2013年1月6日日曜日

D-76を使った事が無い


 意外に思われるかも知れないが、未だに D-76を 使った事が無い…

 1ℓ用の粉末のパッケージを 一つ買ってあるけれど、ずっとしまい込んだままだ。

 たまたま 最初に現像しようと思ったフィルムは Tmaxだったので、最初に使った 現像液は Tmax developerだったし、その後 それ以外の フィルムは 同じKodakの XTOLを 使い続けている。(一部 R09 one shotも使っているけれど…)

 実は、ここからが 自分の書きたかった事だが、よく写真関係の本で いつも同じ条件で現像する事が出来るので、D-76の1:1希釈での one shot現像を 薦めているが、自分は チョッと違うんではないかと思っている。

 確かに コントラストが 低くて プリントし易いネガが出来るかも知れないが、よくD-76の1:1希釈で処理したネガからの 他人のプリントを 見ることが有るが、何か印画にパンチが無く、さらさらとしていて 粉っぽい印象を受ける。(ライカ判からの 引き伸ばしで)

 確かに 一見 見掛けは シャープな印画に見えるかも知れないが、何か その分失ってしまっているものが あるように思う。(経験の有る方は、解って下さると思うが、本当に 細かい部分まで解像して写っているネガからのプリントは 一見シャープには見えない。僕はド近眼なので 目を凝らせば ある程度見えるのだが、普通に手にとって観る分には コントラストの有る部分以外は 肉眼の分解能では 分離しきれないので、かえって むしろ像が すこし甘く 見えてしまう位なのだ。)

 見た目 微粒子に仕上がるから 1:1の希釈現像というのは、違う様な気がする。

 ただ、上記の話は、自分のネガや そのネガからの引き伸ばしでの実体験に基づくモノでは無いので、自分も比較の意味で 一度 D-76の1:1希釈現像を 試してみなければ…と 思っている。

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