2022年11月1日火曜日

TMAX現像液

 モノクロ写真のプリントをやり始めた頃…失敗するリスクを恐れて まだ自分で
フィルム現像する事なく街のカメラ屋さんに出していた。
 出来上がったフィルムを受取りに行くと なかなかの御値段… 
リバーサル現像なみやん…と思ったけれど その時はそれ以上は特に気にする事もなく
 家路についたのだった。

 後日、そのネガをプリントしてみて驚いた。

ライカ(の精度)で撮影している という事もさる事ながら 粒状性といい写りといい 
自分が今まで体験した事のないレベルだったのだ。





 そのネガを今回改めて六切りの印画紙にプリントしたもの
最近は その下の余白に当該ネガのベタを焼付けてご本人に渡すのが定番
 















 このネガは、TMAX400なのだけれど、その後 TMAX DEVELOPERを購入して自家現像
するようになったのだけれど この様な感じにはならないのですョ…
 この時の光の廻り具合が たまたま 良かったのでしょうか…

 でも この話ではこれで終わりじゃなくて その時はそんな事気にしていなかったのですが、
この街のカメラ屋さんは フィルム現像をKODAKの現像所(?)に出していて(純正仕上げ)
どうも その辺りが関係しているのではないか…と 思われるのです。



ちゃんとネガスリーブを入れるエンベロープも専用のものです











 

  


僕は 趣味の世界から出発しているので 専門的な事は それについて書かれた文献を
手許に置かないと あんまりハッキリした事は申し上げられないんですが
(そもそも自分で比較実験→検証・考察する材料、環境が揃わないとね…) 
どうも自分の購入していた一液濃縮タイプのTMAX DEVELOPERと 補充液を追加
していくタイプのラボで使われている シーズニングされたTMAX DEVELOPERでは
結果が違うのではないか…そこに違いが有るのではないかと今は思ってます。

 実際に学生時代は T-MAXフィルム一辺倒だったのですが、そのころ現像をお願い
していた 街の写真屋さんでは モノクロフィルムは 一緒くたに モノクロフィルム専門
の現像所に廻されていたらしく その頃の純正処理されていないネガを焼いても
上記の写真の様な感じには一切ならないのです。
 
そうなると 俄然興味が湧いてくるのが 昔の写真雑誌の記事で見る 新鮮な現像液を
補充していく D-76の深タンク現像。通常の現像や1:1希釈の1ショット現像とどの様な
違いが出るのか 一度比べてみたいものです。

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