2013年8月14日水曜日

2013.08.13. フィルム現像


 今回 JOBO DRUMでフィルムを現像し その後 定着まで終えて水洗した際に 一部に 誤って浄水器を通していない水を使ったのが原因だと思われるが、フィルムの乳剤面が ザラザラ ブツブツと荒れて(ハレーションコート側も荒れているので 此方にも 薄っすら何か塗布されたモノが残っているのだろうか?) 細かい鉄粉が突き刺さった様になっていて驚いた。(シートフィルムでは初めて)





 遡ること 丁度一年前(去年の夏)、僕は毎日の様に ブローニーフィルムを現像していたが、ある時期を境に(丁度 梅雨明け頃からだっただろうか?) この奇怪な現象に直面し 一人解決の糸口を探していた。

 来る日も来る日も現像していたが、その都度 発生した。

 出入りしているカメラ屋さんでも 或る程度の年齢の方で 一通りの暗室作業をした事が有ると思われる方に 今回の件を尋ねてみたのだが(状況はキチンと説明出来たと思うのだが…)その事象を明確に把握して的確なアドバイスを出して下さる方は いなかった。

 仕方無いので 考えられる要因を 一つずつ当たって行く事に…。

 自分がフィルムの現像を始めたのは おととしの春先 丁度あの大きな震災が有った頃からで その年の夏も モノクロフィルムで撮影していたが まだライカでパシャパシャやったのを 週末辺りに現像している程度だった。(あの頃は ただ楽しくて仕方無かったなぁ~)

 フィルムで ガンガン撮影する様になって 初めて迎えた猛暑だったので 最初はてっきり 撮影前、撮影後のフィルムの保管が悪くて 逝かれてしまったのかと思っていた。

 だが、常に冷暗所で保管 撮影も身近な対象で済ませ 即 現像してみても発生する。

 次に 当然のごとく水を疑い 近所のスーパーで作って(精製して?)いる水を貰って来てそれを使って現像してみたが これも駄目。

 その後 薬品やら何やら色々変えて試してみたが それでもダメで 途方に暮れながらも 毎日の様に現像していた。

 不思議だったのは この現象が 135(ライカ判)では発生せず ましてやバライタ紙でのプリント作業などでも 一切発生していない事だ。

 そして ひと月以上経った或る日 水洗時間をいつもより ついうっかり長引かせてしまい 鉄粉が突き刺さった(食い込んだ)様なザラザラしたものが いつもより成長して 最終水洗前より大きくなっている事に気が付いた。「これだ!」

 原因は 水に有った。自分はホームセンターでカートリッジ方式の簡易な浄水器を求めて 現像作業の一切をそこから浄水されて出て来た水のみで行う事で問題を解決した。(自分の家の近所のスーパーで 無償で分けて貰える 精製水は信用出来ない事になる…)



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