かわせた不満が 早くも1回目の撮影旅行で  再噴出することに…

 そもそも建築写真を撮りたいので、アオる事が大前提。でも、このタイプのカメラは そもそもアオりの量に 制限が有るし、広角(短い焦点)のレンズで無理にアオっても 折り重なった蛇腹が 追従出来ずに 蛇腹に ケラれてしまうんですね。テクニカルビュータイプのカメラでも 短い焦点のレンズでの極端なアオりでは、長い折り重なった蛇腹では追従出来ないため、袋蛇腹という 特殊な蛇腹を装着するんです。

 しかも、このタイプのカメラは、蓋を90°開いて その蓋に轢かれたレール沿いに レンズステージと云おうか レンズと蛇腹を引き出して来るので、仮に何もアオらずに 素直に撮っても 広角レンズでは ピントグラス面までの距離が短くて済むため 繰り出し量が極端に少なくなり、レンズの前方の視野にあるレールが 画面に映り込み ケラれてしまうのです。

 年が明けて 正月休みも 撮影に行きましたが、ケラれているのを 承知で撮っているのですから あまり気分がいいものでは有りませんでした。

 まぁ こんなんで しばらくは 我慢するしかないのだろうか… まだ引伸ばしの 環境だって整っていないし…と その時は考えていました。
 




 別に 何か良いカメラはないかと思って 駆け込んだ訳ではなかったんです。大判のレンズはどんな物が 置いてあるのか 診てみたいとは 思ってました。(自分は マツモトカメラさんには 出入りしていたので かねがね噂は 伺ってました。)

 本当に 前々から一度行ってみなければと思っていたのですが、ふと 思い立って マツバラ光機さんに お邪魔しました。(ここも、カメラ 好きには 本当にパラダイスですね!)そこで このカメラに出会ってしまったという訳です。
 
 

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