2013年1月31日木曜日

ZONE Ⅵ 引伸機


 そろそろ 重い腰を上げて ZONE Ⅵ 引伸機の起動に向けて 進まねばなるまい。





 ZONE Ⅵ 引伸機、早く調整を済ませて 使ってみたいのだが、正直よく解らないのが レンズボードの部分。

 付いてきた部品というのが 穴の空いた 薄っぺらい鉄板1枚。それが 純正品のレンズボードであることは 説明書と照らし合わせてみても 確かに間違いないのだが、穿たれた穴には ネジもきって無くて、引伸機と云えば フォコマートしか知らなかった自分には てんでよく解らない。
 
  間違って買った古いシュナイダーの135mmのコンポノンを取付けてみるもガバガバに緩い。何かリングの形をしたスペーサーの様な物でも かまさないと…

 本当に まるっきし解らないので、その昔 この引伸機を扱っていた 月島の銀一さんを訪ねてみたが、当時 セット販売のみで パーツ在庫の様な物は 元々無くて、細かい事を 蒸し返されても 解らないらしい。(ひとり女性の店員の方は 当時扱ってらっしゃったのか、いい引伸機だったんですけどね…と漏らして居られましたが…)
 






 この位になってくると、カメラも引伸機も変わらない。その内 大きく引き伸ばしたくなって カメラを改造して 壁に投影し始めたりして…(無い 無い!)






 レンズボードとレンズ。穴の径が 何の規格を前提にあけられているのか 良く分からない。

 一応、135mmのコンポノンは収まるんだけど、付属のリングで締め付けてもガバガバ。




2013年1月26日土曜日

16×20inのプリント(その2)

 前回の16×20inのプリントより離れて久しい。

 この前の自分の写真展の前までは、11×14inのプリントを来る日も来る日も制作していたので、11×14inのサイズなら思い立ったら すぐ行動に移せるのだが、16×20inともなるとそうはいかない。何か気が乗らないと 身を起こす気にならないのだ。

                                                                                                                             
 
 FocomatⅡcも その位の引き伸ばし倍率になると 自動焦点は機能せず、ヘッドを定位置から 螺旋を切ってある支柱づたいに結構上へ 上げなければならない。

 イーゼルは 台盤からはみ出してしまう。

 また、非常に困ってしまうのが ピント合わせ。ピークルーペを覗き込んだ態勢で 引き伸ばしレンズのピントを調整するヘリコイドリングに 上手く手が届かないのだ。







2013年1月25日金曜日

変なこだわり

 人には、それぞれ 変なこだわりが有ると思う。





 ライカM3 自分は本当は ダブルストロークのタイプが 欲しかったのだか、シングルストロークのタイプを使っている。ストラップを吊る環を着ける金具も本当は 大仏の耳?(ドッグイヤー?)タイプの物が付いているのが 頑丈そうで 欲しかったのだけれど 、これも結局 後の普通のタイプが 取り付けてある時代のモデルだ。

 ただ、このタイプの この吊り環を着ける金具は 本体の真横では無く、若干 斜め前を向く様に付けて有るので、重いレンズを着けたときに お辞儀(回転)しにくいらしいのだが…

 でも、こんな事を云っている僕が 譲れないのは 実は 巻き上げレバーの形なのだ。はじめの頃の 巻き上げがラチェットになっていないタイプの その感触は素晴らしいのだが、あのチビた巻き上げレバーが 自分は気に入らないのだ。(意外に思われるかも知れないが…)





 もう一ついうと、35mmの単独ファインダーを付けているのだが、本体の書体と 『Leitz』の文字が 合っているのだけれど、自分はこのタイプではなく、多角形中に 沢山文字が刻印して有る方が好きだ。

 だから 今はゴーグル付きのf2.8のズマロンを着けているけど、ゴーグルの部分は、何の刻印もしていないので、あの刻印が付いているというだけで かねがねf3.5のズマロンを 手に入れたいと思っている。(写りも良いらしいが…)

 逆に DRズミクロンの眼鏡の『Leitz』の刻印には 何も惹かれないのだ。眼鏡を着ける部分の座の形は好きなのだけれど、その為 押しやられて幅が狭くなっている ピントリングのローレット加工の形が気に入らないのだ。(やばい… 好き嫌いというか 毒を吐き始めたな…俺)

 最後に、ライカと関係ないけど… 今回M3を物取りしてみて iPhoneの広角寄りの写り(パースペクティブ)が 気にいらない…






2013年1月23日水曜日

マットの加工

 マットの加工に その昔使っていた 平行定規が こんなに役立つとは…




 慌ててやっても あんまり綺麗に切れない。

 刃の切れ味は、みるみる落ちていって 気持ち良く切れるのは 一辺か二辺。綺麗に切ろうと思ったら、刃は 窓を一つくり抜くごとに 替えていかなければならない位だ。

 そうしてみると 自分は平行定規があったので、位置出しや 切り抜き時のガイドが楽だったが、その事を差し引くと あまり自分でやる旨味は感じない作業かも…。

 数を沢山こなさなければならなくて 尚且つ 時間が無い様な場合は、かえってネットで注文出来る 専門の処の御世話になった方が 絶対 無難な選択だと思います。

 (今回は、自分の手でやったという達成感よりも、うまく切り抜けなくてスッキリしない気持ちの方が強く残り 後味の悪い結果になってしまった。)




 四谷のRooneeさんで、 これまた四谷のCROSSROADギャラリーにて 篠原さんの額装のワークショップを受講した後に購入した2種類のテープ。

 一つは、アンダーマットと 窓を打ち抜いたオーバーマットを ブックマットにする為に ヒンジ(蝶番)にする一辺の谷に貼り付ける布製のテープ。もう一つは、そうして出来上がったブックマットに プリントを留める為に 紙のコーナーを 貼り付けるテープ。布製と違って こちらは ギザギザのカッターが付いているので、その都度 手早く任意の長さにカットして貼り付ける事が出来る。




 マットの窓は、要は 断面45°で コーナーが留めに切れていればよいので、マットの表側からでも裏側からでも 切り抜く事が出来る。

 でも、実際は 裏側から切り抜くのが セオリーらしい。(←確認中) ひとつは、マットを 切り抜くのにあたりをつけた 鉛筆の跡を 消しゴムで消さなければならないし、もう一つは、自分がやってみて 感じたのだが、上の様な 45°のマットカッターは、一回ではなく 左右に何回か往復させて切ることになるので、マットの材質によっては 表面が押し付けられたことにより、その軌跡にそって艶(照り)が出てしまうのだ。

 ただ、表から抜いた方が 実際 後々鑑賞される方を 見ながら作業出来るので コーナー部分を切り抜くのに 刃が行き過ぎていないか…など 細かく確認しながら作業できるのは それはそれで気持ちよい。

2013年1月21日月曜日

額縁の製作

 本職の方からすれば、かなり違うかも知れないが…σ(^_^;) とりあえず 自分なりに額縁の製作


 自分は、トリマーや ビスケットの溝を切る道具を 持っていないので、鋸をひいて ノミで溝を綺麗にほじって 埋め木している。

 本当は、売り物の額のように 溝の幅を 8厘から1分位に もっと狭くしたいのだけれど、自分が買える手頃な価格のノミは、1分5厘の幅からしか無かったのだ。

 この為だけに ノミを買ったが、本職用だからか 使う前に まず研ぐことが前提となっているようで、全然 気持ちよく切れなくて ガッカリ…。砥石も買わなきゃ…

2013年1月18日金曜日

シートフィルムの現像(その2)


 シートフィルムを現像するのが、未だに (今のところは…)楽しくてしょうがないのだが、困った事もある。

 自分は、JOBO DRUMで ロータリーチューブ現像しているが、そのチューブを開けると、中は 5部屋に分かれていて、そこに 1枚 1枚フィルムを 挿入するのだけれど、つまりは 一度に 5枚しか 現像出来ない事になる。沢山 撮ってきた時は、あと これを何セット繰り返すのか…と 気が遠くなりそうな事もあるし、その5枚の中に 何枚か似たようなコマが ダブっていると(ちゃんと撮れているか不安で つい同じカットを 表裏に撮ってしまう。)、何だかなぁ…と思ってしまう。

 シートフィルムが他と違うのは、基本的にカットホルダーという マガジンに セットして 持ち歩くので、撮影後は 取り出して 現像しない事には マガジンを空に出来ず、次の撮影には  臨めないという事。(4×5inのカットホルダーは30個位持っていますが、もっと確保して置きたい…)
 だから 撮り終わったら 外光から しっかり遮蔽されていて そのままストック出来るロールフィルムと違い、写真を 枚数 撮れば撮るほど 現像が待ち構えているという事実が 重くのし掛かって来ます。

 今は、真冬なので 、困っているのが 液温管理です。今までは ステンレスのタンクで現像していたので、そのステンレスのタンクも お風呂に浸かるように 予熱させ、その後、フィルムを中に入れて 処理中も 溶液の出し入れをする時以外は、そのまま 浸しておけば ほぼ一定の温度を保つことが出来たのです。

 でも、困ったのが、JOBO DRUMが 上記の様な 方法では 大き過ぎて 予熱したり、温度管理出来ない事。仕方ないので、本当は やりたく無いのですが、現像液より少し温度の高めの水で 前浴し これで気持ちタンク内の温度も高くなったかな?という処で排出し、現像液を投入しています。


2013年1月15日火曜日

2013.01.15. 16×20inのプリント





 
 ひと月ぶりの プリント。16×20inでの プリントは、やっぱり色々と 大変です。

 バットの大きさに 殆ど余裕が無いので 結構気を使います。
 自分のプリント作業をするスペースのセーフライトは、引き伸ばし機の手許を 重点的に照らす様に 設置していて、自分が 引き伸ばし機の前に座ると 丁度背後にあたるスペースに 現像、停止、定着のバットが並んでいるのですが、いざ印画紙を 現像液に 浸けるために バットの方を向くと、セーフライトを 背にする事になるため、16×20inの印画紙が、しっかり隅々まで 一気に現像液の中に 浸されたのか、ハッキリ判らないのです。
 
 そこで、現像液を バットに いつもよりたっぷり注いで (3ℓ) 深さを稼ぎ、現像液の液面と 角度を付けて 一気に滑り込ませるのです。自分は、現像液の中に 素手を突っ込むのが、嫌なので あくまで そこからの 印画紙の扱いは、ステンレスの ピンセットで 行なっていますが、少しでも 気を抜くと、濡れた印画紙は そのピンセットでの 一点支持の部分から ぐにゃっと折れ曲がり 爪痕の様な 三日月状のシワを残す事になります。
 
 ハッキリ云って この位のサイズだと、ゴム手袋でもして 両手で取扱った方が、無難だと思います。
 ただ、そのまま 停止、定着をして そのゴム手袋のまま現像液に 戻るのは 抵抗が有りますし、そもそも 次のプリントは、印画紙の露光から始まるので、その都度  濡れたゴム手袋を 外したり 付けたりするのは、案外 面倒かも知れません。

 先程、現像液を 3ℓ用意すると 云いましたが、濡れた印画紙の中に含まれて 持ち出される現像液の量は かなりの量です。(8×10の時などとは比較になりません。)

 現像液に 浸すのにも 神経を使いますが、一番 神経を使うのが、現像液から 引き出して 停止液に 移す時です。
 勿論 自分は、十分に 現像液に浸して セーフライトの許では、もう現像が進んでいるのが 判らなくなってから 停止液に 移しますが、それでも 浸すのにもたもたして居ると 停止ムラになってしまっていないか 非常に不安になります。
 (そもそも、印画紙に 多めに露光をかけて置いて 適度な濃度になったら、停止浴させて 濃度が濃くなっていくのを止める様な方法は 間違いです。)


2013年1月14日月曜日

2013.01.14.フィルム現像


 2013.01.14. フィルム現像



 Kodak 100TMXの文字、控えめだなぁ… ILFORDの様に 何も書いて無くて いちいち ノッチコードから判断するよりいいけど…

 100TMXは ノッチコードも 判りやすい形 してるんだよね…

捨てられない性分

 何でも 捨てられない性分で 困っている。

 どうせ 沢山撮るので、フィルムを5本パックでまとめ買いさせられるのは、良いのだが、KodakやFujiの 5本入りのパックというのは、何か味気ない。

 efkeは、昨年 消えてしまったけれど、ILFORDは、未だに 1本ずつ 小箱なのが良い。
 120のフィルムを買い始めた頃は、この135より 細身の箱が 可愛いらしく思えたものだ。
 使い終わっても 積木のように 空箱を積み上げては、悦に浸っていた。
 ILFORDは この小箱が、10本まとめられて包装されたパッケージも 売られていて、それを 手にした時は、気分が良い。(幼い頃の サイコロキャラメルの箱を ふと思い出した)


2013年1月10日木曜日

定着液で締まる


 実は、自分は 暗室を持たないので、プリントを制作するのは 必ず夜更けの作業になる。(ダークカーテンすら付いてない)

 特に 暗室作業について 一から人に教わった訳でも無くて かつて写真部に在籍していた訳でも無い。

 我流で やって来たので、中には 僕だけの習慣(当たり前の事柄)に成っていて、他の人からすれば 奇異に映る事も 有るかも知れない。

 その一つが、プリントを しっかり停止浴させ(連続攪拌!)、定着液の中にプリントを放り込んで、20秒位したら(そこまでは、連続攪拌!)部屋の電気を点けて 残りの時間は 明室で定着作業を 続ける(ここからも連続攪拌!)というもの。

 だが、自分は 実は この作業(体験)は、非常に 大切な事だと思っている。


 定着液の中に印画紙を 泳がしていると、徐々に 印画が 引き締まっていき、最終的に 全体の濃度も若干 濃くなる(黒が締まる)のが判る。(明室でないと 判らないと思う。多階調紙などの セーフライトの許では、暗すぎて 判らないと思う)

 僕の話は、バライタ紙を 前提にしているけれど、レジンコート紙でも、最初の状態が 記憶出来ていれば、その 若干の変化に 気が付くと思う。

 生意気な事を 云うようだけれど、日頃、印画の描写の 硬い柔らかいという事が 判らないという人は、一度 印画の締まっていくのを 観察するといいと思う。

 ただ、これは 目を養うという事で、印画紙の 3号→硬い、2号→柔らかいの差とは、その幅も 性質も違うので  注意して下さい。

 そもそも、定着液に浸した後 いきなり明室になどして大丈夫なのか?という人は、アサヒカメラに その昔 連載された 中川一夫さんの 暗室不要論を 御覧になってみて下さい。(その記事の中でも 触れられていますが、本来しっかり停止出来ていれば、定着液に浸ける時に 明室にして構わない。)

TRI-Xの現像


 TRI-Xの現像をすると(自分は もっぱら120なので、ここでは 120を前提に書いています。) 総ての作業が終わって いざフィルムを吊るし干しする段階になっても 紫色(ピンク色? 最近TRI-X使ってないので…)のステインが とれていなくて 気になる事が有ると思う。

 以前 、よくTMAXを現像していて、ピンク色のステインが 抜けなくて 気になっていて、(色が チョット 多階調紙のグレードを変える フィルターの色に似ているので、少なからず 印画に影響を及ぼすのではないかと…)その時は、たまたま とある方のblogが その事について 触れられていて そこで述べられていた方法で現像すると、TMAXについては、見事に 作業中に ステインを除去する事が出来た。(blogで 紹介して下さった方に感謝!)


 ただ、TRY-Xについては、そう一筋縄には いかなかった。


 以下は、自分が TRY-Xのステインを 除去すべく 自分が実践した方法。

 ただ、素人の考えだし、その化学的根拠も 説明出来ないので、もし やってみようという方は、総て 自己責任の許で 処理して下さい。


------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------


 以下は、120フィルムを ステンレスタンクにて 現像する事を前提に 記述しています。

・ フィルムを 普通に現像する。

・ フィルムを 普通に停止する。(私は 一切 水停止していません。ステインとは 関係無いと思いますが…)

・ フィルムを ILFORD RAPID FIXERにて定着。定着液を排出。

・ ステンレスタンク内に 上記 の処理液の工程と 同じ様に 水を注入、排出し タンク内にリールに巻いた フィルムを収めたまま 攪拌水洗。

・ 上記 攪拌水洗後、その都度 排出時の水を 流す前に一旦何処かに溜め その色を確認。
  多少なりとも 紫色のステインが 落ちている様であれば、また 上記の様に 再度 タンクを水で満たし 攪拌水洗。排出した水が 紫色に色付いているのが判らなくなるまで(自分の場合 通常4〜5回)繰り返し続ける。

・ タンクを開けて、リールに巻かれた フィルムを見てみると、まだこの時点では、ステインは、落ちきっていない。

・ フィルムを Kodafix Solutionsにて定着処理。(硬膜処理)

・ 最初の定着処理をした後と 同じ様に、リールを タンク内に入れたまま 攪拌水洗。(ただ、ここでは 殆ど ステインは除去出来ないと 思う。)

・ フィルムを タンクから 取り出し、水を入れた容器の中に リールに巻いたまま沈めて 浸け置き水洗。(リールを 浸け置きし、時々、リールを 揺すって攪拌すると、ステインが 多少 溶け出して 水が 紫色を帯びると思うので、そうしたら 水を交換)

・ 上記の様なプロセスで 置換水洗を 繰り返し、ステインが 落ちていたら、後は、普通に 水洗促進浴、最終水洗。

・ 上記の 置換水洗を 行う過程で、膜面が緩んでしまうので、夏場の水温の上昇や、浸け過ぎには、十分注意しなければならない。

・ 自分は、水切剤としての意味と ネガを守る意味で、Agガードを使っています。ただ、膜面が緩んでいるかも知れないので、乳剤面は スポンジで 拭いません。そのままにして 乾燥させます。

・ 僕には、聞きかじりで、その根拠を 説明出来ないのだけれど、何れにしても 定着や、水洗の やり過ぎは 良くないらしい。 もし試される方は、本当に 自己責任の許に 行って下さい。





 
 
 
 
最近 TRY-Xの現像は やっていないので、
参考までに 100TMXの 1回目のタンク内水洗をし終えた 排出水の着色



100TMXの 2回目のタンク内水洗をし終えた 排出水の着色

TRI-Xは、もっと紫色(青みがかった)の水色に なると思う。


2013年1月9日水曜日

4×5のネガのファイリング

 4×5の現像したネガのファイリングを どうしたらいいものかと思っていたが、ChikumaのFree Styleのバインダーに KOKUYOのレフィルが 収まる事が判り ひと安心。(ヨドで 現物どうしを 突き付けて確認した。)

 120(ブローニー)も ChikumaのFree Styleのバインダーに Chikumaのレフィルを追加して使っている。自分の これから先の分が 無くなってしまうと 嫌だから あまり云いたく無いのだが、ヨドには まだ在庫が 多少あるようで、京都や大阪の店舗では 見掛ける。

 このChikumaの120の台紙は、6×6や6×7が、上手いこと 収まるので 非常に気に入っている。135の台紙は、上に タグを 入れるスペースなど 無くて良いので、その分 1行毎の幅を増やして  フィルムの上下の スペースを もう少し採って欲しいところだ。(キツくて 出し入れが 大変 (~_~; )  )








2013年1月8日火曜日

2013年1月6日日曜日

iPhoneでBlogger

  iPhoneを買って iPhoneで写真撮って 肩肘はらず 気楽に blogを綴っていこうと思った。

  チョッとした時に 何処でも 記事が投稿出来るのって 便利だ。

  iPhoneの写真も そういう意味においては 概ね満足している。





 ここは、on timeと off timeが ある。


D-76を使った事が無い


 意外に思われるかも知れないが、未だに D-76を 使った事が無い…

 1ℓ用の粉末のパッケージを 一つ買ってあるけれど、ずっとしまい込んだままだ。

 たまたま 最初に現像しようと思ったフィルムは Tmaxだったので、最初に使った 現像液は Tmax developerだったし、その後 それ以外の フィルムは 同じKodakの XTOLを 使い続けている。(一部 R09 one shotも使っているけれど…)

 実は、ここからが 自分の書きたかった事だが、よく写真関係の本で いつも同じ条件で現像する事が出来るので、D-76の1:1希釈での one shot現像を 薦めているが、自分は チョッと違うんではないかと思っている。

 確かに コントラストが 低くて プリントし易いネガが出来るかも知れないが、よくD-76の1:1希釈で処理したネガからの 他人のプリントを 見ることが有るが、何か印画にパンチが無く、さらさらとしていて 粉っぽい印象を受ける。(ライカ判からの 引き伸ばしで)

 確かに 一見 見掛けは シャープな印画に見えるかも知れないが、何か その分失ってしまっているものが あるように思う。(経験の有る方は、解って下さると思うが、本当に 細かい部分まで解像して写っているネガからのプリントは 一見シャープには見えない。僕はド近眼なので 目を凝らせば ある程度見えるのだが、普通に手にとって観る分には コントラストの有る部分以外は 肉眼の分解能では 分離しきれないので、かえって むしろ像が すこし甘く 見えてしまう位なのだ。)

 見た目 微粒子に仕上がるから 1:1の希釈現像というのは、違う様な気がする。

 ただ、上記の話は、自分のネガや そのネガからの引き伸ばしでの実体験に基づくモノでは無いので、自分も比較の意味で 一度 D-76の1:1希釈現像を 試してみなければ…と 思っている。

僕が 大判での撮影に 回帰した訳


 僕が 大判カメラでの撮影に 回帰した訳

・ Mamiya7で この1年間 建築を撮っていたが、やっぱり アオリを使った撮影が したくなった。

・ フジの クイックロードを使って来たが、廃番に なってしまい もう大判カメラも しばらく使う事も 無いかなぁ…と思っていたが、とある方のBlogで ロータリーチューブで フイルムを 自家現像出来る事を知り コレなら 自分でも出来そうと思った。モノクロなら 一応 ここ一年の フイルム現像の 自分なりの ノウハウが(まだ そこまでいかないかも知れないが…)あったので、あとは カットホルダーも 中古で揃えて 自分で詰めれば良いのだと…(実際 中古で 売っているのを 既に見ていたので…)そこまで考えると 俄然 現実味が湧いて来て すっかりその気になってしまった。

・ Mamiya7では、前の記事で書いた通り あまり絞ると 回折現象で 像が 甘くなる。(Mamiya7は、そのカタログに 幾つの絞りで 最大先鋭度を発揮すると 明記してあるので、単なる自分の感覚的なものでなく 確信が持てた)

 なら、開放f値の暗い大判のレンズは 同じ絞りでは どうなんだろう?という思いが 頭をよぎった。また、同じ画角の写真を得るのに、焦点距離が違う。よって当然 ネガの大きさも違う。それは プリントした時 どの程度の 余裕となるのか?

・ 写真の制作において、これからは 常にという訳にはいかないが、新たな領域にも踏み込んでいく事にしていて この1年は ブローニーフィルムでの撮影、現像、プリントを 行って来た。focomat Ⅱcを買い求め 自分をやらざるを得ない状況に 追い込んだ。

 それが 一段落して これからの1年 次の目標ということになると さらに上のフォーマットとへの ステップアップというのが まず 自然に頭に浮かんだ。

 またしても 先に引伸機を 買い求め やらざるをえない状況に追い込む事に… でも、今回 買い求めた引伸機は 完全な状態ではなく まだ組上がっていない。調べても あまり 情報も無い。(コイツに関しては、focomatの時と違い 良い買物だったのかどうか まだ判らない(^_^;)) レンズも まともなレンズボードも 付いていなかったので、勢いで適当に 135mmの引伸ばしレンズを eBayで買い求めたが、どうやら 4×5をカバーする 標準のレンズは   150mmらしい…(._.)

2013年1月5日土曜日

45FA+90mm

  今回は 90mmも 持ち出してみた。



 
開放f値が 大きく 暗いので、構図を 決めるのに難儀する。

粗方の 水平・垂直出しは、外付けのビューファインダーと 本体の 水準器で行っている。

やっぱり こういう時は ジャンボレリーズの方が安心だ。



 室生寺に来ると 灌頂堂が好きなので、どうしても 先に灌頂堂から 撮り始める。

 結局、灌頂堂だけを 撮って 一日が 終わってしまう。

 本当は、せめて 金堂も 何カットか 撮って帰りたいのだけれど…

 五重塔は 観ている余裕も無いかなぁ…



16×20inのプリント

16×20inのプリントを 制作してみた雑感

・11×14in(大四切)の時には、アラが感じられなかったものでも(120にて撮影)、アラが感じられ、結構 ヘコむ。

・上記のアラというのは、11×14inの時は、このネガの粒状感 恐らく半紙程度では びくともせんやろ…と思っていたものでも 簡単に ほころびを見せる。(まだ そんなに 数をプリントした訳では無いので、あくまで DELTA100での話  efkeのR25で撮ったネガも プリントしてみたが、こちらは 半紙程度では びくともしない。)

・アラとは 少し違うかもしれないが、(此処では Mamiya7で撮影したネガを前提に話をするが…) 例えば、43mmや65mmのレンズで写した際に、f16やf22で撮影したものより、f8やf11で撮影したもののほうが 明らかにピントの来ている部分に キレがある。(回折の影響を 受けてない)(もっとも これには 自分で ある程度のサイズまで プリントしないと 気付かないかもしれないが…)自分は 被写界深度を 得るよりも、そのキレの方を大事にして f11で バカの一つ覚えのように 撮って来たが、画によっては、半切まで伸ばすと その被写界深度の少なさに ガッカリするようになった。(もっと絞って撮んなきゃ…と思うようになる。)

・ベタ焼きのトーンと プリントのトーンの差というと、キャリエ効果の差で 説明出来るのかもしれないが…  自分は、11×14inと16×20inにも プリントのサイズの差だけではなく、トーンの繋がりに 差を感じる。16×20inでは、11×14inのとき 繋がったトーンに見えた部分が はしょられているように 感ずる時が有る。

・11×14inまでは、紙が カールしているくらいで、その巻グセの様なものをとって セットすれば 印画紙の平面性については、特に気にする必要は無かった。ILFORDのMG FBでの話だけれど、16×20inの方が 紙が薄く ペラペラで 波打っているのに 驚いた。正直 ビシッと平面性を 保つには バキュームイーゼルが必要ではないかと感じる。(自分は 導入する余裕など無いけど…)また、同じメーカーの 同じ紙なのに 11×14inと16×20inでは 少し感度が違う。(11×14inでは 8秒のところを 16×20inでは 7秒位。最も サイズの差では無く、ロットの差、製造されてから経過した 時間の差かも知れないが…)


・ 上で書いた様に、16×20inの方が 印画紙が 薄いのだけれど、バットに浸かり 薬液が染み込むと かなり重くなる。ピンセットで バットから 取り出して 次の薬液の入ったバットに滑り込ませる時に 、丁寧に扱わないと 折れ曲がってしまい、⌒の様な形のシワが 入ってしまう。

2013年1月4日金曜日

シートフィルムの現像


 シートフィルムの撮影・現像には、ロールフィルムのそれよりも リスキーな部分が多い。

 フィルムを カットホルダーに つめる時、撮影後 カットホルダーから 取り出す時、ロータリーチューブに 詰めて 自家現像する時、ただ、今のところは 現像そのものが失敗した事は無いので、ロータリーチューブの中に 詰め終わって 蓋をすると チョッと安心した気分になる。

 元々、自分には 写真の師匠の様な方は 存在しなかったし、撮影の対象という事までいくと 同好の士 と云う様な方にも 出会わないので、(まさに 孤軍奮闘!)常に 自分で調べ 、学び(盗み取り…(^_^;))、実践していかなければならない。

 図書館の本や 昔の雑誌から 学び取る事も多いが、近年はネット上で 色々な情報が飛び交っているので、銀塩写真を続けていこうと思っている自分には 何より刺激になるし、色々な事を 学び取らせてもらっています。

 自分も 何か提供出来る様な ノウハウが有れば良いのだけれど…(^_^;)

 とりあえずは 日々の 自分の記録として… 他の方の参考になれば 失敗を見せるのも 有りかと…





 カットホルダーに 詰めるときに 変な差込み方をして 斜めになっている。変なふうに 装填しているので、意図した位置に ピントが来てない。

 下部の未露光部は、45FAで無理にアオっているので、蛇腹による ケラれ。







 カットホルダーに シートフィルムを詰め込む(滑り込ませる)のに 難儀して 乳剤面を引っ掻いて 傷にしている。(右側 実際には 爪で引っ掻いて その部分が カブっている)
 
 画面右下隅の未露光部は、これも 45FAで無理にアオっているので、蛇腹による ケラれ。